※個人的なメモです。
「参政党」が「女性天皇を容認しているから論外」という騒ぎを見ていて思ったのは、なぜいけないのかについて。
同党幹部の認識はどうやら「いざとなったら女性天皇もあり」程度のニュアンスと受け止めていた。でも実は僕もそのような認識だった。なんてったって先例はあるからさ。
・基本は当然男系男子だよね。
・女系なんてありえないよ。
・でもいざとなったら女性天皇もありだよね。
・むろん女性天皇の子供は天皇になれないけどね。
・あと悠仁親王殿下が即位した後の話だけどね。廃嫡なんてしないよさすがに。
・女性天皇は前例があるからね。
消極的女性天皇容認論ってところか。
もし参政党幹部の考えが「できるだけ早く悠仁親王殿下を廃嫡して、愛子天皇待望論」だとしたら論外(まあ某人物が、A宮家バッシングしてる時点でお察しだったりするけど一応)。さすがにそれは無茶苦茶。自分の言う「消極的女性天皇容認論」と「積極的女性天皇待望論(愛子天皇待望論)」は明確に異なる。
でも竹田氏に言わせれば、そんなものはささいな違い。しかも大間違い。保守としてあるまじき認識。「甘い。甘すぎる。それは保守モドキの考え」とのこと。保守を自認するなら絶対に「女性天皇反対」でなければいけないらしい。
しばらく考えても、いまいち理由も分からなかったが、分かりやすい動画を見てよく分かったので記録しておく。考えを改める。「女性天皇絶対反対」に変えたい。事実として先例はあるものの、好んで持ち出す先例ではないということ。倉山氏の言葉を借りれば、わざわざ引っ張り出すほどの先例ではないってやつ。
養子縁組案や旧宮家皇籍復帰案については、以前から知っていたが、
養子縁組のバリエーションというか、例えについて理解が足りなかったと反省。なるほど、そこまでできるのか。思い足らず恥ずかしい。
養子のバリエーション(一例)
└婿養子
└単純養子
└夫婦養子
└夫婦養子(男子の子も含めて全員)
└生まれたての赤ちゃん(特別養子縁組)
確かにここまで方法を考えるならば、「まさかの時の女性天皇」を考えておく必要は無くなる。だって養子の方法を考えれば万策尽きる心配がないから。
また竹田氏の言うように「よく『いざとなったら女性天皇』というが、その時点ですでに男系男子は途絶えていることを意味する訳でありそもそも女性天皇が即位するまでもなく皇統は断絶している。その子が女系かどうか、もはやどうでもいい段階」という認識も全くその通り。
一応「愛子天皇に生涯独身を貫けとは言えない」という部分については若干疑問で、そもそも皇族に人権などないという竹田氏の見解を借りれば別にそれも言ってもいいのでは?とか思いつつ、まあそんなことはいよいよどうでもいいこと。女性天皇まで考える必要性無し。
正直自分の感覚としては某KKや某YHの例え、カンフル剤の例え、カジノの例え、味噌汁理論などについてはやや品位に欠け、リアクションに困ったがまあ番組の趣旨として「面白おかしく分かりやすく、でも真面目に」がコンセプトなのでいいとしよう。目をつむる。
それはそうと、側室は明確に否定される点は興味深かった。ポリコレの観点ももちろんだが、そもそも昔は乳児死亡率が高かったから側室制度があったのであり、乳児死亡率が劇的に低くなった今、側室制度を、予想される強い批判の中あえて復活させる必要は無い、との見解には同意する。
それよりも「保守としてこじらせて皇統を維持するために間違った方向に苦渋の決断して女性天皇容認論」を唱える必要なんてなく、もっと気楽に養子で良いじゃないかという理屈が理解できた。気が楽になった。
先例・男系・直系。養子縁組。