最近お客さんから、こんなものを買い取りました。
(画像引用:http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Sunnyvale/4291/ss-5711_repair01.htm)
これなんて呼びます?
僕は「オシロスコープ」って思ったんですが、本体には「シンクロスコープ」と印字されていました。
「シンクロスコープ」?
「オシロスコープと何が違うの?」
そう思って調べてみると、どうやら「オシロスコープ」も「シンクロスコープ」も同じもののようです。
じゃあ何が違うのかと言うと、「オシロスコープ」は一般名称で、「シンクロスコープ」は岩崎通信機株式会社(岩通/IWATSU)の商品名、という違いがあります。
一般人としてはこのくらいの知識があれば良いですね。
だから「シンクロスコープ」って言われれば、「ああ、岩通のオシロスコープね」くらい思い出せればかなりプロ感があります。
シンクロスコープは「オシロスコープ」の一種だ
結論はすでに書いた通りです。
- シンクロスコープは、岩通の商品名
- オシロスコープは一般名称
なので、シンクロスコープはオシロスコープの一種ということ。
数あるオシロスコープの中でも岩通がつくったオシロスコープがシンクロスコープってことになりますね。
一般名称と商品名(商標)/マジックテープとラジコンとQRコードの言い換えが難しいwww
ということで本題はここまで。
以下雑談ですが、本当は商品名(商標)だけど「一般的な名称」として普及しているものって結構あるよね。
最も有名なのが「ホチキス」。
一般名称としては「ステープラー」が正しいらしいけど、急に言われるとピンと来ないよね。
とっさに「ステープラー、ある?」って聞かれても、「?」ってなるかも。
頭の中で「ああ、ホチキスのことか」って変換できたとしても、「いや、ホチキスって言っとけよ。なにがステープラーじゃ。キザか」って心の中で思ってそうwww
他にも有名なのは
- ウォシュレット(温水洗浄便座)
- セロテープ(セロハンテープ)
- エレクトーン(電子オルガン)
があるね。
でもこの辺はまだいいんだよ。
「温水洗浄便座」って言われたとしても、頭の中でああいうもののイメージが付くし。
「セロテープ」は「セロハンテープ」と併用されることも多いよね。
「セロハン、ある?」とか。「セロテープ持ってない?」とか。まだまだ余裕。
エレクトーンは割と商標感あるから、競合他社が言い換えて「電子オルガン」って言ってたりする。
まあこれも妥当な線だよね。電子ピアノがあるんだから、電子オルガンって言われても違和感ない。
ただ問題はここからよ。
- マジックテープ(面ファスナー)
- QRコード(マトリックス型二次元コード)
- ラジコン(ラジオコントロール)
もうこの辺はさっぱり言い換えが難しい。
「面ファスナーが付いていて便利!」とか言われても、マジックテープのことと気づくまで時間を要しそうwww
「面」と「ファスナー」って字面もダサいしwww
QRコードなんて「マトリックス型二次元コード」だかんね。
レジのカウンターのお姉さんに「お客様~、次回からはこちらのマトリックス型二次元コードが便利です♪」とか急に言われても「は?」って顔しそう。
ラジコンも「ラジオコントロール」って言われれば、略称っぽいから「ああ、ラジコンね」ってなるけど、「radio control」の頭文字取った「RC」って言われると(書かれると)さっぱり分からない。
タカラトミーのように「エアロアールシー」とか言われたら、もうわっかんねえなwww
「レーザー・ディスクは何者だ?」的なノリで、吉幾三みたいな声出しながら「エアロアールシーって何者だ?」って顔してそうwww
あまりに革新的で、他社が追い付けないくらいの画期的な商品をバーンと出して、一気に普及すると商品名以外言い換えが思いつかなくなるよね。
今日調べてみて、改めてそんなことを思った。
まとめ
- シンクロスコープもオシロスコープも同じである。
- シンクロスコープは岩通の商標である。
- オシロスコープは一般名称である。
- したがって、シンクロスコープはオシロスコープの一種である。