もえろぐ

在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

政界再編は国民がやるべきなんだよね、本来は。(銀英伝履修者向け)

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ホントマジで、一般論なんだけど忘れがちなこと。それは「国会議員は国民が選んでいる」ということ。気に入らない議員がいるなら選挙で落とせばいい。ただそれだけなんだ。

 

悲しいことだけど、建前上は「全選挙民がベストな選択をした結果が今の国会の勢力図」なんですよ。だから他人の選択に文句があるなら好きな政治家の布教活動をしなきゃいけない。「○○議員を選ぶなんてお前は非国民だ売国奴だどこからカネ貰ってるんだクソボケ」と文句を言ったところでどうしようもない。

 

もちろん僕も愚民の一人なので、選挙のたびに「うわあああ、どいつもこいつもゴミばかりだー。もっとまともな候補者だしてこいよー。みんなしねえええええ。日本死ねえええええ(※「日本死ね」ってフレーズ覚えている人いるのだろうか…)」って思っているけど、やっぱり忘れちゃいけないのは与党だろうが野党だろうがクズもまともな人もごちゃまぜってこと。めんどくさいけどコストをかけて選ぶしかない。シンプルでいちばん大事。

 

提示された選択肢の中から積極的に、あるいは消極的にでも選び続けて、少しでもマシな議席配分にしていかなきゃいけない。選択肢がないとか言ってる人は政党のパッケージしか頭に無いし、政界再編を誰かすごい有能カリスマ政治家一人にやってもらいたいと思っているんだよね。銀河英雄伝説で何を学んだの?ルドルフはもちろん、トリューニヒトもラインハルトもヤンも危険だよ。いやラ氏もヤ氏も良い選択肢なんだけど、だからといって白紙委任はしちゃだめよってこと。

 

もちろん、世襲がどうだとか、統一教会がどうだとか、壺だとか、日本会議だとか、創価学会票がどうだとか、ディープステートだとか、国際金融資本だとか、ユダヤの陰謀だとかなんだかんだ、選ばれ方がおかしい!不正!アンチ民主主義的手法!みたいな意見はあるだろうけど、それでも小選挙区か比例で受かってるんだよね。たとえ小選挙区で落ちても比例復活で「ゾンビ」だとしても、制度上認められているのだから仕方ない。それが嫌なら法律を変えなきゃならん。法律を変えるなら法律を変えてくれる国会議員を国会に送り込まなきゃいかん。

 

つまり、なんだかんだ「選挙」というプロセスを経て国会議員になっているんだよね。選挙の無い国よりよっぽどマシなんだよ。

 

裏金だろうが、記載漏れだろうが、非公認だろうが、比例復活無しだろうが何だろうが、とにかく小選挙区で帰ってきたなら(当選したなら)、よほど対立候補が嫌われているんだろうよ。もちろん悪徳政治家を当選させるために邪悪な団体が組織票をガッツリぶち込んでいるのだとしても、無党派層がブチ切れて投票所に足を運んだら組織票なんて吹き飛ぶよ。

 

2009年の政権交代は、自民党にブチ切れた人たちがあまりにも多くて、無能議員も有能議員も「自民党」のラベルが付いていたらすべて不利に働いたわけで、有能な自民党議員も落ちた結果、あの悪夢が始まったわけですよ。

 

逆もまた然り。民主党が砕け散って今に至るわけだけど、その中に有能議員も確かにいたはず。

 

国会議員一人ひとりをすべての国民がチェックするのは難しいけど、せめて自分の選挙区だけでもちゃんと調べたいよね。(ただし、公明党か共産党かの二択を強いられている選挙区民には同情します素直に)

 

自民党議員の中にも「増税派」はいるのでこいつらは確実に落選させるべきだし、立民党議員の中にも「尊皇派」や「減税派」はいるので当選させるべき。

 

もちろん自分は保守主義と自由主義と減税をベースに1票投じるつもりなので、確率的には自民党系・保守系の議員に1票投じることになるだろう。自民か維新か国民民主が選択肢だと思うよ。

 

でも自民にも「(自分にとって)敵」はいるから、そいつらは確実に落選して欲しいし、立民にも「(自分にとって)味方」はいるから、ぜひとも当選して欲しい。

 

政界再編は、誰か特定の有能カリスマ政治家が突如現れて「オラオラオラオラ!」と力技でやりきる大事業でもなんでもないし、その勇姿を見て感動して「ああ、あなたは国士様や… この国を好きにしていいです」と涙を流すイベントでもない。

 

マジでつまらない意見だけど、ひとり一人の国民が真面目に候補者に向き合って、まともな選択をしたらいいと思う。僕にとってのベストと他人にとってのベストは違うかもしれないけど、その結果については受け入れるという仕組みが民主主義だと思う。

 

いやだからその状態が今なんだけど、どうもベストな状態じゃないと考えるならもっと真剣に選ばなきゃいけない。あと個人的には「テキトー」に選んでいる人もいるから、そういう「選挙に行く気はあるけど、誰に投じていいかわからない」人に「営業」を仕掛けて票を集めるお手伝いをすべきだし、逆に落選運動もガンガンすべき(もちろん法的にも道徳的にもクリーンな手法が望ましい)。

 

石破総理が政界再編をしてくれるわけでもないし、野田代表が政界再編をしてくれるわけでもないし、高市前議員が政界再編してくれるわけでもないよ。あと、日本保守党とか参政党とかれいわ新選組とかも同様だよ。

 

この宇宙のどこかに日本を立て直す「国士様」がおられるわけではないよ。よりベストな、よりベターな、よりマシな選択を頑張って続けるしかないんだよ。

 

ジョアン・レベロとかホワン・ルイとかは、与党にも野党にもいて欲しいし落選させちゃいけない。また落選したら次の選挙まで支えてあげて欲しい。

 

シルヴァーベルヒは無理でも、フランツ・マリーンドルフとかグルックとかブラッケとかオイゲン・リヒターみたいな人材ぐらいはいるでしょう、どの陣営にも。せめて二大政党制を目指すなら、与党と野党第一党にはそれぐらいの人が欲しい。

 

想像してみて欲しい。パパマリーンドルフとグルックとブラッケとリヒターとレベロとホワンルイのいる国会中継を。絵面が地味。つまらない。

 

観たいんですよね? ラインハルトを国会中継で。でもそれはなかなか難しい。前者で我慢しよう。そこそこの人材の方が圧倒的に多いんだから。

 

苦しい選択と厳しい選択を続けていく中でなんとか、ラインハルト級の政治家、ヤン級の政治家、キルヒアイス級の政治家、ユリアン級の政治家を、見出して拾っていくしかないでしょう。

 

もちろんそういう地道な選択の中で、どうしてもヨブ・トリューニヒトみたいなやつがなぜか選挙に強くて、どうやっても落選しないからと言ってムカついて、ルドルフとかラインハルトとかヤンの独裁を熱烈歓迎しちゃだめなんですよ。

 

気を確かに持ちましょう。イライラしない。気長にしっかり選びましょう。政界再編は国民の仕事です。