お酒を飲むようになると「甲類」とか「乙類」って言葉を目にします。焼酎の種類ですね。
ウーロンハイ飲むなら焼酎が必要なんですけど、焼酎には「甲類」と「乙類」があって云々……
だから「甲類」とか「乙類」って何なんだよ!?
……ってことで、調べてみました。
まあ要するに「無味無臭」で「安い」のが「甲類」ってことです。ペットボトルに4Lとか入ってるアレです。一方でマジもんの焼酎、素材の風味を生かした焼酎(麦焼酎とか芋焼酎とか)が「乙類」ってことです。
焼酎の「甲類」と「乙類」の違い/無味無臭の安い焼酎が「甲類」です
焼酎の「甲類」:安い! 臭くない!
焼酎には「甲類」と「乙類」があります。二つの違いは「蒸留方法」です。
つまり、焼酎の作り方が違うってことですね。
「甲類」の焼酎は、連続式蒸留機で蒸留してお酒を造ります。細かく説明するとキリがないのですが、簡単に「機械でたくさん作れる」って覚えておいてください。
明治以降メジャーになったので「新式焼酎」とも言われます。高純度のアルコール抽出が可能で、クセの少ないスッキリとした味わいが特徴。
機械で大量生産が可能なので価格もリーズナブルです。ピュアな味わいを活かしてチューハイやサワー、果実酒、カクテルなどによく使われています。度数は36%未満に限定されています。
焼酎の「乙類」:本格的な味わい! 芋! 麦!
一方で「乙類」の焼酎は、単式蒸留機で蒸留します。連続式に比べると手間がかかる手法です。
昔ながらのシンプルな方法なので、古くからある焼酎の銘柄はこの方法で作られていることが多いです。単式蒸留機によるアルコール抽出は、アルコール以外の風味や味わいも含まれやすいので素材の味を大切にできます。ユニークな焼酎造りに向いていると言えますね。「本格焼酎」と言われるものは大体「乙類」の焼酎です。
「麦焼酎」や「芋焼酎」などの「風味」が命のお酒は、甲類の焼酎です。度数は45%以下に限定されます。
まとめ
- 甲類焼酎:無味無臭のすっきりとした味わい。安くて大量に手に入る焼酎。ビッグマン、純、大五郎、鏡月、JINROなど。
- 乙類焼酎:本格焼酎。素材の風味を大切にしている。ちょっとお高め。黒霧島(芋焼酎)、いいちこ(麦焼酎)など。