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在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

「ラブライブ!」は穂乃果がやっぱりナンバーワン! 第1期の考察とか色々なキャラ考メモ

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劇場版を映画館で観て、あれで僕の中のラブライブは完全に終わったはずでした。

 

ところが、ふと今週は第1期第1話から見直してみたんですが再燃したよね。笑
昨日で最終回まで全部見ちゃいましたよwww

 

いやあ、不思議なものですね。

 

また「ラブライブ!」熱が戻ってきたんです意外にも。

 

ラブライブはアツい気持ちにさせてくれます。
本当にいい作品だと思います。心の底から。

 

不死鳥は灰の中から蘇ります。


僕も劇場版ラブライブ!で真っ白に燃え尽きたはずだったんですが、完全燃焼したからこそ残った灰の中からまた甦れそうな気分です。

 

ラブライブについて、僕の「楽しみかた」を語ります。

 

 

 

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高坂穂乃果という起業家

 

 

全編通して思うのは、穂乃果のカリスマ性です。
起業家精神といってもいいかもしれません。

 

「やるったらやる!」

 

この言葉に現わされているように、誰に反対されても、たとえ誰にも見向きもされなくても「やりたいから、好きだから」という単純な理由で簡単に新しいことを始められるフットワークの軽さが穂乃果のいいところだと思います。

 

穂乃果は「起業家」だと思う理由です。

 

μ'sというベンチャー企業

 

 

僕は、基本的に箱推しなのでメンバーにこだわりは特に無いのですが、穂乃果のカリスマ的発想(とっぴな思いつき。でも方向性は合ってる)に支えられるμ'sというグループもまた、危うくも僕は好きです。

 

こと・ほの・うみで始めたアイドル活動は、最初グループ名さえありませんでした。
まさにベンチャー企業の始まりを目の当たりにしたかのような、ものすごい熱量を感じました。最高です。疑似的ではありますが、創業の雰囲気に浸れた気がします。

 

しかし終盤の「ことりショック」で露呈したように、穂乃果が欠けると途端にμ'sというグループは瓦解します。空中分解します。機能不全に陥ります。それが危うさです。

 

1人いないからといって成り立たないような会社はクソです。
属人化の極み。そういう会社はダメな会社です。早々に潰れます。

 

3人から9人へ。そして僕を入れて10人へ。
あのグループは回を重ねるごとに有能な人材を取り入れ、量的に拡大していきました。

 

3人で、しかも幼少時代から付き合いのある親友同士で仲良くやっていた時代は、意思疎通は「ツーカー」です。コミュニケーションのあり方や運営方針など、穂乃果任せで全てうまくいってました。

 

しかし、そのベンチャー気質が抜けないまま想像以上にデカくなっていった。

 

倍どころか3倍以上になったグループを穂乃果ひとりで全部面倒見るのは荷が重すぎます。結果論にはなりますが、将来を見据えて一度ビジョンを整理する必要があったのかもしれません。

 

でも! あれがμ'sです! 弱さと強さを併せ持つグループなんです!
色々考え過ぎちゃう慎重で堅実な穂乃果なんて、穂乃果じゃありません。
僕はこの危うさも美しいものだと思います。結末を知っているからこそなおのことです。

 

9人ないしは10人になったμ'sは、すでに穂乃果だけのものでは無くなっていました。

 

3人の時代なら穂乃果が辞めると言ったら辞められたかもしれません。
しかし9人の夢を出し合ってつくったのがあのグループです。

 

穂乃果の決断でμ'sを潰すのは、みんなの夢を潰すことです。あまりに傲慢です。
とは言え穂乃果というエンジンがなければμ’sは動かない。

 

みんなで叶えるために戻ってきた穂乃果が最高にカッコいいです。

 

穂乃果がμ'sのそんな危うさを自覚したうえで、なお再チャレンジを宣言する最終回は涙が出ました。いい話です。勇気と元気を貰えます。

 

園田海未は諫言できる/南ことりはエンジェル投資家

 

 

常識人ポジションの海未ちゃんの立ち振る舞いも結構好きです。
終盤の「ラブアロービンタ」は、まさに海未にしかできなかった諫言の形だったと思います。

 

例の修羅場における1年生トリオの行き場の無さがどうしようもなく好きですが、まあそれは置いといて、やっぱりあの「ビンタ」をみて園田の忠臣っぷりがうかがえます。大好きです。海未ちゃんのそういうところ。

 

エリチも常識人ポジションですが、所詮は「学校を救えなかった人」です。
あくまで常識の範囲でしか考えられません。またエリチが忠告しても穂乃果は聞く耳持たなかったでしょう。

 

でも穂乃果だけだとそれはそれで自爆します。
出力を間違うと、あの人の熱量は自分自身を傷つけます。

 

だからこそ海未ちゃんが大事です。
穂乃果が方向性を決めて、細部は海未ちゃんが決めて軌道修正していく。

 

穂乃果ちゃんだけだとメルトダウンするか原子爆弾になります。
海未ちゃんという制御棒で穂乃果ちゃんは原子力発電所という夢のエネルギーになります。(なお、使用済み燃料はランチパックの模様。無害です)

 

そういう役割分担が良かったです。
穂乃果が「アイドルになる」と決め、海未が「じゃあまずは階段ダッシュから基礎体力の向上を」と進めていく2話が象徴的でした。

 

