2018/03/18 更新
パソコンのOSが「Windows 10」だと、標準で「Windows Defender(ウィンドウズディフェンダー)」というウィルス対策ソフトが付いてきます。
「Windows Defender」は「無料」の機能です。
(※Windows Vista以降のOSには標準搭載されています)
なので、結論から言うとライトユーザーにウイルス対策ソフトは必要ありません。
この記事ではその点について解説します。
むしろパソコンに詳しくない人が、ウイルス対策ソフトをごちゃごちゃインストールすることで、かえって事態が悪くなることがあります。
たとえば、WindowsやMacOSのアップデートによってアンチウイルスソフトが機能しなる場合があります。
また、気付かないうちに機能が停止していたり、安全なサイトなのにアクセスできなくなったり、複数のウイルス対策ソフトを使うことで挙動が重くなったりします。
ですからパソコンに詳しくない、初心者の人はとりあえずWindows10に標準で搭載されている「Windows Defender」を使っていればそれで十分です。
ウイルス対策ソフトは、必要ありません。
- ウイルス対策は「Windows Defender」だけで十分なのか?
- 比較サイトで「Windows Defender」の評価をみて見る
- 第三者機関による「Windows Defender」の評価も確認する
- 「Windows Defender」で十分な人/不十分な人
- 1年使ってみたけどウィルスに感染しなかった
- まとめ:ライトユーザーは「Windows Defender」で十分である
- 「AVG」という無料ウィルス対策ソフト
- 有料のウィルス対策ソフト4本
- 【おすすめ】ルーターにウィルス対策ソフトを入れる/Wi-Fiごと対策できる
- まとめ
ウイルス対策は「Windows Defender」だけで十分なのか?
この記事のテーマは
- 「Windows Defender」があれば、ウィルス対策ソフトを別に購入する必要は無いのか?
です。
この疑問に答えます。
結論を先に言ってしまうと、
- ライトな使い方(調べもの、音楽、動画などを楽しむ程度)なら「Windows Defender」で十分である。(=ソフトはいらない)
という答えになります。
冒頭で述べた通りですね。
どういうことか。具体的に考えていきましょう。
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1.Windows Defenderだけで1年間過ごしてみた/問題なし
実験してみました。
実際に筆者(この記事を書いてる人)が、1年間「Windows Defender」のみの状態でインターネットに接続して、ウイルスに感染するかどうか試してみたんです。
※2018年現在も使い続けています。(2年間ウイルス感染なし)
その結果、ウィルスに感染するということはありませんでした。
(証拠画像は記事中にあります)
(証拠画像は記事中にあります)
なので「Windows Defender」とは別に、新しくウィルス対策ソフトをインストールする(購入する)必要は無いと考えます。
2.無料の機能には限界がある/不安ならソフトを買う
ただし「無料」の機能には限界があることは、言うまでもありません。
インターネットバンキングや株取引、クレジットカードでネットショッピングを楽しむ場合など、頻繁に個人情報を扱う人にとっては「Windows Defender」だけでは不十分と言えます。
その時は有料の「ウィルス対策ソフト」を買って、PCに導入してください。
もちろん、最初からウィルス対策ソフトを導入していれば、より安心できます。
ウイルス対策ソフトは、こちらの記事でおすすめを紹介しているので参考になさってください。
3.ウイルスバスターをWi-Fiルーターに入れて使う(おすすめ)
おすすめの方法としては「ウイルスバスター for HomeNetwork」をルーターに接続することです。
ウイルス対策ソフトでもいいのですが、個々のPCやスマホ個別ではなく、ルーターに直接ウィルス対策ソフトを導入すれば、Wi-Fiでインターネットに接続しているすべての電子機器にセキュリティ対策ができます。
PCやスマホ、タブレット、PS3やPS4などのゲーム機に至るまで、いっぺんにウィルス対策ができる点が大変便利です。(動画による説明もあります)
最終更新:2018/03/18
比較サイトで「Windows Defender」の評価をみて見る
まず、ウィルス対策ソフトの比較サイトで情報を収集します。
「Windows Defender」の評判をみて見ると以下のようなコメントが付けられていました。
Windows Defender:無いよりはマシウイルス&スパイウェア対策性能はあまり良くありません。他のセキュリティソフトを何も入れないよりはマシという程度です。
なかなか厳しい評価ですね。
しかし「そこまでひどいものなのか?」という疑問も同時に浮かんできます。
なぜなら「Windows Defender」は「Microsoft」が作った機能だからです。
そもそも「Windows Defender」は、パソコンに不慣れで「ウィルス対策ソフト」を導入せずにインターネットにうっかり接続してウィルスに感染する人が続出したからこそ「Windows Defender」が標準搭載されるようになった、という経緯があります。
「Microsoft」がそんな「穴だらけ」のウィルス対策で良しとするでしょうか?
