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【賭ケグルイ】第4話「家畜になった女」感想/2枚インディアンポーカーの4ターン目の意味をテキストで分かりやすく解説

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第4話のメインは『2枚インディアンポーカー』です。

ただ、最後の「メアリと木渡のやり取り」意味わかりました?
 
めっちゃ難しくなかったですか?www
 
基本的にはポーカーのルールで進んでいるわけですが、アニメではそこまで詳しく解説されていないので、ちょっと分かりにくくなってしまった印象です。
 
そこでこの記事では、「このセリフはこういう意味だよ」という感じで4ターン目のやり取りについて分かりやすく文字で解説していきます。
  

 

4ターン目の解説/ポイントは「メアリが自分の2枚の手札の強さを知っているかどうか」

 

1巡目・メアリ(親)

 

4ターン目は、メアリが親です。

 

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ターンは、親であるメアリからスタートします。
 
「ベット 早乙女1枚」
 
メアリはそう言って「1枚」のチップを差し出しました。
チップを1枚ベットした(賭けた)ということですね。

賭けるチップの種類や枚数は、自分で自由に決めることができます。
どのチップを何枚出してもいいわけです。

(ただし、この「2枚インディアンポーカー」については「5枚まで」という特別ルールがある)

チップを賭けるということは、自分の手札に「1枚賭けるだけの価値がある」と言っているのと同じです。
 
でもこれは「ポーカー」ですので、ブラフ(嘘)の可能性だって十分あります。
手札は他の人に見えないわけですからね、そりゃ「嘘つき放題」です。
 
だからこの「嘘」と「ホント」の読み合いが、ポーカーの醍醐味なんですね。
 
クソみたいな手札(ブタ)でありながら、「私の手札は強いぞ~」って顔をしてちゃっかり勝ち抜ける、な~んて戦い方もできるわけです。

これがまさに「ポーカーフェイス」というわけ。
面白いですよねー。
 
さらに!
 
この「2枚インディアンポーカー」の面白いところは、2枚のうち1枚は「自分だけが見えない=自分以外には見える」というところです。
 
ここがこのゲームを面白くしているんですね。
 
普通のポーカーでは、すべて「自分だけが見える=ほかの人が見えない」カードで戦います。
 
一方、この「2枚インディアンポーカー」では、1枚は通常と同じく「自分だけが見える」カードですが、もう1枚は「自分だけが見えない」カードなわけです。
 
この「自分だけが見えない」カードをどう扱うか、が勝敗の決め手になります。
 
要するに、勝ちたいならこの「自分だけが見えない」カードを見てしまえばいいわけです。
 
どうすればいいのでしょうか。
 
色んな方法が考えられますが、ダイレクトに考えれば「他の人には見えている」カードなわけですからつまり……。
 
お分かりですね? 笑
ここら辺は次の第5話で明かされると思います。
 
さて、そんなわけでメアリは「1枚」のチップを場に出しました。
 
チップを1枚出す意味は、「賭ける」という意味の他に「このターンに参加するには何らかのチップをメアリと同じ枚数、つまり1枚以上のチップを賭けなければいけませんよ」という意味もあります。
 
これで、メアリより後の人には次の2つの選択肢が与えられたことになります。
 
  1. メアリと同じ枚数(1枚)のチップを賭けて、ターンに参加する。
  2. ターンには参加しない。(チップは賭けない)
 
どっちかを選ばなければならないってことですね。
 
あ、ちなみに「親以外(子)」は「親」よりも多くチップを賭けることはできません。
チップの枚数を決めるのは親の役割です。
 

1巡目・木渡

 
次の番の木渡は「コール 木渡1枚」と言いました。
 
コールとは「前の人のチップに合わせます。このターンに参加します」という意味です。(上の例で言うと、1番の選択肢を選んだということですね)
 
