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【自己啓発】人生のためになる本『クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方(海老原嗣生)』/夢の種が手に入る5つの習慣とは?

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人生で悩んだとき人生で迷ったときの「道しるべ」になりそうな本を見つけました。
クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方 (星海社新書)』という本です。
 
「夢の種が手に入る5つの習慣」を「日本の売れっ子芸人」に当てはめて考えてみるという話は、とても面白かったです。
 
新書なので読みやすいですし、ページ数の割には骨太な内容でよくまとまっていたと思います。自己啓発の本としておすすめですね。
 
以下、備忘録代わりのメモです。
※要約ではありません。僕なりの解釈も含まれます。

 

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 クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方(海老原嗣生)

 
 

1.キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される

 

定理1 夢は変わっていくものだ

 
自分の過去を振り返ると、その時々(小学生の頃、中学生の頃、高校生の頃、大学生の頃、成人後……)で「夢」や「趣味」や「目標」、好きな「食べ物」や「服装」、「友達」に至るまで、すべて年齢とともに変わってきたはずである。
 
過去がそうだったのなら、未来もきっとだろう。
「今」の目標も必ず変わる。
 
しかし「夢が変わる」ということは決して悪いことではない。むしろ良いことである。
なぜなら夢は「人生折々の旬」みたいなものだからだ。
 
人生を「花壇」に例えてみると分かりやすい。
ずっと1つのことに打ち込んできた人の花壇は「1種類の花」で埋め尽くされている。
しかしその時々の「旬」をたくさん取り入れた人の花壇には、多くの種類の花が咲き乱れていることだろう。
 
彩り豊かなのは言うまでもなく、後者である。
 

定理2 変化は偶然の出会いから始まる

 
夢が変わる瞬間というのは、案外「偶然のきっかけ」で始まることが多い。
しかもその「きっかけ」をもたらしてくれるのは、周囲の人間である。
 
「キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」
クランボルツの至言である。
 

2.偶発的な出会いを豊富にすれば、キャリアも人生も豊かになる。

 
上の「定理1」と「定理2」から分かるように、人生を豊かにするには「偶然」による「変化」が必要である。

偶然に出会い、前向きに受け止め、そこから大いに影響を受ける。
そこで新たな発見をし、自分は変化する。
 
常に新しい自分に変わっていくサイクルを繰り返すことで、夢の「種」を手に入れ、花を咲かせることが出来る。
 

3.豊かな人生を手に入れるための5つの習慣

 

(1)好奇心(興味関心を持つこと)

 
新しいことへの興味・関心を失うと新たな出会いは無い。

しかし「好奇心」=「中途半端に何でも手を出す」ではない。
納得のいくところまでひと通りやってみることが重要である。
 

(2)持続性(飽きずに続けること)

 
「持続性」は「好奇心」に対するブレーキである。
上に述べた通り、好奇心は納得のいくところまでやってみる=一定期間持続することが必要である。
 

(3)柔軟性(他人の意見も聞くこと)

 
ちょっとうまくいったからと言って天狗になってはいけない。
そこで成長が止まってしまうからだ。
他人の意見や新たな視点を積極的に取り入れる必要がある。
 

(4)楽観性(くよくよし過ぎないこと)

 
難問にぶち当たって、くよくよ悩んでいると持続できない。
多少の不安や不満は受け流すという姿勢が楽観性である。
 

(5)冒険心(失敗を恐れないこと)

 
「いっちょやってみるか」と新たな領域に踏み出す勇気、それが「冒険心」である。
 

まとめ

 
「計画的偶発性理論」で大事な5つの条件を、1つのサイクルとしてまとめると次のようになる。
 
好奇心(面白そう)

冒険(やってみよう)

楽観(大丈夫。何とかなる)

持続(自分が納得するまでやる)

柔軟(天狗にならない)
 
これら5つの条件をすべてクリアした姿勢を常に持っていると、自分が磨かれて、いつでも新しい自分が見つかる。
 
一度、こだわりは捨てて新たな出会いを積極的に求めると人生はより豊かになる。
 

4.「夢がかなわない理由」を「お笑い芸人」に例えて解説する

 

学年に1人はいる面白いヤツ:

 
100人に1人程度のセンスで良い。
 

芸人を目指す(冒険心):

