カセットコンロを買う際にポイントとなるのが「炎の出方(バーナー方式)」の違い。
「内炎式」か「外炎式」か、という選択肢があります。
文字通り「炎が内側にまとまっている(内炎式)」のか「炎が外側に向かって出る(外炎式)」のか、という違いがあるのですが、これがどんなメリットとデメリットにつながっているのでしょうか。簡単にまとめます。
【カセットコンロ】内炎式と外炎式のデメリット/真ん中だけ熱くなりすぎる問題
内炎式のデメリット
- 価格が高い
- なべ底の中心部分から熱が外側に広がりにくい(たこ焼きなどの鉄板プレートなどの調理が苦手。フライパンなどの調理も不向き。温まり方にムラが出やすい)
- 構造上、中心部分が空洞のためゴミや食材クズが入り込みやすい(掃除がしにくい)
- 火が見えにくい(火力調整がしづらい製品がある)
内炎式のメリット
- 少ない燃料でも火力が強い(中心部に火が集まるから)
- 早く温まる(効率が良い)
- 炎が内側にまとまっているため熱が逃げない
- とろ火が得意
- 火が外側に漏れないから取っ手が焦げたり、熱くならない
外炎式のデメリット
- 炎が外側に向かっているため熱が逃げやすい
外炎式のメリット
- 価格が比較的安い
- なべ底全体に火が当たるからまんべんなく温められる
- 掃除がしやすい形状のことが多い
まとめ
- 「内炎式」の特徴はとにかく「炎が中心部分に集まること」ですね。
- 中心部分に炎が集中するからこそ、燃料を効率よく燃やして燃費がいいわけです。
- ただし、炎が中心部分に集まるからこそ真ん中だけ熱くなりすぎて、外側が温まりづらくなりやすい。たとえばフライパンなどの調理、たこ焼きプレートを使った調理では温度にムラができて料理が綺麗に仕上がらない問題があります。
- 真ん中が熱くなっても支障がない「土鍋」などで煮込み料理をする際は「内炎式」がおすすめです。
- 炒め物、焼き肉、鉄板プレートでたこ焼き、お好み焼きなどを楽しみたい場合は「外炎式」がおすすめです。