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映画『カメラを止めるな!』の感想/こりゃ騙された!www 「前半40分」のつまらなさは後から面白くなるから最後までちゃんと見ろ

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映画『カメラを止めるな!』を観たのでその感想を述べます。

 

とにかく言いたいのは「どんなに最初の40分がつまらなくても、我慢してちゃんと最後まで見てくれ」ということです。

 

「最初の異常なつまらなさ」は計画されたものです。騙されないように!www

 

そのつまらなさをまずは味わうのがこの映画の楽しみ方と心得よ! 絶対後半面白いからねwww 冒頭10分くらい見て「はいゴミー!!!!」と停止ボタンを押さないように。

 

 

よく言われるのですが前半40分はめっちゃつまらないです。僕も今回初めて見ましたが、つまらなかったです前半。DVDで観たんですけど、何度停止ボタンを押そうと思ったことか。それくらいつまらないです。なんでヒットしたのか分からなかった。懲役40分と言っても過言ではないくらいですからねwww それくらい前半はひどいです。

 

ところがこのつまらなさは「計画されたつまらなさ」だったんですね。僕もすっかり騙されました。

 

後半40分で雰囲気がガラっと変わります。で、後半40分を観ると「なぜ前半が面白くなかったのか」が理解できるようになります。

 

なんと言うか、「前半の楽しみ方」みたいなのが後半で明らかになるんですよ。これはズルいですね。びっくりしました。そして面白い映画です。

 

もう一度前半40分を見返したくなりますからね。僕の完敗です。最近見た映画の中で一番面白かったです。いい映画を観れたと思います。ほとんど無名に近い役者だけでやってるってのがまたすごいよねこれ。

 

やっぱり映画は脚本だよね。役者の演技も大事だけど、やっぱり何より大事なのはちゃんと構成練って作られた脚本だよ。

 

映画『カメラを止めるな!』の感想とネタバレ

 

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ネタバレ無しに語るのが難しいんだよね。町山智浩さんが言ってた言葉を借りると「三谷幸喜の映画っぽい」って感じ。

 

三谷幸喜作品好きな人はとりあえず面白いと感じるんじゃないかな。

 

さて、ここからは先はネタバレ。

 

どういう話か知ったうえで観たいって人向けです。まだ観てない人はあまり読まないほうが良いです。やっぱり先入観無く見るのが一番楽しいからねこの映画。とにかく前半の40分は耐えるべき。

 

ひと言で言うとこの映画って「撮影の裏側でどんなトラブルが起きていたか」を温かく見守るコメディなんだよね。ゾンビ映画じゃないから全然www

 

前半で映画を1本見せられるんだよ、劇中劇。

 

で後半でその劇中劇がどのように作られたかってものを見せられる。

 

もうトラブルの連続なんだよね。そもそも役者がくせ者ぞろいで扱いがめんどくさいし、交通事故で撮影当日に欠員出るし、その穴を埋めて監督自ら出演することになるし、酔っ払い出るし、うんこ漏らしそうになるし、もうキリがないね。

 

それを現場のスタッフと監督とキャストが一丸となってなんとかその場を取り繕いつつ、映画(番組)をなんとか終わらせるんだよね。前半の映画を観ていると色々と変なところがあるんだけど、後半を観てその意味がちゃんと分かるんだよ。すっきりするから安心。謎は謎のままかと思ったら謎じゃなくて涙ぐましい努力とハプニングとトラブルなんだよなwww

 

熱血っていうか、プライド?って感じか。

 

番組に穴を空けられないっていう矜持。これを守る戦い。

 

トラブルを埋めるためのアドリブがどう活きていたのか、それが分かれば途端に前半40分が面白くなるんだよな。

 

まとめ

 

エンディング中の映像がもっとも複雑だったね。

 

気付いた?www カメラ多過ぎだろwww

 

そもそもの構造が複雑だから、頭がこんがらがってくるよね。入れ子構造が多すぎる。

 

カメラマンって設定のキャラを映すカメラマンって設定のキャラを映すカメラマンって設定のキャラを映すカメラマン?みたいな、いやちょっと自分でも分からない。落ち着いて考えないと分からないけど、ホント難しい設定だわ。

 

いや、エンタメとして見る分には何も問題ないんだけど、一瞬の映像を考察し始めると訳が分からなくなるわwww

 

何回か見ないとダメだねこの映画。