どうもコモリです。
前回に引き続き『私に天使が舞い降りた!』の第3話を観たので、その感想を述べます。
▼第2話の感想(過去記事)
そんなに深く考えて観てないので短評だけどうぞ。
▼ちなみにYouTubeでも喋ってます
『私に天使が舞い降りた!』公式サイト
『私に天使が舞い降りた!』第3話感想/個人的な感想
シリアスでもほっこり! それがわたてんだ!
まさか、第3話にして僕がもっとも恐れていた「シリアス展開」をぶち込んでくるとは思わなかったぜ!www
でもわたてんはすごいな。シリアス展開をやりつつも作風は損なわず、うまいこと収めてくれた。みゃー姉とひなたは仲良し! やったぜ! って思いました。
さすがにそろそろ僕もネタ切れかなと思いましたが、今回は特にひなた回でしたよね。書きたいことが次から次に湧いてきて筆が捗りますありがとうございます!
第1話、第2話は僕が勝手にひなたに注目していただけでしたが、本格的なひなた回が設けられたのは、恐らくこの第3話が初めてでしょう。
ようやくひなたがわたてんのメインストリームになったかと思うと感動すら覚えます。歴史的と言っても過言ではない。
例によって前半と後半でエピソードが違います。前半は前回までの雰囲気を引き継いだゆるかわなお話。「みゃー姉すごろく」の話ですね。
で、後半がシリアス回。「みゃー姉に構ってもらえない」って話です。
それぞれ順番に感想を述べていきましょう!
みゃー姉すごろく
すごろくってテーマで「みゃー姉」をテーマにしようって提案するひなたがまずぶっ飛んでるよねwww
そしてやっぱり、花、乃愛、ひなたの3人でこの課題にチャレンジするわけだけど、テーマが斬新というか、ひなたの発想だけで持ってる。それでも2人は付いていくんだなあひなたに。
あと小依と夏音に「みゃー姉の誤った情報」をすり込んでいることが面白いわ。「刷り込み」の意味は主にBパートのエピソードから分かる話なんだけど、僕はすでにこれが刷り込みだと思ってる。みゃー姉すごいぞ伝説www
今回新キャラ2人がみゃー姉に対面する流れはやらなかったけど、実際に会ったとき「あれ? 君ちょっと噂と違わない?」って絶対なるよね。早くそんな日が来てくれ。待ち遠しいよ~www
オチとしては「みゃー姉の人見知り」を直すという、治療目的のすごろくだったって感じかな。
まー、確かにみゃー姉は重度の人見知りかもしれないな。妹にすら、改めて注目されてると「笑顔で挨拶」できないなんて、どんだけだよwww コミュ障どころじゃないでしょwww
ただ、それをすごろくという形で直してあげたい、ひなたの優しさが心に染みるね。あと、それに対するみゃー姉も「ひなたが心配しなくて済むように頑張るよ」って答えるの、これもまたいいよね。
「ただし明日から頑張る」ってオチだったとしても、みゃー姉もひなたのことが大切なことが感じられて良かった。姉妹の愛情が相互に確認できた良い回だったと思います。
身の危険を感じた花ちゃんがみゃー姉をビンタするシーンがあったけど、花ちゃんは花ちゃんで純粋にみやこの人見知りを心配しているところもいいよね。貞操の危機があってもその犯人のことを思いやれる花ちゃん、マジ天使!
みゃー姉のアホ!
そしてそんな前半に続く後半ですよ。これがちょっと緊張するくらいシリアスだった。いや、そんなに破局的ではないにせよ、見ていてヒヤヒヤさせられたね。うまく収まってくれて本当に良かった。ちょっと間違ったら作風破壊してたからね。
要するに、みゃー姉が花ちゃんや乃愛ちゃんばっかり構ってて、やきもち焼いたひなたが拗ねたって話ですよ。
まあそりゃそうだよな。普段からベタベタなのは第1話、第2話、そしてAパートみてれば分かるし、そんなひなたは相当みゃー姉にベッタリだって分かってるからね。
それなのに、ひなたの分のかわいい服つくってないとか、一緒に寝ないとか、おそらく風呂にも一緒に入らないとか、コスプレする主役じゃなくてカーテン開ける裏方みたいに扱うとかされたら、そりゃ拗ねますよ。お姉ちゃんっ子なんだから。それも極度の。
ただ、みゃー姉もちょっと悪かったかなと気づいて、すぐにひなたと仲直りする展開、これもスムーズで良かった。
「どうして拗ねてるの?」って聞いて、簡単には教えてくれないのは想定内だから、一緒に寝てあげるし一緒にお風呂も入ろうって誘ってあげるって餌がまずいいよね。チョロいと言えばそうだけど、ひなたが今一番欲しいものだしねwww 落ちるのもしゃーない。
で、お風呂に一緒に入って、ひなたが拗ねてる理由が「構ってくれないから」ってことが分かって、みゃー姉も「そう言えば、生まれたときからベタベタだったなあひなたは」みたいなことを思い出して、ハグして仲直り。一緒に寝てハッピーエンドですよ。
実にスムーズ。あっさり。さっぱり。いいね!
