入居者が申し込みをしてくると「審査」という作業がある。入居希望者の職業や年齢、家族構成、引っ越し理由、連帯保証人の有無、年収などを総合的に判断して、最終的に入居を認めるか、拒否するかという作業である。
この「審査」なんだが、課長が最終決裁権を持っているものと思っていたら違った。意外と隣の席の社員が持っていた。というより、課長でもいいし、社員でも良いらしい。もうあってないようなもの。なんだかよく分からんが、とりあえずいちいち課長に確認しなくていいのは簡略化できて良いな。課長は営業職なのでほぼ事務所にいない。その課長に決裁権があると、ぶっちゃけ処理が滞る。その点、社員が決裁権持っていれば滞りなくすぐ審査できる。この点は良いと思った。(たまに社長がごり押しで審査通すこともあってめちゃくちゃらしいが、今日はこの辺は無視しよう)
ただ問題は審査基準があいまいなこと。基準がない。フィーリング。審査する人が「家賃滞納は無いだろう。あったとしても連帯保証人がいるし大丈夫だろう。なんなら最後は保証会社よ」ぐらい安心感があればOKということになっている。
もう、アルバイトの僕が審査してもいいらしい。めっちゃ面白いけど、責任重大過ぎてちょっといやだ。もうちょっと先にしよう、審査については。
とにかく、いま必要だと思ったのは「審査フロー」の明確化。基準の明確化。この辺りかな。無職だったらNGとか、公務員なら即OKとか、そういうやつね。それだけじゃないけど。あくまで例示だけど。この辺適当だからフローチャートなりチェックリストなり作って、きちっと運用していきたい。社内規定のようなものがひとつあるだけで公平な審査ができるし、クレームになった時に説明しやすい。
社内のガバナンスは、剣であり盾である。