これで木渡はメアリと同じ数のチップ(1枚)を出したことになるので、このターンに参加できます。

もちろん「木渡チップ」でなくても「蛇喰チップ」を1枚賭けても参加できるのですが、「蛇喰チップ」は価値が一番高いので賭けません。
 
このアニメで扱われるお金の単位は狂ってるのでアレですが、例えるなら「木渡チップ=100円玉」で、「蛇喰チップ=10万円」くらいの感覚でしょうか。
 
木渡チップを1枚失っても、自販機でジュースが買えない程度ですので我慢できるでしょう。

でも、蛇喰チップを1枚失うと、今月の家賃が払えないわ、スマホ代は払えないわ、食費は払えないわで、もう大変です。死活問題と言っても良いでしょう。今月のお給料を全部持っていかれるイメージです。
 
だから「1枚」でいいのなら、最安値の「木渡チップ」を「1枚」賭けておいて、「蛇喰チップ」を手に入れたらできるだけ大事に取っておく、というのが安全策ということになります。
 

1巡目・蕾

 
さて、蕾は「フォールド」と言いました。
つまり「このターンは降りる」ということです。
 
この「2枚インディアンポーカー」というゲームでは、ターンの始まりに必ず全員「1枚」のゲーム参加料を出さなければならないルールになっています。
 
蕾は早速自分の番で「フォールド」することで、この参加料1枚だけで損失を喰いとめたことになります。
 
とても勝てる手札ではないのにズルズルとターンに参加し、結局負けてチップをむしり取られるよりも、1枚は確実に失うけど、それ以上は絶対に失わないという損切りの考えですね。
 
手札が弱ければ、あるいは作戦次第では「スパっと」降りてしまう。
この決断の早さも勝負師には欠かせない資質のひとつです。
 
(ちなみに、この参加料システムがあるために全ての勝負をフォールドして逃げまくったとしても、結局毎ターンごとにチップを1枚失うことになり、10ターン目にはチップが0枚になって負けてしまいます)
 
蕾は儲かりませんでしたが、また次のターンで勝負すればいいのです。
蕾は脱落しました。

ということでこの「4ターン目」については、蕾の脱落で4人から3人の勝負へ変わったことになります。
 

1巡目・夢子

 
さて、次は最後は夢子の番です。
「コール 木渡1枚」
 
1枚出したので、夢子もこのターンに参加できます。
 
もちろん夢子の場合も木渡の時と同じく、「蛇喰チップ」を1枚出してもいいわけですが、先ほどのターンで木渡を負かしてゲットした「木渡チップ」1枚でコールしました。
 
チップの種類から言うと、ちょっと「弱気」に見えますね。
でも「木渡チップ」は最安値なので、様子見でもターンに参加していたいときに便利です。
 
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2巡目・メアリ(親)

 
さてこれで1周しました。
一周回ってまたメアリの番です。
 
メアリは「私は私の人生を取り戻す!」と言って「レイズ 早乙女3枚」と宣言しました。
 
レイズというのは、要するに「値上げします! このターンに参加するには、4枚のチップを出してください(一番最初の1枚+この3枚)」という意味です。
 
このメアリのレイズにより、引き続きターンに参加したい人は「チップを3枚補充」しなければなりません。
 

2巡目・木渡

 
木渡は、メアリのこの「レイズ」という行動について、真っ先に「メアリがレイズすることで強気にみせ、その勢いで自分をフォールドさせようとしてる」と疑います。
 
ひとつ前のゲーム(第3ターン目で)は、夢子がレイズして賭け金を増額しました。
木渡もそれに乗って勝負したわけですが、結果的に夢子に負けてしまった経緯があります。

だからこそ「メアリも夢子と同じようにレイズして賭け金を吊り上げているんじゃないか? 俺(木渡)が先ほどの失敗を思い出して今度はコールではなくフォールドするように仕向けているんじゃないか?」と勘ぐるわけです。
 
また、冷静にメアリの懐具合を見ると「強気(手札が強そう)」に見えて手持ちのチップは、残り2枚。「やっぱりこれは強気に見せているだけだ」と読んだのです。
 
メアリが「フォールド」させようとしているなら、木渡が選ぶべきは「コール」です。
木渡は「コール」と言いかけます。しかし、まさかの「フォールド」!
 
