ちょっと前のアニメですけど『六花の勇者』全12話観ました。
最高でした。めちゃくちゃ面白い。どうして見逃していたのか、分からないです。
簡単に言うと「人狼」系です。7人の勇者の中に1人敵が混ざってるから、誰なのか突き止めて殺さなきゃ!って話。
雪山の山荘に閉じ込められて殺人事件が起きるとか、嵐の陸の孤島に閉じ込められて殺人事件が起きるとか、「人殺しと一緒にいられるか!ワシはワシの部屋にこもるぞ!誰も起こすな!」みたいな展開やらなんやら、そういう推理小説が好きな人にはおすすめ。名探偵コナンが好きな人にもおすすめ。
『六花の勇者』感想/シロを確定していって、敵を追い詰めるのが楽しい!
舞台は、剣と魔法の通用するファンタジー世界だから、堅苦しい小説が苦手な人でも気軽に楽しめる。描写も分かりやすいから、「こいつはシロなのか......?」「え!? クロなのか!?」「いや! ちょっと待ってくれおかしいぞ!」とか、見てるこっちもドキドキしちゃう。
終盤は「シロ」の人を確定させていって、一気に証拠を見つけて「敵」を追い詰める。このあたり最高にワクワクした。
ひとつだけネタバレしちゃうと「主人公はシロ」です。
だから「実は主人公が犯人でした~」ってオチは無しです。僕こういうオチ最高に嫌い。作者クソだなって思うタイプ。幸いこのアニメの場合そんなこと無いから安心してOK!
あと、ついでにもう一つ。「7人全員勇者だった」とか「7人全員犯人だった」とか、そういうクソ展開も無いです。反則だよねこれ。某アガサ・クリスティーのあれ、未だに釈然としないもんwww
その点『六花の勇者』の場合ストレスが少ない。
ちゃんと「嘘つき」が1人います。完全に頭おかしい人が混ざってます。悪です。
用意周到に準備した作戦として1人潜入して、勇者たちを1人ずつ吊るしあげて、殺していくつもりでした。最大2人ぐらい殺せればいいなと思ってたらしい。偽勇者(敵)の背後には魔王サイドが付いています。完全なる悪です。
最終話で正体がバレて、動機やらなんやら話してくれます。
視聴者としては、最後に犯人が分かってすっきりします。これが最高のカタルシス。原作はここからが面白くなるらしいですが、アニメ化されてる部分だけでも十分面白いです。
犯人は頭が良いのでその後、逃げ出します。ここでアニメが終わる。まあ、本当は殺して欲しいけど原作は続くからしゃーない。1クールでここまですっきりできるのは珍しい。おすすめしたいアニメに加えておきます。みんなももう見た?
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『六花の勇者』初めて全部観た
— コモリヤスハル (@yass_cample) 2019年12月14日
めちゃくちゃ面白かった!!!
7人の勇者の中に1人敵が混ざってるから、正体突き止めて殺せって話
ちゃんと1クールの最終話で1人敵があぶりだされて終わるから、すっきりした
ただ僕が信じていたキャラが敵だった。
すごい精神的ダメージを負ったwww 悲しい…… pic.twitter.com/k13sqvESFx
理詰めで追い詰めたり、逆に追い詰められたり、全員の暗黙の了解が実は間違ってたり、いくつか見落としてる事実があったり、なかなか見ごたえある作品
— コモリヤスハル (@yass_cample) 2019年12月14日
「人狼」とか好きな人におすすめしたい。
映画なら『12人の優しい日本人』とか『十二人の怒れる男』とか、そういう系だと思うと楽しい。
魔王の側、ほんと狡猾であっぱれだわ。国家百年の計とはまさにこのこと笑
— コモリヤスハル (@yass_cample) 2019年12月14日
下調べとした準備がものすごい手間かかってるし、回りくどいけど確実。
ここまで勇者たちを疑心暗鬼にして、足止めしただけでもすごいと思う。魔族の生き残りを賭けた「執念」だね。
ただ本当に最後の最後のシーンだけ蛇足だったね。2期につながるエピソードで原作通りだけど、これは余計。2期作る気ないなら邪魔でしかない。ギャグみたいになっている。そこだけはカットして欲しかったね。
— コモリヤスハル (@yass_cample) 2019年12月14日