この辺の展開は、やっぱりどっちもこうなんというか、素直だからこそ上手くいったと思うんだよね。
ひなたが拗ねる展開まではさ、他のアニメでもよくある展開なんだけど、ひなたの扱いになれているみゃー姉が「一緒に寝てあげるし、一緒にお風呂入ってあげる」って条件出して、素直に「拗ねてる理由」を聞くのが良いし。ひなたも理由を自ら話すって部分が、超素直でいいよね。ひなたのそういうところ、単純と言えば単純だし、素直でピュアといえばそう。カワイイなあ。
それと、みゃー姉も案外ひなたの扱いになれていて、まあ10年以上の付き合いだからそりゃ扱い方に慣れてるのは当たり前なのかもしれないけど、みゃー姉のほうも言葉にして、素直に「どうして拗ねてるの?」って聞けるのがいいよね。姉妹の絆を感じたね。
どうして怒ってるんですか?
こうこうこういう理由で怒ってます。
って会話、大人になったらしないからね。
あったとしてもTwitter上の煽り文句だから大体www
大人社会に疲れた大人たちは、素直にこのアニメみて癒されればいいと思うよ。
拗ね方も素直だし、解決も素直。さっぱりしていて後味が良い。
Bパート冒頭で、みゃー姉がコスプレ衣装づくりで忙しくてひなたに構っていられなくて、邪険に扱われたひなたがふくれてる段階ですでにこのシリアスな雰囲気は読めたけど、まさかここまでサラッとやってサラッと収拾するとは思わなかった。全然読めなかったね。
普通のアニメだったら、2話ぐらい使って落とし込む内容だよ多分。
第11話でひなたが膨れて、みゃー姉にアホーって言って終わって、第12話で花ちゃんとか乃愛ちゃんの助けを借りながらひなたがなぜ拗ねてるのか理解したみゃー姉がひなたに謝って、ひなたも機嫌直して仲直りして大団円になって、わたてん終わり! 1クールありがとうございました! またみてね! ってなるところだからね。
それを第3話の、それもBパートだけで終わらせてしまうとは、まったく天使ばかりだなこのアニメに出てくる女の子は!www
意外にも花ちゃん動かないんだね。花ちゃんは「ひなたの異変」に気づいていながら、みゃー姉に特に忠告することもなく、アドバイスも無く、ひなたが拗ねてどっか行っちゃった辺りであっさり乃愛と一緒に帰っちゃうし。なんだろうこのクールさ。
花ちゃんの頭脳は、もう先の先まで分かっていて、部外者の自分が出て行くまでもなく姉妹の2人で勝手に解決するだろうって算段があったんだろうか。賢いなあ花ちゃんは。ただ単にめんどくさかっただけかもしれないけどwww
またしても、ひなたがナンバーワンだと証明されてしまったかな。第3話も面白かったです。
意外にも新キャラの扱いが軽い
初登場の小依ちゃんと夏音ちゃんの扱い、軽くね?www
意外だったwww
第2話のCパートの感じからしてもっとひっぱるところでしょ、ここは。
たしかにこれで5人の天使が揃ったわけだけど、やっぱり主要3名は変わらない方向性で行くんだろうか。
僕はそのほうが良いと思うけど、それはそれで小依派とか夏音派の反感を買わないか心配。
面白いキャラの増やし方をしているなあ。
小依と夏音の関係ってなんかいいよね、頼りにして欲しい小依はあまり頼りにされていなくて、大人しそうな夏音ばかり頼りにされるって感じ。
つーか、小依自身が夏音に頼ってるしねwww 本人絶対に気づいてないでしょwww
本当に小依が頼りにされてないんだとするとあまりに酷だし、それはちょっと可哀そうな気もするから、もう少しムードメーカー的な側面を今後出してもらえると、もっと小依のことが好きになれそうだと思ったね。
いるよね、こういうタイプ。課長は「いいぞ頼ってくれて。気軽に相談してくれ」って言うけど、ぶっちゃけ課長って管理職だから厳密には第一線から退いていて、普段は実務に触れてないから相談しても無駄かなーって思っちゃって、あるいは相談したらしたで色々考えてくれるし調べてくれるんだけど明らかに慣れてないのが分かっちゃうから逆に相談したこっちが申し訳なくて結局、課長補佐とか係長に相談しちゃうみたいな展開。あるよね。