どういうことでしょうか。
木渡は、メアリが自分に「フォールドさせようとしている」とあえてバレバレに読ませたんじゃないか、と深読みしたんです。
 
つまり、ここまでの木渡の読み、そして行動(コール)までが、メアリの考えた作戦なんじゃないか、とまで考えたのです。
 
なかなか木渡もひねくれてますねえ。
 
そうすると、メアリの真の狙いは「フォールド」に見せかけた「コール」なのです。
 
しかも、メアリと夢子がグルと考えた上での読みです。

「メアリは夢子から自分の手札を教えてもらい、強いカードと知ったうえで勝負に出ている」と見たわけです。
 
だとすれば、メアリのレイズ(強気)は「本物」です。
 
ということは、メアリのカードは絶対負けることが無いくらい強いはず。
ここは「コール」はせずに、素直に「フォールド」を選んだほうが得策となります。
 
メアリの策に乗って、うっかり「コール」してしまえばさらにチップを3枚出さなければなりません。

負ければ、参加料と合わせて全部で5枚失うことになります。

しかし「フォールド」してしまえば、参加料と合わせて2枚の損失で済む。
強いカードのメアリといま勝負する必要はありません。
 
しかも「メアリと夢子がグルだ」と考えれば、1つ前のターンで夢子が「蛇喰チップ」を4枚も賭けて大勝負に出た理由も納得がいきます。

「夢子はメアリから手札を教えてもらっていたから自分が強いカードを持っていると知っていた。だから強気に出て掛け金を吊り上げ、木渡と勝負し、まんまと勝ったのだ」というわけです。
 
これにより木渡は確信します。
「通し(メアリと夢子は手札を教え合ってる)」があるのは明らか。
 
やっぱりこれは「フォールド」です。
 
蕾に続き、木渡もフォールドしました。

2巡目・夢子

 
さて、続く夢子も「フォールドです」と言ったことで、メアリだけがターンに残る結果となりました。

蕾も、木渡も、夢子も勝負からすでに降りていますからね。
 
この瞬間、メアリの勝ちが確定しました。
 
ターンに人が残っていれば、手札が強いほうが「勝ち」となりますが、誰も残っていないので「手札」に関係なくメアリの勝利です。
 

真相:メアリの手札は本当に強かったのか?

 
木渡は「2枚の損害で防いだ」と安心します。
 
では、メアリの手札は実際どうだったのでしょう。
実は「ブタ」でした。これはゴミ手札です。
 
木渡がコールしてメアリと勝負していれば、木渡だって4分の1の確率でマークが揃うのですからメアリに勝てたかもしれません。
 
木渡の推理(裏の裏は表理論=フォールド狙いと見せかけたコール狙いの逆が正解だとすると、答えはフォールドしかない)は、全部ハズレだったことになります。
 

結論:この読み合い、勝者はメアリ。敗者は木渡。

 
「わたしの手はブタだよ。ばーーーーーーーーーーーーか」
 

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(芽亜里かわいい)

 
メアリは参加料と賭けたチップ4枚が返ってきました。
 
不戦勝みたいなもんですね。
 
それだけではありません。
誰とも戦わずに、ノーリスクでチップを総取りできます。
 
 
メアリは、「他3人の参加料」+「木渡のチップ1枚(木渡チップ)」+「夢子の1枚(木渡チップ)」が儲かりました。
 
 
木渡は自分のことを有能だと思っています。
 
そしてメアリのことを下にみてます。(見下してる)
 
そんなメアリの「手のひらの上」だったことが分かり、木渡に悔しい思いにさせてやることができた、というのがこのエピソードのオチです。
 
まあ、木渡はメアリの作戦の裏の裏まで読み切ったつもりだったんですけど、メアリのほうはさらに仕掛けていましたからね。
 
木渡としては、さぞ悔しいでしょう。笑
 
ザマァみろwwwwwwwwwwwwww
 

まとめ

 
メアリ「強気のレイズ!」
 
木渡「むむ! それは俺にフォールドさせるためのレイズに見せかけたコール狙いのレイズ! 正解はフォールドじゃボケ!」
 
メアリ「ぶっぶー! 正解はフォールドさせるためのレイズに見せかけたコール狙いのレイズに見せかけたフォールド狙いのレイズでした~! ブタ手札にビビってやんのwww バーカ!w」
 
木渡「ぐぬぬ」
 
僕「あ、ごめんなさいちょっと聞き取れなかったので、もう一回言ってもらってもいいです?」