突然ですが、バイクの形って色々あってよく分からないと思いませんか?
バイク初心者だと特にそうだと思います。
実はバイクのジャンルは「9つ」に分けることができます。
今日はその中でも「アメリカン」と呼ばれるスタイルについて解説したいと思います。
アメリカンの魅力と具体的な車種5つを紹介するので、バイクに興味がある人は必見ですよ~!
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1.「アメリカン(クルーザー)」とは
アメリカ生まれのバイクと言えば「ハーレーダビッドソン」や「インディアン」です。
これらのバイクで特徴は「足を前に投げ出して乗るスタイル」ということですね。
これが「アメリカン」と言われるバイクの基本スタイルです。
洋画でよく見かける「デカくて、ゴツくて、轟音を轟かせているバイク」あるじゃないですか。
まさに、これがアメリカンバイクの特徴です。
▼参考:映画『イージー・ライダー』
アメリカ生まれのバイクであることにちなみ、それらのスタイルを日本では「アメリカン」と呼んできました。
しかし、近年「アメリカン」の特徴を持つバイクがアメリカに限らずつくられるようになりました。
そのため「アメリカン」という呼び方は相応しくないということで、「アメリカン」の世界的な呼び方「クルーザー」を使うようになりました。
2.アメリカン(クルーザー)の特徴
ロー&ロングなボディ
車体が低ければ低いほど、長ければ長いほど「かっこいい」とされるのがアメリカンスタイルのバイクです。
ホンダ初となるアメリカンバイク『ホンダ・スティード』以来、このロー&ロングが日本におけるアメリカンバイクの代名詞です。
カスタムのバリエーション
アメリカンバイク発祥の地、アメリカではバイクのカスタムが盛んです。
そのため豊富なカスタムパーツが出回っており、それらを組み合わせて自分流にバイクをアレンジするのが1つのステータスとなっています。
もちろん日本国内でもパーツが多く出回っており、自分オリジナルのバイクをつくる文化が定着しています。
ワインディングが苦手
アメリカの国土は広大です。
地平線まで真っすぐに続く道は幅が広く、高低差もほとんどありません。
このような場所で生まれた「アメリカン」は、日本に多い「峠の細い道」や「狭い場所」を縫うように走る「ワインディング」が苦手です。
カーブでボディを寝かせすぎると、もともと低いボディなので擦ってしまいます。
また、ロングなボディは低速域では安定しにくい車体と言えます。
要するに、アメリカンは「繊細な動き」が苦手ということです。
3.アメリカン(クルーザー)のおすすめ車種BEST5
(1)DRAGSTAR CLASSIC 400(YAMAHA)
アメリカンの特徴を全面に出したスタイルが特徴です。
ディープフェンダーでボリューム感を出した「クラシック」モデルと小ぶりなヘッドライトで軽快感を強調した「カスタム」モデルがあります。
細部にもこだわっており、美しいメッキパーツにも注目してほしいです。
(2)BOLT(YAMAHA)
ヤマハの新しいアメリカンバイク。
伝統的なアメリカンの「ロー」よりも少しハイレンジで、ボディデザインは現代風にアレンジしています。
(3)DRAGSTAR 250(YAMAHA)
ヤマハのスポーティーテイストのアメリカン。
ローボディは足着きが良く、意外と軽量。
ハンドル操作も軽快でアメリカンが苦手とするコーナーでももたつかないです。
(4)VULCAN S/ABS Special Edition(KAWASAKI)
VULCAN S/ABS Special Edition(KAWASAKI)
異色のスポーティーアメリカン。
ネイキッドバイクのボディとエンジンをベースにしています。
車体がややハイレンジなためコーナリングが容易な反面、ボディを寝かせすぎるとステップを擦ってしまうので注意です。
(5)VULCAN 900 CLASSIC(KAWASAKI)
重量最大のアメリカンスタイル。
ディープフェンダーとゴツいフロントホイール。
クラシックアメリカンの名に恥じないボリューム感のある車体。
足回りはフットボードとシーソー式チェンジペダルで構成されています。
まとめ
以上「アメリカン(クルーザー)」の解説でした。
アメリカンスタイルの世界、お楽しみいただけたでしょうか。
日本では低燃費志向や排ガス規制の影響ですっかり押され気味の「アメリカン」ですが、北海道の広大な大地で走らせるアメリカンバイクは爽快ですよー。
こんな景色の中でツーリングすると最高ですよ!
▼北海道・サロベツ原野の風景(管理人撮影)
ぜひバイク選びの参考にしてください~。
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