敵キャラについて少し掘り下げてみたいと思います。
基本的に2人考えています。今日は1人目についてです。
第1の敵 妹を守るために主人公らと敵対する魔法少女
魔法少女の身の上話
シリーズ最初の敵は「ワケアリ系」魔法少女です。
まあ『リリカルなのは』でいうところの「フェイト・T」をイメージしてもらえれば、大体合ってます(笑)
さて、どうして敵対しているのかについてですが、
これは魔法の国の設定から話さないといけないので長くなりそうです。
ちょっとめんどうなので省略します。そのうち書きます。
え~と、敵キャラは「難民」だと考えてください。
魔法の国から地球に逃げてきた難民姉妹です。
魔法の国出身ということで、姉妹ともに魔法少女です。
なぜ魔法の国から逃げてきたかというと、妹が魔法の国(魔法省)に追われているからです。国際指名手配みたいなものです。
捕まったら殺されます。
でも妹ちゃんは病弱で、しかも「悪法もまた法なり」と考えているインテリです。
だからお姉ちゃんが半ば無理やり連れて逃げてきました。
なぜ魔法の国から追われているのかというと、妹の「ある予言」が原因です。
というのも妹の魔法少女としての能力は「予言」です。ちょっと先の未来が見えます。
どこの世界でも同じですが、都合の悪いことを言う人は嫌われます。
しかもそれが真実に近かったらヤバイです。消されます。
魔法の国はとんでもないディストピアの設定なのですが、妹ちゃんの予言によるとそれが「滅ぶ」というのです!
これは不吉極まりない。
だから追われています。
「ヤツを殺せば『予言』も無かったことになる。だから魔法の国も滅びない!」という実に馬鹿馬鹿しい理屈です。お粗末でガバガバな設定ですね。
でも、日曜の朝に放送する程度に子供向けなので、そのくらいでいいんです(真顔)。
で、お姉ちゃんは「妹LOVE」です。当然、魔法の国を裏切りますよね。
いえ、色々悩んだんですがね。
姉は魔法の国の、それも魔法省のエリートでした。
魔法省勤務と言えば、エリート中のエリート。
むしろ、仕事として色んな人の「暗殺」を手がけてきました。
ソ連の内務人民委員部、KGBみたいなもんです。
最初は、その姉に自分の妹を殺せと言う畜生な命令が下っていたのですが、最初は穏便にすっとぼけてたのですが、最終的にはそうも行かなくなり、無視することにしました。魔法の国を裏切ります。
ということで、「裏切り者には死を!」
おめでとう!
姉妹ともども抹殺命令が発せられました。
そこで逃げてきたのが地球というわけですね。
地球は、魔法の国からすると「地方」です。
追手は来るでしょうが、少し時間が稼げます。
しかし、捕まるのは時間の問題であることに変わりはありません。
姉は考えますが、なかなかいい方法が思いつきません。
そこで現れたのが「謎の魔導師」です。
「地球には、集めた者の願いを叶える魔法の石がある。それを集めればよい」
謎の魔導師の目的は不明でしたが、確かにそういう「魔法の石」があることを姉は知っていました。彼女もエリートですからね。元魔法省の人間ですから、そのくらいの国家機密には通じています。
どうやら確からしい、ということで魔法の石集めに乗り出します。
「ヤツが何かを企んでいるのは間違いない。しかし、方法は無い。全部集めて幸せを願うしかない」
お姉ちゃんは妹のために命を賭して、魔法の石を集めることに決めます。
謎の魔導師はニッコリです(意味深)
一方、魔法省から主人公に命令が下されます。
「極悪人が地球に潜伏している。略式裁判にて処刑せよ」
「地球に散らばってる『魔法の石』を即刻回収せよ。悪人の手に渡ると地球が危ない」
とかなんとか、適当に理由をつけて国際手配です。
主人公も、魔法の国が認めるエリートです。
魔法の国としても地球に自前の刺客を送るのは手間です。
だから、もともと地球の住人たる主人公に仕事として抹殺を依頼します。
でも主人公もバカじゃありません。むしろ賢い中学生です。
魔法の国の言う事が全部正しいとは限らない。
魔法の国がヤバそうなことは実は、内心気付いています。
とは言え、主人公には後ろめたいことがあります。
なので表面上不満や不信感を漏らさず、職務に専念します。私情を殺します。
さて、これで主人公らとライバルは敵対することになりました。
「魔法の石を集めたい姉妹」VS「魔法の石を回収したい主人公」の構図です。
う~ん! 『なのは』だね!!!www
ごめん、すごい既視感。焼き直し感。
でも、少しオリジナリティを感じ取ってほしい。
描きたいのは「姉妹愛」だからね。
美少女姉妹がイチャラブしてるの、最高じゃないですか。
だからこういう設定なんです。ぐふふ
「愛」の力に目覚めるお姉ちゃん
色々あって、お姉ちゃんの負けが確定します。
もう半狂乱でしょうね。
「守りたいけど、もう守れない。敵(=主人公)には勝てない」
この無力感というか、絶望感というか……
お姉ちゃんの気持ちを想像していただきたい。
どうです? ワクワクするでしょう? 神作画で見てみたいでしょ?
私は見てみたいです。ゾクゾクします。
魔法の国の魔法は、前回言ったように「負の感情」が力の源です。
でもこの姉妹は、根が優しい人たちですから「負の感情」が弱いんですね。
面白いことに、主人公のことを強く憎もうと思っても、あんまり憎めないんです。
まあ色々物語的に良い話があったんでしょう。
ということで、姉妹は負けます。
(妹ちゃんは戦わないけど)
そこに第2の敵が現れる!
さすがにこの結末は後味が悪い。
だから主人公も油断します。
べつに相手が善人なら「魔法の石」を渡しても、地球は滅びないわけです。
むしろいい人に使ってもらって、それで魔法の石が消えれば万事解決です。
そう思って、主人公はすでに回収した魔法の石をお姉ちゃんに渡そうと考えます。
魔法の石が全部そろった瞬間、お姉ちゃんは愛の力に目覚めます。
要するに、自分の魔法系統が変わったわけですね。
これまでは「負の感情魔法」だったのが「正の感情魔法」になったわけです。
その瞬間、新たな敵が現れます。
そうです、謎の魔導師です。
あ、ごめん、なんか考えがまとまらなくなってきた。ごめん。
そのうちリライトするわ。(適当感)
追伸
お気づきだろうか?
『霊媒師いずな』の「パンチラ喫茶まぢか・ドギカ」の話も若干混ざっていることに……。