もえろぐ

在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

「からあげ」と「ザンギ」の違い/揚げる前の「タレ漬け込み」=「味の濃さ」に違いがある

スポンサーリンク

「からあげ」「ザンギ」の違いは

 

「下処理(下味がついているか)」が有るか無いかの違いです。

 

  • ザンギ=「下味をつけた鶏肉」に粉をまぶして揚げたもの
  • からあげ=「鶏肉」に粉をまぶして揚げたもの

 

このように「下処理(下味)」の有無が「からあげ」と「ザンギ」の違いになります。

 

「からあげ」と「ザンギ」の違い

 

ザンギは、揚げる前に「調味液(タレ)」で鶏肉にしっかりと味付けをしてから揚げるので、濃い味付けになります。(下処理のあとでさらにからあげ粉、小麦粉、片栗粉などをまぶしてあげることもあります)

 

からあげは「粉(からあげ粉、小麦粉、片栗粉)」をつけて揚げるだけなので比較的素揚げに近く、ザンギと比べてあっさりとした味付けになるのが特徴です。

 

 

「からあげ」と「ザンギ」の明確な定義は存在しない

 

f:id:cample-hq:20171228145602p:plain

 

一般論としては、上で述べた通り「下処理」の有無、そして「味の濃さ」が「からあげ」と「ザンギ」の違いになります。

 

ただし、明確に定義を定めている文献も無く、あくまで一般論として世間で言われているに過ぎません。

 

要するに「からあげ」と「ザンギ」の違いはかなり「曖昧」なのです。

 

毎回「からあげとザンギの違いって何だっけ?」となるのは、当然の結果と言えましょう。

 

一応、世の中でその「違い」とされていることがいくつかあるので、とりあえず「定義」と言えそうなものを挙げておきます。

 

つくり方の違い

 

  • ザンギ=鶏肉を調味液に漬け込んでから揚げる。
  • からあげ=鶏肉に味付きの粉をつけてから揚げる。

 

味の違い

 

  • ザンギ=濃い味付け(タレに漬け込んで下味がついているから)
  • からあげ=薄い味付け(ザンギよりも素揚げに近い)

 

 

ザンギの由来/中国語由来が有力な説

 

f:id:cample-hq:20171228145528p:plain

 

いくつか「ザンギ」の由来となった言葉がありますが、どれも中国語です。

 

おそらく戦後において中国や満州など大陸からの引き揚げ者が多くいたため、中国語に由来を持つ「ザンギ」が誕生したものと考えられます。

 

説1:中国語で「鶏肉を揚げたもの」を意味する「ザーギー(炸鶏)」に、縁担ぎで「運(ウン、ン)=(運がつくように)」が合わさり「ザンギ」となったという説。

 

説2:「炸子鶏(ジャーズージー)」が変化して「ザンギ」になったという説。

 

そのほか、鶏肉を骨ごと切って揚げたことで「散切り」が「ザンギ」に変化したという説もあります。

 

北海道では「タコ」も揚げれば「ザンギ」

 

f:id:cample-hq:20171228144757p:plain

 

「ザンギ」と言えば、北海道でよく耳にする言葉です。

 

半ばソウルフードのように扱われている「ザンギ」ですが、鶏肉のザンギはもちろん、北海道では「魚介類」のからあげも「ザンギ」と言います。

 

居酒屋では「タコのザンギ」がメニュー表に載っていることもあり、北海道では「ザンギ」=「鶏肉」とは限らないのです。

 

上の定義の通り、「タレで下味をつけて」から揚げれば「ザンギ」ですからね。

 

鶏だろうが、タコだろうが、ザンギなのです。

 

ザンギ発祥の店/釧路市の「鳥松」(元祖ザンギのお店)

 

f:id:cample-hq:20171228145240j:plain

(引用:元祖ザンギは骨付きをタレで!ザンギ発祥の店「鳥松」 | 北海道Likers

 

ちなみに、ザンギ発祥の店と言われるのが「鳥松」。


北海道釧路市にあります。(繁華街にあります)

 


北海道旅行、特に道東方面にお越しの際はぜひ釧路にお立ち寄りいただき、

 

「鳥松」で元祖ザンギの味を堪能してみてはいかがでしょうか。

 

お店の情報

 

ザンギ(骨付き):580円

 

店名:鳥松 (とりまつ)
住所:北海道釧路市栄町3-1
営業時間:17:00~翌0:30
定休日:日曜日
TEL:0154-22-9761

 

アクセス:JR釧路駅より徒歩10分

 

まとめ

 

f:id:cample-hq:20171228145717p:plain

 

僕は濃い味付けのほうが好きなので「ザンギ」派です。

 

一方で「からあげ」のほうも「ザンギブーム」に押されまいと「塩からあげ」というネーミングで売り出していたりします。

 

上で述べたように「薄味」=「からあげ」が本来の姿なわけですが、「薄味」を強調するためにあえて「塩からあげ」と言っているわけですね。

 

たまには「塩からあげ」も食べてみたいです。