ネット上で紹介されていた本『スウガクって、なんの役に立ちますか?(杉原厚吉)』を読んでみました。ちょっと興味あったんですよね。
読んでみたら結構面白いこといっぱい書いてあったので僕も紹介しますね。
コラムのように「スウガク」の話題がたくさん
本のコンセプトとしては「私たちが普段何気なく感じていることを数学を使って考えてみよう(解決してみよう)」って感じです。
30個以上テーマがあるのですが、どれも3~4ページで終わります。
コラムのような短い章立てなので、数学の教養が無くても楽しく読み進めることが出来ます。
安心だね!(白目)
中でも僕が一番「へえ~っ!!!(ワクワク)」と思ったのがタイトルの通り「サイコロを使って8分の1を求める方法」です。
サイコロは勿論、6面のものを使います。
一般的なサイコロです。
「出来るわけねーだろwww バーーカwwwwwwwww」
と思ってましたが、んなことはありませんでした。
すんませんした。(反省)
出来ます。
サイコロを2回振ればいいのだ
問題
目の前にはプレゼントが8つ置かれている。
あなたは6面さいころを使って、どれを選ぶかランダムに決めたい。
8面サイコロが手元にあれば一発で解決だったのですが、今日はあいにく6面サイコロしか持って無いというわけですね。笑
さて、考えるにあたり仮に左から順番に番号を付けてみましょう。
このままじゃ見分けが付かないですからね。
1の箱、2の箱、3の箱……というイメージです。
さて「6分の1(サイコロ)」を使って、どうやって「8分の1」をつくるのか。
見ものですね。
要するに、2回振ればいいんです!
そして24通りの組み合わせに変えちゃいます。
サイコロを2回振るということは「6×6=36」ということで、「36通りの出目の組み合わせ」があるわけですが、この組み合わせから「12通り」を間引いて、強制的に「24通り」にしちゃいます。
図にするとこういうこと。
1回目は「偶数」か「奇数」か、で分けます。
2回目は「5」と「6」は「無い」ことにします。
2回目が5か6の組み合わせは全部で12通り。
この12通りは無かったことになるので全部で出目の組み合わせは24通り。
たとえば、「①」のプレゼントを選ぶ選択肢は(2,1)と(4,1)と(6,1)です。
つまり3通り。
同様にすべての選択肢は、プレゼントごとに3通りずつあるので「24分の3」で「8分の1」となります。
す…すごい!!!!!!!!
ちなみに、「選択肢が9つだった場合」や「選択肢が3つの場合」などについても本の中で解説されています。興味があったら読んでみてください。
「あっ! やっべ、今日は普通のサイコロしか持ってねえや! どないしよ!」ってときに役立つ知識ですので、覚えておいて損は無いはず!
まとめ
すごくどうでもいいことなんですが、個人的に「自作ボードゲームつくれねえかな」って思ってて、「6分の1以外の確率でも使いたいなあ。でも多面サイコロ用意するのめんどいよな」とか思ってたところなので、この本に出合えてよかったです。
創作のアイディアが広がったぜ!
ありがとう、杉原先生!