もえろぐ

在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

コロナ禍であぶり出される「全体主義者」/自由抑圧の雰囲気と「自粛警察」を見て思うこと

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ふと思ったことを記録しておきたかったので思いついたままに書いた。まとまった内容ではない。あと、とても政治的な内容なので苦手な人は読まないように。

 

 

 コロナ禍であぶり出される「全体主義者」/「自由抑圧の雰囲気」と「自粛警察」について

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豊平川で、腕に入れ墨をした若者達が呑気にバーベキューを楽しんでいる様子がテレビで報じられた。もちろん「けしからん」という論調で。

 

 

僕も近所を散歩していると(僕も散歩ぐらいはしているのだが)、何の変哲もない河原で若者や家族連れがバーベキューを楽しんでいる様子を見かけた。また、河原では無くても自宅の敷地内でバーベキューをやっている姿を数軒見かけた。

 

 

自粛は大事だと思う。間違いない。「自粛破ってけしからん」ってのが一般論。僕もおおむね同意。3密を避け感染拡大のリスクを減らす。死にやすい老人を守るために全世代が協力する。そして医療崩壊しないように医療リソースを温存する。海外のように強制力を伴ったロックダウンはやらず、みんなで自粛して乗り切ろうという試み。嫌いじゃない。「外出禁止! 守らないと牢屋にぶち込むぞ」と脅さなくてもみんなが自主的に協力して乗り切れるならそれでいいじゃないか。素晴らしいことだ。日本の民度の高さを世界に示すことができて誇らしいとは思わんかね?(乗り切れるのか知らんけどw) 悪くないと思っている。

 

ただ、同時に感じる違和感は「自由の抑圧」の雰囲気だ。そう、雰囲気。目には見えない空気。その最たる例が「自粛警察」なるもの。消費税が上がったときに現れた「フードコート正義マン」もそうだけど、人間の心の根底に流れる、どす黒いものを感じた。と同時に、やはり自分もその例外ではないことを意識させられる。

 

自粛警察とはつまり、「俺達がこんなに我慢しているのに自粛しない人を見かけると黙っていられない! ムカつく! 殺せ! 殺してしまえ! 八つ裂きだ! 正義の鉄槌を俺が下してやる!」みたいな人たち。正しい意味で確信犯。

 

具体的には、営業している(と思われる)店を見つけて「店閉めろ」という張り紙をして威力業務妨害。場合によってはガラスを割って器物損壊。

 

自粛してるふりをして協力金をだまし取ったなら問題だけど、それはまた別の問題。起訴すればいい。一般論としては正しいんだけど、自粛警察の行動指針はなんか違うような……。

 

そもそも「自粛」なんだから「個人の裁量」があって良いはず。もちろん、その個人の裁量で好き勝手やったらパンデミックになるからやっちゃ駄目よってことになってるのは分かるけど、それを理由に「私刑」にしていいわけにはならない。今は確かに有事だけど、有事でもそれは行き過ぎじゃないか? と思う。しかも自粛警察は行政でも何でもない個人。民間人が民間人攻撃してどうするんだよ。ユダヤ人を取り締まるユダヤ人警察かよ。

 

というか、全国一律自粛で経済的打撃を受けているわけだから、その全国一律という政府の姿勢そのものを疑うという考えはないのだろうか? 店が間違っているのではなく、政府が間違ってるという可能性は? ないの? ほんとに?

 

政府が「全国一律の自粛」と言ったから、「自粛してない人は殺していい人」「自粛に異議を唱える人は殺していい人」って思ってる人が多い気がする。そうじゃなくて「全国一律の自粛」そのものが間違っているという可能性を考えないのだろうか。

 

すごく怖い気がする。政府が言ってるからというだけで、ここまで「攻撃性」をあらわにできる人たちがその辺にうようよ歩いているかと思うと。そら恐ろしい。

 

