先日の大地震から1週間が経ちました。
スーパーやコンビニでは依然として品薄状態が続いているものの、それ以外はほぼ震災前の日常生活を取り戻した感があります。
ありがたいことに今のところあの日に続く巨大な揺れは感じていません。
そんなわけで私の家もだいぶ落ち着いたので、ちょっと心配していた「お墓」の様子を見てきました。
親族が2か所に眠っているのでどちらも見てまわってきたのですが、
結論として「滝野霊園」は大丈夫でした。
ただ「里塚霊園」がひどい状況です。
新聞で報道があった通りです。
幸いにも私の親戚のお墓については大丈夫でしたが、全体的にバッタバッタ墓石が倒れてます。
しかも、地震の前の日には台風被害で大木もバッタバッタと倒れたうえで、この地震被害です。
至る所に根こそぎ倒れた倒木が取り残され、倒れた墓石や灯篭などがゴロゴロと転がっていました。
実にひどい有様です。
清田区の揺れが本当に大きかったことを物語っていると思いました。
もし里塚霊園に、ご家族、ご友人、ご親戚の方が眠っているという方は、一度お墓の様子を確かめてくることをおすすめします。
里塚霊園の被害状況
特に問題ないお墓も多いが…
これがウチの親戚のお墓。
特に問題なし。
ただ、「幸いにも」と付け加えるべきかと。
見渡す限り結構、倒れてしまってる墓石が多かったからです。
完全に崩壊しているお墓
やはり報道のとおり墓石(竿石)が倒れてる被害が目立ちます。
そして、中にはこういう感じのお墓もありました。
さすがにビビります。
もう中が見えてます。
これはたぶん絶対に「中を覗いてはいけない」やつです。
お昼にお墓参りに行ったんですが、背筋が寒くなりました。
これは特殊な例じゃないです。
何基もありました「完全に崩壊してしまっているお墓」が。
恐ろしいことです。
ご家族が遠方にいらっしゃると、簡単にはメンテナンスできないのが困ったことですね。
このまま野ざらしというのも何とも痛ましいです。
実は灯篭被害が一番多い気がする
崩れちゃってるお墓もそうですが、私がざっと周りを見渡した限り、一番多い被害は「灯篭(とうろう)」だったんじゃないかなと思います。
大小問わず灯篭があるお墓は、だいたいこんな感じになってました。
なので、和型墓石じゃなかったとしても、灯篭があるお墓は注意が必要じゃないかと思います。
灯篭が倒れちゃってる可能性があるので。
木もたくさん倒れている
で、木ですよ、木。
ほんとタイミングが悪かった今回は特に。
まさか台風の次の日に地震とは思わなかったよね。
元々、霊園内にはものすごい木が立ってるんですが、
こんな感じに傾いてる木が多数ありました。
で、完全に倒れちゃった木はこのように処理してありました。
もうね、根こそぎっすよ。やばい。
ただ、処理してある木はいいんです。
問題は、これ以外の木は処理が追い付かない様子だってこと。
ほとんどそのままでした。
里塚霊園に行くときは、場内の倒木には十分注意してください。
道をふさいでいる場合があります。
小物が壊れてる場合もある
あと、お墓の周りとか小物類が崩れてる例も多く見受けられました。
とにかく、一度見に行ったほうが良いと思います。
「ズレ」る被害も多数
完全に崩れちゃってるお墓がある一方で、「大きく」あるいは「微妙に」ズレているお墓も多数見受けられました。
こういう状態も被害は被害ですので、チェックしたほうが良いですね。
「和型墓石=背が高い=重心も高い=倒れやすい」って思ってましたが
ズレる被害は、背が低いタイプの墓石でも結構あったので、確認しに行ってよかったと思います。
ちなみに、ウチの親戚の隣のお墓(お隣さん=知らない人)もズレてたので、そっと直しておこうと思ったんですが、墓石って滅茶苦茶重いんですよ……。
男手が一人しかなかったので、それもあって僕ひとりの力ではビクともしなかったです……。
あまり手荒な方法は状況をもっと悪くするだけなので、深く考えずに諦めました。
僕が破壊してると思われても困りますしね……。
隣の人、ごめんなさい……。
僕は無力です……。
まとめ
- 里塚霊園の状況がひどい。
- 里塚霊園に毎年お墓参りに行ってる人は一度様子を見てきたほうが良い。
- 一方、滝野霊園の被害は見渡す限り無かった。(新聞報道によれば被害はあったそうだが)