メルカリに本を出品するにあたって、いろいろ考えたことを記録しておく。
1.企画
メルカリに僕が読み終わった本を出品する。
2.目的
- メルカリをとりあえず使ってみたい(売ってみた感想記事書きたい)。
- 転売や物販というビジネスについて勉強する(機会としたい)。
3.成功と失敗の定義(測定方法)
- 全部売れる。
- 諸々の費用を差し引いて「1万円が手元に残る」状態。
4.作業
商品(不用品)を探す
今回はトライアル(お試し)ということで、とりあえず自宅の中で本をかき集めてみた。あまりデカいものを売る気はないし、馴染みのある古本からチャレンジしてみる。
ちなみに「R.O.D」シリーズも好き。
高校の行事のついでに、聖地「神保町」を巡礼したのはいい思い出。
あれは紙アニメ。アニタかわいいよアニタ。
全部で58冊見つかった。
全部、コーチャンフォーかブックオフで、定価で買ったもの。
「いる(売らない)」「いらない(売る)」を分ける
本当は全部売りたくない。
だって「またいつか読むかもしれない」から。
でも、どうせ読まない。
僕、知ってる。付き合い長いから、僕と。
だから、心を鬼にして売ろう......
......半分だけ(小声)
36冊出品することに決定。
損益を考える
フリーマーケットなので、値段のつけ方は自由。
ただし、メルカリを使うなら「300円~99万9,999円」の間で値付けをしなければならない。
「1冊1万円として、39冊だから……39万円やんけ! うひょー!」
などと考えつつ、理性が囁く。
「もっと現実的に」
サーセン......
やはり、ここは天下のアマゾン様を参考にすべきだろう。
回転率の調査
ここでちょっとわき道にそれる。
「資金の回収速度」というフィルターを通して、36冊を評価するとどのように見えるか。これを検証してみたい。
資金の回収は早いほうが良い。
10年後に売れるより、1年後売れたほうが良い。
1年後に売れるより、明日売れたほうが良い。
回転率が悪いということは、在庫が増えるということ。
在庫は悪。無在庫が正義。
早く売れれば、それに越したことはない。
商売は「需要と供給」。
ほしい人がたくさんいればいい。
ほしい人がたくさんいれば、早く売れる。
早く売れるを数値化したのは、人気ランキング。
そうだ、アマゾンランキングは人気ランキングだ。
「人気」=「アマゾンランキング」と捉えて、指標の一つとしよう。
39冊はどのくらいの期間で売れていくのだろうか。予想を立てよう。
僕が持っているこれらの本は、「僕だけがほしかっただけ」なのか、今なお「ほしいと思っている人がいる」のか。チェックしよう。
仮に、「1~2か月で売れる本」=「10万位以内」と仮説を立てる。
この定義に当てはまるものを、「上位」とする。それ以外を「下位」とする。
ちょうど半分半分くらいになった。
上位は20冊。下位は16冊。
アマゾンの人気ランキングがメルカリに当てはまるかは、やってみてからのお楽しみ。
だが、アマゾン並みに売れていくとすれば、上位の本は2か月もあれば売れるだろう。(価格設定にもよるけど)
中古品最安値の調査
本題の値段。
ここも、アマゾンのマーケットプレイスを参考にしよう。
不思議なことに、下位になると「1円本」が続出した。
ほぼゴミ。ゴミを売って稼ぐ。なんて甘美な響き。
1円本でなぜ利益が出るのか考えて、「送料」のことを思い出した。
前に調べたことがある。例え1円でも、売れれば販売者は購入者から送料を受け取れる。そこから利益を捻出する。
送料は一律257円。
だから、「最安値+送料」が本当の中古最安値。
すべてこの最安値で売れ、アマゾンに中抜きされることなくまるまる入金されたとすると、総額「22,130円」。
いける......ッ! 1万どころか2万達成できるッ!
アマゾンの最安値を、そのままメルカリに出したとしても、1万いけるぞ!?
でも......
「世の中そんなに甘くない」ってホノカチャンが言ってた。
(引用:http://lovelive.blomaga.jp/articles/45799.html)
実際には、買いたたかれたり、押し切られたりするだろうし、分厚い本とかも混ざっているから、ここでは度外視している費用がかさんで、目標を達成できないんじゃないか......?
さて、どうしたものか。
そうだ、ぼったくろう(ゲス顔)
メルカリは、「値切り」文化だ。
若干上乗せしておいて、値切りに対応しよう。メルカリの先輩はそうしろと言っている。
ぼったくるなんて初めてじゃない。
会社で見積書を作るときに、常習的にやってたじゃないか。いい人ぶってんじゃねーぞ。
客に吹っ掛けるんだよ。そうだ。これは商売だ。鬼になろう。
サラリーマン根性を見せるんだ。思い出すんだ。
上位は、アマゾンよりちょっと安いくらいに。
下位は、アマゾンよりちょっと高いくらいに。
あとは、気持ちよくゾロ目で(非合理)。
5.【結論】綿密な利益計算によって導き出された値付け
大前提
◆送料込みとする。
(メルカリらくらく便ネコポスを利用するとして、一律195円で計算する)
【上位グループ】
手順1 最安値の100円未満を切り捨てて、ゾロ目にする。
手順2 全て「+100円」する。(値切り対応用。100円の値切りには対応する)
完成
【下位グループ】
手順1 500円未満は、全て「555円」にする。
手順2 500円以上は、切り上げてゾロ目にする。
手順3 全て「+100円」する。(値切り対応用。100円の値切りには対応する)
完成
まあ、なんというか、とんでもないお値段になりましたね。
誰が買うんだよバーカwww
要するに、「アマゾンで買え」って暗に言ってますwww
数字に弱そうな社長ですわ、完全に...…。
様々な予測
普通のパターン
上位グループについては、全て100円値切られることによって、適正な価格になります。
上下合わせて、全て100円値切られたとすると、利益は「14,862円」となります。
大成功のパターン
逆に、全て値切られることなく、すんなり売れた場合の利益は「18,102円」となります。
最悪のパターン
念には念を入れて、200円値切られたとしても(300円未満で売られた場合も想定)、
利益は「11,622円」となりギリギリ、目標を達成できます。
1万円越えは固い、という予測。
6.まとめ
まあ、とにかく全部売れればいいよね。そのくらい目標は低く持ってもいい。
どうせ読まない本なんだからさ。多少、お金になればいいでしょ。許して。
インターネットというだだっ広いマーケット(アマゾンマケプレ)が、
僕の本を評価したとすると、そもそも全39冊は「総額12,878円」の価値しかない。
1万円以上、回収しようという考えがそもそも甘い。
富良野のラベンダーソフトより甘い。いや、ラベンダーソフトはあんま甘くないか。
とにかく、お金になるかならないかより、売れればいい。
せどりの世界では、
10%=利益率悪い
20%=利益率普通
30%=利益率良い
という基準がなんとなくあるらしい。
「総額12,878円」に当てはめてみると、
利益率10%=「売上14,166円(利益1,288円)」
利益率20%=「売上15,454円(利益2,576円)」
利益率30%=「売上16,741円(利益3,863円)」
対して、僕の目標は1万円。
利益率にして「78%」である。頭おかしいレベル。
全部300円値切られても、利益率40%だからね。
やってみます。
以上。