ブログでそこそこ儲けられるようになってついに会社辞めちゃったブロガーが、先日「毎日好き勝手遊んで、それを楽しく文章にするだけで生きていけないかなぁ」って言ってたことと、なんとなく通ずるものがあるような気がしたので記録しておきます。
「継続」していれば「そこそこ」成功できる
副業(複業)したいって人にブログやれば?ってオススメすることが多いんだけど、ブログの良いところって自分の興味関心や体験をアウトプットすることで、インプットも増えるし、結果アウトプットも増えるっていう、生活が充実するとこがメリット大きいと思うんですよね。
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
アウトプットの技術も、インプットの技術も強くなるし、時間と場所を選ばないし、やってもやらなくても金銭的なマイナスがほとんどないから算入障壁は低い。それなのに継続できる人が少ないから、そこそこになるのに必要なのは継続する力が1番で、技術的なことや知識は、やってれば自然と身につくし。
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
最初からお金儲けのためーってやってると、炎上系とかになりがち。それならちゃんとアフィリエイトに取り組んだ方がいい。炎上系は燃え続けないといけないし。あと、炎上系ってめっちゃ強い信者ができるけど、社会的には叩かれるので、そんな生き方してるのは人として(親として)恥ずかしい。
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
コンテンツのことでいえば、プライベートとか倫理観とか、何かを切り売りしなきゃいけないようなものは長続きするの難しい。というか、そもそもダメじゃない?って話。プライベートの話を売る、倫理的にギリギリを攻める(むしろアウト)みたいなコンテンツは、エンタメとしてはいいけど、価値は低め。
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
それについて『monograph』の堀口英剛氏が共感のコメント。
ホント学べることたくさんあるのにもったいないですよね。続けてる人はすべからく成功してる気がします。 https://t.co/YXawABxcy4
— 堀口英剛@monograph (@infoNumber333) 2017年9月7日
ここから対話が始まりました。
「大人が本気で遊んべば仕事になる」って言葉が好きなんだけど、ブログってまさにそれだなーと。楽しくて続けられたら、いつの間にか成功してる人みたいに言われるようになるから、ちゃんと楽しもう!って思うんですよ。楽しいから、もっと遊ぼう!のスパイラルが良い方向に回るとだけど。 https://t.co/9MDS4TOEaY
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
とことん楽しめるって一つの才能だと思うんですよね。後はその”楽しい”をもっと価値に変える方法があればいいなと思ってdripを立ち上げたところがあったりします。今って収益化の方法がアフィかアドセンスしかないので、第三の選択肢をブロガーに提供したくて。 https://t.co/bIrESGE2T6
— 堀口英剛@monograph (@infoNumber333) 2017年9月7日
※「drip(ドリップ)」…「好きを価値に変える。」をモットーに"バリスタ"と呼ばれる「語り手(ブロガー)」らが依頼主の製品・サービスの魅力を伝える、ブロガーマーケティングサービスのこと。従来の「広告記事」の発展形と筆者は理解している。
「お金」はあとから付いてくる?
ここでひとつ問題提起がなされた。
収益化はできたらラッキーくらいの気持ちで始めた人が成功してる気がするから、ある程度の継続性を持ったブログで、クオリティもそこそこ高めな人が、好きなことにのめり込むための選択肢としてdripがあったらいいよねって思いました。(雑だけど) https://t.co/GQDinIWGEY
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
これに対し、
今ってブログで稼ぐにはコンテンツなんでも良いからアクセス稼いでアドセンス踏ませるか、比較記事書いて検索順位上げて高額なアフィ成約させるしかないじゃないですか。それだと全然おもしろいコンテンツがWebに出てこないのも当たり前だと思うんですよね。 https://t.co/Uxd3vPAA8I
— 堀口英剛@monograph (@infoNumber333) 2017年9月7日
う~む、これは耳が痛いですね……。
さらに、
その発想だと「ブログで稼ぐ」が先じゃない?そうじゃなくて、ブログ好きでやってたら稼げるようになったから、本気でブログやろうかな?またいな人の選択肢にdripがあって欲しい。端的に言うと、お金が先に来てないブログのほうが面白い人多くない?って話。 https://t.co/vHfAoGFPoF
— 野村純平(男子ハック) (@JUNP_N) 2017年9月7日
またしても、耳が痛い……。
そして
どっちが先か論はあると思うんですが、ゴールのイメージを作ってあげるのが大事だと思うんですよね。好きで続けた先に成功するイメージがあれば、続けるモチベーションになる。プロ野球選手もYouTuberも一緒で、努力すればこうなれるって像を作らないといけないと思ってます! https://t.co/NgMKkDLKK3
— 堀口英剛@monograph (@infoNumber333) 2017年9月7日
良いコンテンツ作ってる人にちゃんとお金が流れる仕組みを作ればもっとWebが面白くなると思ってやってます。 https://t.co/xPbrkdMRoL
— 堀口英剛@monograph (@infoNumber333) 2017年9月7日
ここで終わっています。
僕の感想/ブログを書く「原点」は何か
上の話は「ブログを書く『原点』は何か」という話だと思います。
「なぜ書くのか」
それが問われている気がします。
炎上系でなく、サロン系でもなく、意識高い系でもなく、詐欺師じゃないのに割とうまくいっているブロガーっていうのは「遊ぶの最高! たーのしー!」先行型なんだと思います。
「楽しい」が先にあって、それを表現したくてブログを書いてる。
そういうブロガー。
で、そういうブロガーってのは続けているうちに「なんでアドセンス貼ってないんですか?」みたいな啓示がある。そこで思わぬ収益が出始める。
これが「お金」が後から付いてくる現象。
そして、その収益もやっぱり「楽しい」ことに使うから、ブログはますます充実して、ますます収益も上がっていく。あとは、あっという間にスターダムまで駆け上がってしまう。
そんで、いよいよブログ収益が本業を上回り始めるわけ。
となると、もっと「楽しい」を追求したいと考える。
自分の時間を取り戻すべく「退職」という道を選ぶんだ。
でも、いざ会社を辞めて「よっしゃ! 会社に捧げてきた時間ぜんぶ使ってアフィ記事書くでー! もっと儲けてもっと楽しく暮らすんじゃー!」って意気込むんだけど、もうそれは「楽しい」先行じゃなくなってるから究極につまらない。
あるいは「飽きる」んだと思う。作業に。
どっちみち楽しく無い。
だから「楽しかったことを文章にしたい」っていう原点に立ち帰って、「毎日好き勝手遊んで、それを楽しく文章にするだけで生きていけないかなぁ」ってところに落ち着くんだと思う。