おじいちゃんがよく話してくれる昔話、「戦争中はうんぬん」のなかでよく悪者として出てくる「特高警察」とか、教科書で習った「隣組」とか、そういう閉鎖的でヤバイ人たちが一般人をリンチしていたなんて話を聞くと、「馬鹿だなあ、昔のパンピーは。自分が正しいと思ってやってるんだろうけど、政府の言ってること間違ってたんだよねー。恥ずかしーwww」そんな感想を抱いた。

 

が、いまそんな感じ。今も昔も変わらない。国家権力(政府や官僚機構)の勇ましさにやられてメロメロになって骨抜きにされて、惚れてない人を敵視する。こんなこと言うと「左翼」だと思われるかもしれないけど、実は違う。自由主義者なだけ。

 

今回のコロナ禍は、基本的に全人類の敵だからそこには絶対的な正義があると思う。コロナウイルスがジェノサイドされて怒る人はいないだろう。さすがに極端なベジタリアンやアニマルライツのあっち側の人たちも文句はねえよな?

 

それ自体はいいんだけど、それを理由に「お願いします! 自由を奪わせてください!」ってなってくるとちょっとは警戒しないと駄目だと思う。合成の誤謬があるから、もちろんそれが正しい。本当は1ミリたりとも自由を奪われたくないけど、みんなでちょっとずつ自由を出し合って協力することで結果的に全体が助かり、全員がまた自由な世界を取り戻す。ならそれでいい。だからいま自粛に協力しているんでしょ?

 

でも、政府のプランは終わりが見えない。そもそも自粛解除の基準があいまい。金は配るけど、消費税上げるなんてこと言い出したらヤバイよいよいよ。経済的な落ち込みで死ぬ人も多いと思う。たしかにウイルスで死ぬ人は減ったけど、経済の落ち込みで死ぬ人が増えたらそれもまた意味がない話。バランスは大事だよ。

 

今さら旗色を誤魔化すわけにもいかないから、ぶっちゃけると「保守」の陣営です僕は。共産党も旧民主系も、ほぼイエローピーポー、いやレッドピーポー。チーム赤組。相いれない思考回路の人たち。「左」の人たち。

 

でも、そういう人たちとは対極にいることになってる「右(国家社会主義的な人)」もやっぱり敵だと分かる。政府が言ってることは正しいという政府無謬論みたいな人たち。それはそれでヤバイ人たち。あたまだいじょぶ?

 

国に「これが正しい国民のあり方です」と示されて、1ミリも疑わずただそれに従い、それに反する国民を「非国民」扱いして、みんなでぶっ叩いて気持ちよくなってるような連中も危険だと感じた。

 

もちろん、冒頭述べたようなバーベキューピーポーはそんなこと考えてないだろうけどね。ただのアホですよ。「俺はコロナかからねえし」とか絶対思ってるwww 浅はかな人たちなんだろう。政府が専門家集めて話し合わせて決めたことだから、そりゃあ素人が考えることよりマシな場合もあるだろうし、今回見かけたアホ達に対して自粛警察は出動しても良いと思う。僕もそう思うからこそ、最初に「人間の心の根底に流れる、どす黒いものを感じたのと同時に、やはり自分もその例外ではないことを意識させられる」と書いたのだ。やっちまえー!って気持ちは確かにあるよ。

 

 

けど、政府が言ってるから、官僚様がそうおっしゃるからという理由だけで民間人ぶっ叩くのはどうかと思うという話。入り口は間違って無くても出口を間違うことはあるだろう。いつの間にか道を間違えて無いか、考えるべき。政府がコンパスを持ってるならついていくべきだけど、明らかに道間違ってたら道連れで死ぬよ?そんなの嫌だよ。

 

まとめ

 

政治は「右」か「左」かじゃない。

 

政治は「左右の全体主義者」と「自由主義者」の戦いだ。

 

こんな時だからこそ、さらっと政府がおかしなこと言って無いかチェックしないと。こういう陰キャみたいな行動は本来野党に任せておきたいけど、クソの役にも立たないから保守の側でやらなきゃいけねえんだよ。

 

保守は謙虚なんだよ。設計主義者と違って常に自分が間違ってるかもしれないという前提で物事を考えるんだよ。しっかりして欲しい、自称保守政治家には。