 
「ちょっと面白いヤツ」程度の人間の99%は芸人を目指したりしない。
みな普通の道に進むのである。

だから、その程度の実力であっても「芸人を目指した」時点でその人は1万人に1人の人間になれる。
 

ツラい下積み時代に耐える(楽観性):

 
芸人を目指したとしても100人に1人程度の面白さなので、すぐには注目されない。
給料も安く、将来も不安になる。

余りにもツラいのでみな芸人を諦めていく。
チャンスが巡ってくるまでしぶとく残っているヤツが1割だとすると、その時点で10万人に1人の逸材になれる。
 

天狗にならない(柔軟性):

 
細々とでも続けているとチャンスが巡ってくることがある。
しかし、ちょっとうまくいったからといって仕事を選ぶようになると、途端に成長は止まる。
 
仕事を選ぶということは、好奇心と柔軟性の欠如である。
もともとが100人に1人程度の才能なわけだから、代わりはいくらでもいる。
結果、飽きられ消えていく。
 
一言で言うと、天狗にならず常に新しいことにチャレンジし続ける芸人だけが芸能界で生き残る。
 

売れっ子としてスターダムへ:

 
常に新しいことに挑戦していると、自然と芸のバリエーションが増え、磨かれる。
人脈も増え、さらにチャンスが巡ってくる回数も多くなる。
 

5.5つの習慣 取り扱い上の注意点

 

夢は代謝すること。掛け金を払うこと。

 
夢は、チャレンジしないと完全に葬り去ることは出来ない。
未練が残るといつまでも二の足を踏んでしまう。
 
危険なのはいつまでも一歩踏み出さず、ぐだぐだ文句を垂れ流し続けることだ。
(会社辞めたいとか言いつつ、かれこれ5年くらい残ってるやつとか)

あるいは、やってもいないのに「やればできる」と思い込んで全く行動しないこと。
 
「計画的偶発性理論」に従って5つの習慣を実践していれば、夢はいくらでも見つかるのだから、その時々の「旬」にこだわって実践して、ひとつ夢を消化したら次の夢に行けばいい。
 
ただし、夢のつまみ食いでは意味が無い。
自分が納得するまで、その時は一生懸命取り組むこと。
それが掛け金だ。
 
夢は叶えるものでも、見つけるものでも無い。
夢は見つかるものだ。
 
夢はきちんと1つずつ消化すべし。
 

無謀とチャンスは違う

 
「冒険心」と「楽観性」と「好奇心」は、暴走するとそれは「無謀」になる。
無謀にならないためには「柔軟性」=周りの意見も取り入れることが必要だ。
 
しかし、否定的な意見ばかり取り入れれば、今度は「冒険心」と「楽観性」と「好奇心」が鈍り、チャンスを逃すことになる。
 
したがって、無謀とチャンスのバランスを取るために「出来るか出来ないかギリギリ」のチャレンジが望ましい。
 
「出来るか出来ないかギリギリ」を見極めるポイントは2つある。
それは「生かし場が含まれていること」と「逃げ場がないこと」だ。
 
前者は、自分の財産(知識、経験、キャラクター、コネ等)を生かす場が少しでもあるかどうか、という基準である。
 
後者は、文字通り逃げ場所を無くすことだ。楽な道が複数あると必ずそっちに逃げてしまう。だから、あらかじめそういった横道は潰しておく必要があるだろう。逃げ場がないことが基準の1つだ。
 
そして実は、この2つのポイントをクリアしたチャンスが明確に1つ挙げられる。
それは「他人から与えられた無謀な機会」である。
 
他人が自分に頼むということは「何かしら出来る可能性を感じている=生かし場が含まれている」ということである。
 
また頼まれて引き受けた以上、投げ出すことも出来ない。
つまり逃げ場がないということになる。
 

まとめ

 
なんだろうね、この本で言ってることってまさに自分のことのようでワロタwww
会社辞めてインターネットで何かビジネスが出来ないか、と考えているわけだから。
 
しかもいま無職。大丈夫なのか俺。
上で言ってる通り「楽観性」「好奇心」「冒険心」は強いけど、これだけだとただのバカなんじゃないかって疑惑も頭をよぎるぜ。ハハッ
 
問題は今の状態が「無謀」なのかどうか。
一応、数千円は毎月儲けてるわけだから無謀ではないと信じている。
 
でも、継続の大切さはよく分かった。
そういうことだね。続けてなんぼですよ。ブログもそうだね。
 
細々とでもいいから、生き残りたい(願望)。