もえろぐ

在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

男がシリンダー交換(鍵交換)なんて「男らしくない」?/「女のくせに」が許されない一方でなぜなのか

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春から入居する学生さんからのリクエスト。それがシリンダー交換のお願い。春から大学生になる男子学生からの申請だった。その連絡を見て職場のおばさんが一言。

 

「男のくせにシリンダー交換するのかwww」

 

僕は普段通り淡々と処理を進めていたけど、内心で割とショックを受けた。シリンダー交換ぐらい誰でもするよね? そこに性別の差はなくない? って思った。まあ口には出さないけど。そもそもシリンダー交換しないと、仮に前の住人がこっそり合鍵隠し持ってたら入れちゃう。それが怖いという気持ちは分かる。その防犯意識の強弱は性差で決まるようなもんじゃないと思う。個性だよなあ。女でも交換しない人もいるだろうし。個人の属性なんてどうでもいい。交換したいっていうなら特に何も思わずその通りしてあげる。でもおばさんは「男のくせに」とか「軟弱!www」とか思って、すぐ口に出しちゃうんだよなあ。

 

男の自分としては、「女のくせに」は割と許されない風潮があると感じている。意図はどうあれ、言った瞬間に社会的生命が終わるようなそんな感じ。政治家だったら確実に終わる。というか終わった人がいるよね。

 

にもかかわらず、割と「男のくせに」と気軽に言っちゃう風潮、良くないと思う。「女のくせに生意気だ」が許されないなら「男のくせに生意気だ」も許されないのでは? 「女がどうこう」が許されないのではなくて、「性別でどうこう」言うなって話なんだよね。近代において「女のくせに」が強調されてきたからその反動で「女のくせに」はやめようってだけであって、もう片方の「男のくせに」も許されないと理解している。

 

もちろん僕もおばさんもお互い大人だし、お互いの価値観に干渉はしないけど、「男のくせに」とか「女のくせに」が許される、ジェンダー意識が薄い職場に長くいると自分も影響を受けてしまいそうで怖い。

 

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