釧路を旅行したときに「丹頂(タンチョウ)」と「鶴(ツル)」の違いがよく分からなかったので、今さらながら調べてみた。
結論から言うと「丹頂(タンチョウ)」は「鶴(ツル)」の一種。バリエーションのひとつに過ぎない。
「タンチョウ」と「ツル」の違い/丹頂は鶴の一種です。鶴は丹頂だけではありません
「鶴(ツル)」は「丹頂(タンチョウ)」の他にもいて、例えば「ナベヅル」とか「マナヅル」が日本で見られる。
世界に視野を広げるとさらにアネハヅル、カンムリヅル、クロヅル、アネハヅル、ソデグロヅル、カナダヅルなどがいる。
とは言え、日本で最もメジャーな鶴と言えば、やはり「丹頂」しかいない。しかも日本最大の鶴、それが「丹頂」。その丹頂が釧路湿原に生息していることはあまりにも有名。
それとパッと頭の中で思いつく「頭の赤いあのイメージ」は、完全に「丹頂(タンチョウ)」の姿。
ナベヅルやマナヅルはタンチョウより少し小型で、白い部分が少ない。
JAL(日本航空)のシンボルマーク「鶴丸」にデザインされている鶴も「丹頂」だし、昔の千円札の裏に描かれていた鶴もやっぱり「丹頂」。
花札の1月札「松に鶴」も「丹頂」だね、頭赤いし。
標準和名は「タンチョウ」だけど「タンチョウヅル」なんて言い方もするよね。まさにその通りで、日本において「鶴」と言えば「丹頂」なんだよね。
……ってことで「丹頂」≒「鶴」のイメージで覚えておけば大きな間違いは無いけど、世界標準では「丹頂」だけが鶴ってわけじゃないからその点には注意だね。
ちなみに「丹頂」の頭の赤い部分は「皮膚」。あの「赤」は「血」の赤色なんだな。
_人人人人人人人_
— 東京ズーネット[公式] (@TokyoZooNet_PR) 2016年5月23日
> 解説しよう! <
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タンチョウの頭の赤い部分は羽毛ではありません。皮膚が裸出し、細かな肉瘤となり、血の色が見えているのです。 pic.twitter.com/evQB7G1DGh
ちょっとグロテスクwww