格安スマホのスペックや性能はどこをみて判断すればいいのでしょうか。
結局なにを見て決めればいいのかよく分からなくなりますよね。
そこで今回は格安スマホの機種を選ぶときに要チェックな「5項目」を紹介します。
以下「CPU」・「画面サイズと解像度」・「ROM」・「RAM」・「画素数」について解説していきます。
1.CPUは数字が大きいものを選ぼう
まず「CPU」は必ずチェックしよう。
「CPU」はスマホの頭脳とも言える重要な場所です。
この「CPU」がスマホ全体の処理能力(処理速度)を決めると言っても過言ではありません。
なので格安スマホのスペックを見るときは、何よりも先に「CPU」を確認するようにしましょう。
さらにCPUを見るときに確認してほしい項目が2つあります。
それは「コア数」と「クロック周波数」です。
まず「コア数」についてですが、これは「CPUの数」です。
コア数は多ければ多いほど良いです。
なぜなら、コア数が多いということは作業する頭が多いということだからです。
コア数が多いほど処理能力が高いと判断してください。
コアは「数字」で書かれている場合が一番わかりやすいです。
または次のような表記になっている場合もあります。
- 1コア:シングルコア
- 2コア:デュアルコア
- 4コア:クアッドコア
- 6コア:ヘキサコア
- 8コア:オクタコア
- 12コア:ドデカコア
「シングル=1」、「デュアル=4」などそれぞれの対応について分かっていれば、これも間違うことは無いでしょう。忘れてしまった時はもう一度確認するようにしてください。
次に「クロック周波数」も見てください。
クロック周波数は、CPUが1秒間に処理できる仕事の量を表しています。
なのでクロック周波数は高ければ高いほど良いと言えます。
クロック周波数は「GHz(ギガヘルツ)」という単位で示されます。
格安スマホに搭載されているCPUのクロック周波数は「1.2GHz」や「1.8GHz」、「2.2GHz」などが一般的です。
以前の格安スマホは「安かろう、悪かろう」でした。
しかし今どきの格安スマホは「4コア以上」が主流で、性能が高いです。
クロック周波数については、一般的に「1.8GHz」もあれば十分でしょう。
2.画面サイズと解像度に注目しよう
画面サイズは、幅と高さに対する「対角線(斜めの長さ)」で示されます。
主流は5インチ前後のサイズです(5インチ=約13㎝)。
ただし「インチ数」は対角線の長さなので「幅と高さ」が機種によって異なる場合があります。
幅広タイプだと、実際にスマホを手にした時に扱いずらかったりするのでインチ数だけで判断しない方がよいでしょう。
最近は格安スマホであっても7インチに近いサイズの機種も出ており、これはほとんどタブレット端末並みの大きさと言えます。
画面サイズは自分が使いやすいサイズを選びましょう。
次に解像度についてですが、これは「画面の点の数」のことです。
点の数が多いほど、より細かく映すことができるのでより鮮明な画像を楽しめると言えます。
なので解像度を比べるときは、数字が大きいほうがいいです。
主流は「HD(1280×720ピクセル)」と「フルHD(1920×1080ピクセル)」です。
一部には「クワッドHD(2560×1440)」と呼ばれるものもあります。
ではここで「画面サイズ」と「解像度」の関係について整理しましょう。
たとえば、同じ「5.5インチ」の格安スマホが2つあったとします。
片方は「HD(1280×720ピクセル)」、もう片方は「フルHD(1920×1080ピクセル)」だとすると、どちらが鮮明でしょう。
もちろん「フルHD(1920×1080ピクセル)」のほうです。
画面の鮮明さを重視するなら「フルHD(1920×1080ピクセル)」がいいです。
では今度は同じ「解像度(フルHD)」の格安スマホが2つあったとしたらどうでしょう。
画面のサイズが異なっていて片方は「5インチ」、もう片方は「5.5インチ」だとします。
どちらが良いかというと「5インチ」のほうです。
同じ解像度なのですが、「5.5インチ」のほうが画面が大きいため少し「荒く」見えてしまいます。
逆に「5インチ」のほうは画面が少し小さい分、より「高鮮明」に見えます。
したがってフルHDであれば何でもよいわけではなく、解像度は画面サイズとの関係で選んでいくべきです。
3.アプリを使うならROM容量を確認しよう
スマホのアプリは「ROM(ストレージ)」と呼ばれる場所に保存(インストール)して使います。
なのでたくさんのアプリを使うなら、「ROM」の容量が大きい格安スマホを選びましょう。
「ROM」はスマホのパーツの中でも高価なものと言われています。
そのため各社コストを下げるためにROM容量を減らしていることが多いです。
しかし、たくさんのスマホアプリを使いたい場合はROMが大きいものを選びましょう。
自分のスマホの使い方を振り返って、どのくらいのROM容量が必要なのか確認してください。
なお、一般的な使い方をする場合は「16GB」もあれば十分です。
たくさんのアプリや動画を保存する場合は「32GB」は必要です。
4.アプリを複数起動するならRAMもちゃんと見よう
スマホを見る項目として「RAM(メモリー)」というものもあります。
「ROM」と似てますが「ROM」と「RAM」は別のものです。
「RAM」は「アプリの実行時」に使います。
先に説明した「ROM」が「本棚」だとすると、「RAM」は「机(作業台)」です。
「ROM(本棚)」に保存しておいた「アプリ(本)」を「RAM(机)」に取り出して使う、とイメージしてください。
机の大きさが小さいと、本棚から取り出して置いておける本の数は限られますよね。
たくさんの本を一度に持ってきてしまうと机の空きスペースが無くなって読書どころではありません。
これと同じことが「RAM」にも言えます。
「RAM」の容量が小さいと同時に実行できるアプリの数が限られます。
無理に実行しようとすると、先に開いていたアプリが強制終了したり、保存されなかったり、スマホ全体の処理が遅くなったりします。
どういう使い方を予定しているのかにもよりますが、例えばROMが「512MB」しかないタイプだと相当容量が少ないです。使い方がかなり制限されると考えてよいでしょう。
主流は「2GB~3GB」です。
このくらいであればストレスなく使うことができます。
5.カメラの画素数をチェックしよう
写真は「画素数」の大きさで美しさが決まります。
きれいな写真を重視するなら画素数が大きいカメラが搭載されている格安スマホを購入しましょう。
通常、スマホのカメラは「背面(アウトカメラ)」と「前面(インカメラ)」の2つが搭載されているはずです。
風景写真や自撮り(セルフィー)を重視するなら、少なくとも「800万画素」は必要でしょう。
機種のなかには「前面(インカメラ)」が搭載されていないタイプもあるので注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
最低限チェックすべき格安スマホのスペック5つの項目について解説してみました。
格安スマホの機種選びのお役に立てれば光栄です。
ぜひ参考にしてみてください。