もう少し詳しく検討してみましょう。
第三者機関による「Windows Defender」の評価も確認する
「Windows Defender」について調べていくと、こんな記事が出てきます。
まさに僕が知りたいことが書いてあります。
当該記事では「AV-Comparatives」という第三者機関の調査結果を用いながら解説しています。
第三者機関の調査ということであれば、かなり信憑性の高い情報と言えますね。
記事に出てくる「偽陽性(誤弾き)」という概念は今回初めて知りました。
概念を理解すると「なるほど!」と思いました。
概念を理解すると「なるほど!」と思いました。
詳細は記事を読んでいただければ良いのですが、「Windows Defender 」に対する評価を簡単にまとめるとこんな感じです。
- 「Windows Defender 」=なかなか優秀。(調査結果から)
- 「誤弾き」が多めではあるが、ウィルスのシャットアウト率は「なかなか良い」。
要するに、「Windows Defender」の性能は「そこまで悪くない」という評価です。
「Windows Defender」で十分な人/不十分な人
先ほど参考にした記事を読み進めると、最後に「Windows Defender」で十分な人とそうではない人についてまとめてくれます。
こちらについても私なりに要約すると、ざっくりとこんな感じかと思います。
「Windows Defender」で十分な人(ライトユーザー)
- 大手企業のサイトや有名なページ、そのほか一般的なウェブページの閲覧がほとんど。
- 外国のサイト、アダルトサイト、そのほか怪しげなウェブサイトを見ない。
「Windows Defender」では不十分で危ない人(ヘビーユーザー)
- 個人情報を多く扱う。
- ネットショッピングを日常的かつ頻繁に行う。
1年使ってみたけどウィルスに感染しなかった
さて僕のPCの使い方を上の2つのパターンに当てはめると、「ライトユーザー」でした。
したがって「Windows Defender」だけで1年使ってみましたが、ウィルス感染は以下の通りゼロでした。
※それからさらに1年使って、合計2年間使い続けていますが、やっぱり問題ありませんでした。
▼「Windows Defender」のスキャン状態
(2016年にPCを買って以来、約2年間「Windows Defender」を使っているが特に問題は起きていない)
そこまでリスクのある使い方をしていませんからね。
メインの使い方としては、
- インターネットで調べものをする
- ブログを書く
- 映画を楽しむ
- 音楽を楽しむ
- YouTubeを見る
- Twitterを更新する
この程度の使い方なら「Windows Defender」で十分だと言うことです。
たまに「フルスキャン」機能で「本当にウィルス感染してないか確認する」くらいのことはやっていましたが、結果は「感染ゼロ」でした。
▼「Windows Defender」の画面
2018年現在も「Windows Defender」を使い続けている。
「Windows Defender」以外には、特にウイルス対策はおこなっていない。
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まとめ:ライトユーザーは「Windows Defender」で十分である
- 調べもののためにWebブラウジングするだけ
- ブログ書くだけ
- YouTubeを見るだけ
- ニュースサイトを見るだけ
このようなライトなユーザーは「Windows Defender」で十分と言えます。
「Windows Defender」とは別に新しくウィルス対策ソフトを購入する必要は無いです。
僕が思うに、冒頭の比較サイトで「Windows Defender」が酷評されてたのは恐らく求めるレベルが高いのだろうと思います。
確かに「有料ソフト」に比べたら、セキュリティレベルが劣りますからね。
「AVG」という無料ウィルス対策ソフト
基本的には、「Windows Defender」で不安なら「有料ソフト」を買ってくれ、という結論になります。
ただ、一応「Windows Defender」以外にも「無料ソフト」はあります。
たとえばこの「AVG」というソフトは、無料のウィルス対策ソフトです。
ただし、こちらも「無料」のソフトなので機能は限られています。
完璧かというと不安は残ります。
完璧かというと不安は残ります。
また、無料だからと言って複数のウィルス対策ソフトを動かすと、お互いに邪魔して回線速度が遅くなったりします。(ブラウザやPCの動作が遅くなる)
したがって「Windows Defender」で足りないなら「AVG」でも不足すると思います。
ですから、個人的には「有料ソフト」を買って、ウィルス対策を万全にしたほうが良いと考えます。
有料のウィルス対策ソフト4本
有料ソフトは種類があるので、一気に選択肢が増えますね。
それなりに知名度のあるソフトならどれでも良いと思います。
たとえば、有名どころだと「ウイルスバスター」とか
「マカフィー」とか
「ノートン」とかですかね。
あと「ESET(イーセットセキュリティ)」なんかも知名度低いですが、安いソフトなのでおすすめです。
ウイルス対策ソフトについては、こちらの記事でおすすめを紹介しています。
よければ参考になさってください。
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【おすすめ】ルーターにウィルス対策ソフトを入れる/Wi-Fiごと対策できる
個人的におすすめしたいのは、ルーターに「ウィルス対策ソフト」を導入することですね。
これは記事の冒頭でお話しした通りです。
具体的には「ウイルスバスター for HomeNetwork」というものを使います。
「端末(機械)」と「ソフト」がセットになっているのですが、
端末をルーターに接続することで、Wi-Fi経由でインターネットに接続しているすべての電子機器がウィルス対策済みとなります。
iOSやアンドロイド版のアプリも用意されているので、スマホ上から管理できて便利です。
おすすめですね。
いっぺんにまとめてセキュリティ対策できますから。
▼「ウイルスバスター for HomeNetwork」の公式動画(YouTube)
まとめ
- ライトユーザーは「Windows Defender」で十分。他にセキュリティ対策は不要。
- ヘビーユーザーは「Windows Defender」では不十分なので、ウィルス対策ソフトを別途購入する必要がある。
- 「ウイルスバスター for HomeNetwork」を使えば、ルーターにセキュリティ対策を施せるので、Wi-Fi経由でPCもスマホもタブレットも全部ウィルス対策できるから便利。
最終更新:2018/03/18
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参考資料:
もっと詳しく知りたい方はこちらの専門記事をお読みください。