第3話「妄想だったのだろうか」を視聴した感想を述べます。
▼2019年の面白いアニメまとめてみました(2019/12/31追記)
今回のあらすじ
亜里亜は兄と幸せな日々を送っていた。
(引用:http://ponpokonwes.blog.jp/archives/66776208.html)
ある日、平穏を破って親戚と警察が自宅に踏み込んでくる。
親戚「腐乱臭がするってご近所で噂になってるよ!? しっかりして亜里亜!!!」
(引用:http://ponpokonwes.blog.jp/archives/66776208.html)
亜里亜「え……?」
(引用:http://ponpokonwes.blog.jp/archives/66776208.html)
振り返ると、そこには兄・貴春の腐敗を通り越して「ミイラ化」した遺体が横たわっていた。
(引用:http://ponpokonwes.blog.jp/archives/66776208.html)
一方、我聞は徘徊していた。
稜歌の二面性が分かった。
オカマのマスターもなんか企んでそう。
個人的な感想
今回は面白かったね。
いやー安心しましたよ、ようやく面白く感じました。
ずーっと批判してきたようにクソつまんない展開ばかりでしたからねえ、危ないところでした。
でも不思議ね、具体的にどこが面白いか言語化できないのwww
「ただ何となく面白いような」ってだけ。
最後でチラッと出た「集団自殺」の件も、今はそれほど意味を感じていない。
「へぇー」って程度。
(引用:http://ponpokonwes.blog.jp/archives/66776208.html)
だから相変わらず書くことねーーーーーーーーーーーーーーーーwww
亜里亜「妄想だったのだろうか」
これこれこれ! これですよ! 今回気に入った部分!
亜里亜のつぶやきがサブタイトルってのが痺れた。
ここ、なんかすごく個人的に好き。
みゆきちの声が好きって以上に気に入ったシーン。
どこまでが現実だったのか。どこから虚構だったのか。
どこまでが正気だったのか。どこから狂気だったのか。
どこまでが正常だったのか。どこから異常だったのか。
こういう「わけが分からなくなっていく」感じ? っていうんですかね、そういうの好き。例えるなら今敏監督の『パプリカ』だね。
このアニメを初めて観たとき衝撃を受けたんですよね......。
じわ~っと発狂していくシーン。ぼく全然気づかなかったもんね、徐々にセリフ回しがおかしくなっていることに。
違和感はあったけどそこまで注意して見てなかったから1分30秒あたりの「五人官女だってです!」で、ようやく気づいた程度の観察力。
ぐにゃ~っと嘘と真が混ざっていく感じ。好き。
たしかパプリカの後半部分にあったと思うけど「公園のブランコ周りの柵を飛び越えようとしたら、実はマンションのベランダから飛び降りようとしていた」みたいなくだりとか。
世の中そういうもんでしょう?
何が「正義」で何が「悪」なのかさっぱりわからない。
他者を見て「あ、こいつキチガイやな」と思っても、それを裏付けてくれる証拠はどこにもない。
そもそも自分が「正気」なんて保証がない。自分の判断基準すら怪しい。
疑いだしたらきりがない。そういう「おっかない世界」に我々はおかれているわけですよ。ヒェ! 一言で表すと次の画像かな☆
橋本奈々未さんのこども相談室も、そんな彼女だからこそ出来たんですね。 pic.twitter.com/d4qXMm9sQC
— 考えるカカシ (@abokadogamuri) 2016年10月21日
「亜里亜」=「腐乱死体とおままごとしてたヤバイ奴」って理解は、確かにその通り。間違っちゃいない。
でも亜里亜自身も「今」はそう思える。今の亜里亜は正気なんです。
でもあの頃はおかしかった。自分でもそう思える。でもあの時は、おかしくなろうと思っておかしくなったわけじゃない。じゃあいつからおかしくなったのか。
自分でもわからないんですねえ~……。
そして誰にもわからない。
だから亜里亜の「妄想だったのだろうか」に意味があると僕は思う。
こういう心境が想像できたから、今回は面白かったかな。
まとめ
「とっかかりを得た」という意味では、僕にとってこの第3話はとても意味ある回でした。
レギュラー陣があまり好きではないので、亜里亜というキャラを追って行けば芋づる式に物語全体が分かる構造だとありがたいんだけど……。
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