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ペットの犬や猫が死んだときどうすればいいのか|3つの方法のメリット・デメリットを紹介

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【最終更新日:2020/4/24】

 

飼っている犬ペットの猫亡くなった場合、どうすればいいのでしょうか。

ペットの亡骸(死骸)の扱いについては、次の3つの方法があります。
 
  • 自分が所有する土地に埋める(土葬)
  • 市区町村に処理を依頼する(焼却)
  • 動物霊園などの民間業者に処理を依頼する(火葬)
 
時間的な余裕や予算面などを考慮して、飼い主が3つのから選ぶと良いでしょう。
 
3つのうちのどれかであれば、法的にも問題ありません。
 
おすすめは動物霊園できちんと供養することです。
 
お金が一番かかる方法ですが、もっとも丁寧で
 
なおかつ飼い主自身の気持ちの整理が一番付きやすいです。
 

 

ペットの死骸は法的には「一般廃棄物」である

 

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まずお伝えしたいのは、ペットの死体が法律上どのように扱われるかについてです。
 
結論から言うと、
 
ペットの死体は、法律の上では「一般廃棄物」に分類されます。
 
(『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』第2条第1項および第2項)

つまりこれは簡単に言ってしまえば
 
私たちが普段扱っている「燃えるゴミ」と同じです。
 
ただ、これまで家族同然に付き合ってきたペットの死体を「ゴミ」と言い切ってしまうのは抵抗がありますよね。

しかし、法律上はそのように扱われているということをまずは押さえておきましょう。
 
なぜならば、ペットの死体は「一般廃棄物」だからこそ
 
適切に処理しなければ飼い主が罰せられてしまう恐れがあるからです。
 
たとえば、ペットの犬や猫の死体を道路や公園に埋めたり海や河川などに流したとしましょう。
 
このような行為は
 
「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」
 
と規定する『廃棄物の処理及び清掃に関する法律』に反します。(第16条)
 
要するに、ペットの死体を道路や公園、海、河川に埋葬することは
 
不法投棄と同じということです。

これでは、ゴミと扱われた上に、さらに「不法投棄」とされるわけですから二重にペットの「尊厳」を傷つけてしまいます。
 
十分、注意してください。
 

方法1 自身が所有する土地に埋める(土葬)

 

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すでに説明した通り、他人の土地にペットを埋めたり、捨てたり(埋葬)することは法律に反します。

ただし、自分の土地に埋葬するのは自由です。問題ありません。

飼い主が所有する土地(私有地)ペットの死体を埋めれば、処理はそれで終わりです。
 
これはもっとも費用が抑えられる方法(0円)と言えます。
 
ただし、雨や風雪によって一度埋葬したペットの死体が地上に露出してしまうと悪臭などの衛生面の問題が発生します。

また火葬(焼却)したうえで埋葬するにしても、たき火程度の火力や熱では黒煙や異臭の問題が発生します。
 
なので、個人の「庭」程度の土地しか所有していない場合、ペットの埋葬(土葬)は難しいと思われます。
 

メリット

 
  • 無料
  • いつでも供養できる
 

デメリット

 
  • 悪臭など衛生面に不安が残る
 

方法2 市区町村に処理を依頼する(焼却)

 

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都道府県や市区町村などの地方公共団体は、動物の死体を処理する義務があります。

したがって、ペットの死体を自治体に頼んで処理してもらう方法があります。
 
具体的には「焼却処理(火葬)」となるわけですが、遺骨の扱いが自治体によって異なります。
 
たとえばペット専用の焼却施設を持っているところであれば、遺骨が返却されることがあります。

一方で「合同火葬」となる場合、遺骨は返ってきません。
 
詳細は、お住まいの自治体の清掃課や清掃事務所、動物管理センターにお問い合わせください。
 
なお、合同火葬となったあとは「慰霊碑」などの前でお参りできる場合がほとんどのようです。
 

メリット

 
  • 少ない費用で火葬することができる
 

デメリット

 
  • 遺骨が返ってこない自治体がある。
  • ペットの死体を処理施設まで運ぶ必要がある。
  • ペットの死体の回収に費用が別に掛かる

 

方法3 動物霊園など民間業者に処理を依頼する(火葬)

 

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動物霊園などに処理を依頼すれば、もっとも丁寧に供養することができます。

ペットの死体の回収から火葬、埋葬まですべてフォローしてくれます。
 
葬儀や火葬の料金は、犬種やペットのサイズ別に料金が設定されていることが多いです。
 
ほとんどの場合、大型(犬)になるにつれ料金が上がる傾向があります。

費用が一番かかる方法ですが、民間業者に頼むと次のような供養の形が実現できます。
 
  • 飼い主や家族の送迎(自宅と火葬施設の間)
  • セレモニー(葬儀)やお経の読み上げ(神式の場合もある)
  • ペットの愛用品のお炊き上げ
  • 観音像や慰霊碑、納骨堂などで永代供養
 
このように、ペットの火葬についても人が亡くなった場合とほとんど同じような供養ができます。
 

メリット

 
  • もっとも丁寧に死体を処理できる。
  • 人と同じように「葬式」をやることで、気持ちの整理が付く。
 

デメリット

 
  • 費用が掛かる

 

補足 犬が亡くなったら「登録の抹消」を忘れずに

 

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なお、犬は「登録」が義務付けられています。

その犬が亡くなった場合は、「登録」を抹消し、鑑札を返却する必要があります。
 
犬が亡くなった後も狂犬予防のための注射の案内が届くのを防ぐため
 
「登録」の抹消は忘れないうちに済ませておきましょう。
 
具体的な手続きについてはお住まいの自治体にお問い合わせください。

手続きについて案内してくれます。
 

まとめ

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ペットの犬や猫が死んだとき、死体の処理方法は3つある。【結論】
 
  1. 【費用重視】自身が所有する土地に埋める(土葬)
  2. 【簡潔さ重視】市区町村に処理を依頼する(焼却)
  3. 【供養重視】動物霊園などの民間業者に処理を依頼する(火葬)

 

※ペットの遺体は適切に処理しないと法律により罰せられることがある。