一方のことりちゃんは穂乃果の応援が主な仕事だったと思います。
応援と言うとバカっぽいですが、あの子は基本的になんでもこなせるので有能な右腕としても大活躍していたと思います。

 

しかも「自分には思いつきそうもない、面白いことしてくれそうだから」という実にほのキチな論理で穂乃果を後押しする姿は、まさにエンジェル投資家。差し出すのはしなやかな身体。(アイドル活動に付き合うという意味で)

 

穂乃果株なら迷わずチップをベット。そんなギャンブラーでもあります。(値上がりを確信してるので全てベットできるのがことりです。負けるとは思ってません。かっこいい)

 

穂乃果のアイディアをすぐに具現化して穂乃果に見せる。穂乃果の反応を見る。
そんな姿勢がことりちゃんの良さだと思います。

 

しかし、ことりは正道を行くタイプです。
穂乃果が必要としないとアメリカに飛んで行っちゃいます。

 

ことりにとっては、恐らくアメリカ留学が正解だったのだと思います。
言うなれば、アメリカのイケイケな大企業に引き抜かれたような形です。

 

どう考えても穂乃果率いるベンチャー企業では、ことりは役不足。
給料は安いし、休日は無いし、待遇はもう最悪です。
残業続きの寝不足をアルパカモフモフで紛らわす始末です。

 

でも穂乃果と一緒が一番楽しいんです! 脳汁が出るんです!

 

幼少時の「木登りの話」よろしく、今も忘れられない感覚なのかもしれません。
穂乃果と生活を共にすることは「もっと! もっと面白いことを!」と体が求める危険な遊びなのかもしれません。


しかし留学がことりにとって正解。
賢いことりは正道を行くから自分では残るというアホな決断ができない。
だからことりは穂乃果という「悪」に引き留めてほしかったのだと思います。
女の子は優等生より不良が好きです。

 

穂乃果が空港まで追いかけてきてことりの腕を「がしっ!」っと掴み、「行くな!」と渡米を阻止する姿にまた涙しました。

 

「ずっとその言葉待ってた!」と言わんばかりのことりの表情が、狂おしいほど好きです。

 

やはりことりが好きな穂乃果は、ことりの将来を見据えて留学を勧めるような常識人じゃなく、刹那的なわけ分からんパーリィのためにことりを必要とする自分勝手な人なんだと思います。

 

ワイもハノケチェンに乱暴に扱われたい。

 

 

矢澤にこはブレないアイドル哲学者

 

 

あと久しぶりに見て思ったのは矢澤先輩のかっこよさです。
あの人のアイドルにかける思いはガチですね。ガチ勢です。
ライト勢とエンジョイ勢の多いμ'sでは一線を画しています。


矢澤も良いなと思いました。

 

ただ、あの人の場合アイドルのことが好きすぎて哲学の領域に達し、変われなかったことが日の目を見れずにいた理由だと思います。

 

アイドル研究部を事実上潰した罪から目を背けてはいけないと思います。
絶対に曲げない、ブレない姿勢。

 

それこそ矢澤にこのアイドル魂だったのかもしれませんが、それが仲間を遠ざけました。誰にも応援されなかった理由です。

 

一方の穂乃果の営業攻勢には舌を巻きます。

 

「部長! どうすればいいっすか! 部長!」
「衣装決めてください! 部長!」
「曲どうしますか! 部長! オナシャス!」

 

「仲間にいーれーて!」と言えない矢澤の高いプライドを傷つけず、一方でにこっちの仲間に加わりたい本心を確信して、彼女が入ってきやすい環境をつくってフェードインで取り込んでいったのは最高に上手だったです。笑っちゃいました。穂乃果マジパねえ。

 

でもあの人の場合、穂乃果がアイドル始める前からアイドル目指してたわけですから、穂乃果がアイドル辞めるとか辞めないとか、正直どうでもいいんですよね。

 

穂乃果がオーバーワークでぶっ倒れたときも、ラブライブ!出場を断念した時も活動の続行を意識していたのは矢澤です。

 

「あーあ、もう少しだったのにな……」

 

これは矢澤にしか言えない。
創業社長をディスるなんて、とても1年生トリオにはできない。

 

例えるなら、大縄跳びで運動神経の鈍いやつが1人いてそいつのせいで予選敗退した時の感じ。

 

思っても、決して口に出してはいけない言葉。
それが例のセリフです。

 

結局、矢澤にこは穂乃果と「共闘」していただけで、穂乃果の軍門に下ったわけじゃない。だからこそ、穂乃果無き後は別行動したのだと思います。

 

活動休止になってもなお、かよちんと凛ちゃん誘ってアイドル活動続けて、しかもライブまでしようとしてたところとか、めっちゃカッコいいです。

 

(ただし、かよちんと凛ちゃんと一緒にアイドルやってたとしても、結局かよちんや凛ちゃんが着いていけなくなって、またにこちゃんの孤立が起きそうな気がしますが……。忘れてはならない。アイドル研究部を潰したのは、矢澤だ)

 

まとめ:「ラブライブ!」とは「救い」である

 

 

エリチのセリフをひっぱるまでもなく「救い」の物語です。ラブライブ!は。

 

穂乃果によって学校も救われましたし、売れないアイドルYAZAWAも救われました。
エリチもかよちんも救われました。真姫ちゃんも救われました。

 

やっぱり穂乃果がナンバーワンです。
それを再確認できました。ありがとう。

 

メモ

 

大学の経営学がなんとなく、「ラブライブ!」の考察に役に立った気がします。

 

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