小依と夏音の関係は、そんな感じに僕はみたよ。
小依はすごくいい人だけど相談すると、善意からなんだけど事態がかえって悪化する可能性があるからまずは夏音に相談してみようかな、みたいな。そういう風潮、あると思います。
なんというか、わかるかなこういう感じ。僕はそういった雰囲気をあのクラス委員から感じ取った。何の話だよwww
影踏み
これはキャラがどうこうっていうより、僕の発想になかったことをキャラがやったから「ハッとさせられた」ってだけなんだけど。
影踏みパートあるじゃん。Bパートの冒頭に。
あそこで、影から影に移るときランドセルをぶん投げて影を作るじゃん。そこまでは僕も予想できたんだよね。必然的にそういう流れになるだろうし。
でも最初にランドセルで影をつくり、ひなたがランドセルの影に渡ったあと、他の2人のランドセルもつかって影を増やしていくのかなーと思いきや、ひなた自身の影を他の2人に踏ませるんだよね。
あれは意外だった。みんなは想像に容易いのかもしれないけど。僕は思いもよらなかったね。
自己犠牲っていうほど自己犠牲では無いけど、無意識に利他的なひなたを感じた。より一層ひなたの優しさ、愛の大きさ、深さを感じたね。ひなたの愛は地球を救える規模だと拝察いたしました。ありがたやありがたや。
前回の記事でも書いたけど、ひなたはパーティに不可欠な存在だよね。そう言うところもやっぱりバトル漫画なら絶対に欲しいキャラ。
ひなたの愛は重そう
今回のお話から分かるように、ひなたは極端な「みゃー姉好き」です。
べつに、みゃー姉の発言から分かるように、確かにひなたに対するスキンシップの量は多少は減ったかもしれないけど、そこまで突き放したり邪険に扱ったりはしてないからね。
でも、このわずかな扱いの違いにひなたは怒るわけです。どんだけひなたのみゃー姉ラブは大きく重いのか。計り知れませんね。
量ではないんだろうね。質なんだろうね。愛は相対的なものなんだろうね。絶対量の問題ではないんだろうね。普段どれくらい一緒に寝てくれたか一緒にお風呂に入ってくれたか遊んでくれたかが基準で、花ちゃんにもにょっとさせられた第1話以降、明らかにひなたの扱いは軽くなったから、その事実にアホの子ひなたでもさすにが気付いてしまったということですね。
というより、ひなたってあえてピエロってる面もあると勝手に思い込んでいるので、そういう心の動きには割と敏感な方なんじゃないかと思ってます。どっちかっていうと野生の感かもしれないけどwww
ひなたは人間関係のプロフェッショナルですからね。場の空気を読むのが得意なんだ。
お姉ちゃん取られると思ったんだ。かわいいなあひなたは!!!
まとめ
思うんですけど、サブタイトルの「刷り込み」って微妙じゃないですかね?
もっといいタイトルあったと思うんだけどどうでしょう。
「みゃー姉のアホ!」でもいいじゃん。「けんか」でもいいじゃん。ひなたと花のケンカと見せかけて、姉妹喧嘩みたいなミスリード誘ってもいいじゃん。少なくとも「刷り込み」ってタイトルには反対したい。
第1話「もにょっとした気持ち」これはいい。
第2話「サイキョーにカワイイ」これもいい。
なぜ第3話だけ「刷り込み」なのか。解せぬ。
もっとこう、いいやつあるでしょ!
そもそもアニメのタイトル自体、もっと良いのがあったはず。
『私に天使が舞い降りた!』も、まあ天使がたくさん出てくるからいいかもしれないけど、なんか作品のコンセプトを出しきれてない気がするんだよね。
タイトルで損してる気がする。
なろう系ノベル張りにタイトルであらすじ説明してネタバレしろとは言わないけど、なんかイマイチなんだよな「私に天使が舞い降りた!」って。
すごくどうでもいいことが気になってしまった。第3話のサブタイトルだけは認められない。
▼ちなみにYouTubeでも喋ってます
次回のお話(第4話感想)