消費者庁が注意喚起をしています。
最近増えている「SMS(ショートメール)」等を通じた「偽DMM」の請求はすべて詐欺です。無視でOKです。
動画配信サービスをしている「株式会社DMM.com」は実在する会社なので一瞬騙されそうになるかもしれませんが、本物の「株式会社DMM.com」からSMSを通じてわざわざこのような請求がされることはありません。
偽DMMの請求には騙されないように注意してください!
「偽DMM」の名前のパターン
「偽DMM」は色々な名称を使っています。
消費者庁が調査した範囲では「DMM」「DMM.com」「DMMコンテンツ」「DMM相談窓口」などの使用が確認されているそうです。
架空請求のパターン
- ある日、SMSが届く(未払い料金が発生している、など)
- 電話すると「未払い料金を払えば訴訟は取り下げる」と告げられる
- 「コンビニでギフト券を買い、番号を教えろ」と言われる
- 番号を教えると「実は他にも未払い料金があった」などと、追加の支払いを求められる
僕の場合は「DMM相談窓口」でした。
↓こんな感じでSMSが届くのですが、全部無視しちゃってください。
受信してから数か月経ってますが、裁判所から出頭命令の書面は届いていません。
嘘なんですから来るはずもありません。無視でOKです。
DMM(本物)の見解
消費者庁が以下の事実を確認済みです。
- 株式会社DMM.comは確かに「有料動画サービス」と「無料動画サービス」を配信している。
- 「有料動画サービス」は会員登録が必要であり、前払い方式のため料金を支払わなければ動画は視聴できない。
- 「無料動画サービス」は会員登録が不要であり、誰でも無料で視聴できる。
- したがって、「有料」「無料」を問わず「未払い料金」が発生することはあり得ない。
【まとめ】偽DMMの詐欺にひっかからないために
1.DMMに「未払い料金を支払え」と言われたら詐欺と思っていい
実在する「DMM(株式会社DMM.com)」が後払いで料金を要求することは無い。
未払い料金が発生することは絶対にあり得ない。
2.支払いを急かすのは詐欺のよくある手口
「本日中に連絡が無ければ訴訟に移行します」などと言って、支払いを急かすのは詐欺の常套手段です。冷静に考える時間を与えないためのテクニックです。
本当に訴訟になる場合は、事前に裁判所から書面で通知されるはずです。
いきなり「訴訟」「裁判」はあり得ません。
3.「ギフト券で支払い」はおかしい
未払い料金について、他社サービスである「Amazonギフト券」や「楽天ギフトカード」を使って支払わせるというのはおかしな話です。
「ギフト券で支払え」と言われたら、詐欺を疑ってください。
最後に
お金を支払ってしまってから取り返すのは非常に大変です。
労力も時間もお金もかかります。ほとんど無理と思ったほうがいいでしょう。
だからこそ払う前に考える必要があります。
払ってしまってからでは遅いのです。
どうしても自分で判断できない場合は、以下の相談窓口が開設されているので気軽に相談しましょう。
<相談窓口(局番不要)>
消費者ホットライン 188(いやや!)
警察相談専用電話 #9110