去年の話になりますが、友達があてもなく会社を辞めて無職フレンズとなりました。
僕はアフィカス野郎なので「こいつはちょうどいい!」と思い、外注ライターになってもらったんです。
ですが、僕の度重なるひどい仕打ちに嫌気がさしたらしく、先日「もう疲れました。探さないでください」と言われてしまいました。とても悲しいです。
でも僕も立派なアフィカスなので、それでも外注は続けたいと思いました。そうじゃないとミニサイト量産化計画が止まってしまうので。そこで、仕方なくクラウドソーシングでライターを探すことになったんです……
とりあえず、外注ライターさんを1人雇ったのですが、思いのほか高スペックでビビりました。馴れ初めについて語っておきたいですwww
当初の計画と思わぬ誤算
本当は3人くらい雇うつもりでした。
3人雇って、低品質な記事をゴリゴリぶち込んでいくつもりだったのです。量産ですね量産。が、なんと募集をしてもまったく集まらず爆死www
う~ん、クラウドソーシングで外注ライター募集してみたけど提案0かぁ~…
— コモリヤスハル (@yass_cample) November 27, 2018
1文字1円だから文字単価は悪くないはず
提示した条件が色々厳しかったかな
しゃーないから、条件ゲロ甘にして再度募集かけるか
おいおいマジかよwww
笑いました。
友達がつくってくれた記事は高品質だったので、それゆえに、逆に外注ライターはゴミみたいな記事しか納品して来ないだろうなーと思ってたんです。だからこそ、低品質な記事でも3人くらいに書かせて数で攻めればまだまだいけるやろ!的な発想でした。でもこれがダメだったみたいです。
単価は悪くなかったと思うんだけどなあ。
1文字1円だし。
でも思い返すと、依頼内容がふわっとしていてみんなに警戒されちゃったのかもしれないです。よく分かりませんが。
僕も外注ライターをクラウドソーシング経由でやっていたことがあるので、分かりますそういう地雷案件。
そっか、そう見えちゃったか。
仕方ないので再度条件文を練り直し、ライターに求める内容をゲロ甘にした結果、嬉しいことに2人から応募がありました。
内1人が選考過程で音信不通になり(笑)、残った1人が2019年1月7日現在、ぼくの唯一の外注ライターさんです。これが馴れ初め。出会い。
クラウドソーシングの件ですが、早速1人応募がありました
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 3, 2018
同じ金額で頼んだんですが、今度は超ハードルを下げて依頼してみた結果、応募があった感じ。
金額は同じだけど、前の依頼はやっぱり条件が厳し過ぎたようだな
あるいは、条件に報酬が見合ってなかったのかも
いずれにしても流れることは回避
初めての外注ライターがいい人過ぎて逆に怖い件/疑心暗鬼との戦い
めでたく外注ライターさんを雇うことに成功した僕でしたが、ここで困ったことが起きました。思いのほか外注ライターさんがいい人だったんです。
上に書いた通り、低単価・低品質・低能の3拍子揃ったライターを僕は求めていたわけです。が、その残った1人のライターさんというのが思いのほか有能で、ツラいです。
彼はいわば「初心者」。(性別は仮に男としておく。本当は女かもしれんが、どっちでもいい。興味なし)
突然音信不通になったもう1人は「中堅ライター(なぜ消えたのか不明w)」。
一方、Bさんは音信不通。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 10, 2018
連絡くださいと3日前に伝えてるのに、既読スルー。
応募してきておいてどういうこっちゃ? これが内定辞退された人事担当者の気持ちか……。分かりたくもなかったが。
……ごめん、もうブロックしていいっすか自分。 ……?
同じ条件で戦ったら、勝のは明らかに後者のはずでした。でも、ちょっとうまいことされましたね。自覚はあります。
うまいこと。それがまさに、僕がライター時代に書いたこの記事のようなこと。
「初心者だけど頑張ります!」という熱いメッセージ=陳腐なメッセージ=もっとも信用できない言葉、に加えて、「実績ではないですがこういう記事書いてみました! 読んでから判断を!」みたいなことされました。
負けました。良いと思うそういう作戦。僕は嫌いじゃない。むしろ好き。自分がそうやって案件獲得してきたからね。うんうん、分かってるじゃん。そんな気持ちになった。
クライアントにやったことはあるけど、やられたこと無かったからちょっと嬉しかったです。
それに加えて、僕が言わなかったこととか省略したこととか忘れてたこととか、めちゃくちゃコミットして指摘してくるんですよ。
気が利くなあって感じ。気分は良かったです。
1文字1円で雇おうとしているライターさんが、めっちゃコミットしてくるwww
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 6, 2018
なんか、報酬以上のことを自ら引き受けて行くスタイルの人みたい。
逆に色々お願いするのが心苦しくなってきたよ……
まるで自分がブラック企業の経営者で、やりがい搾取してるような気持ちになる。や、やめてクレメンス!…
自分より優秀な人を雇うことになるのかな。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 6, 2018
どうしよう。なんか心苦しいんだけど。
好意の返報性っていうんですかね?
分かっちゃいるんですが、好意的なメッセージ送られるとこっちも好意的なメッセージで返したくなるじゃないですか。
洗いざらいこちらの懐事情とか話しちゃいましたね。初対面…… というか会ってすらいない人に対して。
ちょっとドン引きされるかなとも思ったのですが、まあその時はそのときだと思うので、全力全開で自分の気持ちをぶつけました。
初対面の人にエモいメッセージを送ってしまいそう。自制しなければ。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 6, 2018
初っ端から距離詰めすぎるとキモいしな……
でもそれが結果的には良かったのかもしれないです。今は、こちらの事情を察して色々先回りして提案してくれるので助かってます。
ただ同時に不安も生まれてきました。この頃からでしょうか。不信感が僕の中にあって、もうこれは病的というか、根拠がないですが「いつやられるんだ、いつやられるんだ」という気持ちでいっぱいになっていきました。
ここまでいい人だとなんか逆に不信感あるよね。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 6, 2018
なにか裏があるんじゃないか、あくどいこと考えてるんじゃないかって気がしてならない
人間不信。同志書記長のように。
普通の常識として、インターネットの出会いは大体嘘なので怖いんですよね。ネット上にここまでいい人はいないと思ってます。ネットってそういうところです。騙し合い。化かし合い。平成ぽんぽこ詐欺師合戦です。
あ、Twitterでからむとかはいいんです。そういうレベルはいいんですよ。ゆるいやつだし。そもそもお金からまないじゃないですか。薄い人間関係だし。いつでも切れるじゃないですか。冷たいようですが……
でも、ライターを雇うって、もろにお金絡むネット上のやり取りじゃないですか。怖いじゃないですか。すごく不信感が募ったんです。
相手が騙してきても嘘を嘘と見抜けないといけないわけですよ。雇う側ならなおさらです。
その後、正式に採用を決めて、レギュレーション送って、よろしくって頼んでおいたんですが、特にトラブルもなく最初の納品。
外注さん(A氏)から初納品ありました!
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 10, 2018
思っていた以上に良質な記事でびっくりしました!
正直、ゴミみたいなものが納品されるとおもってました! サーセンしたあ!!!
むしろ、「ちゃんと説明したいので文字数オーバーしました。報酬ボーナスは不要です」みたいな神対応! ステキやん
注文通りの文字数に納める、というのもひとつの仕事なんだけどぶっちゃけ僕は弱いジャンルを狙ってるので長文SEOの世界。つまり文字数が正義。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 10, 2018
でもケチりたいというゲス思考から報酬は低く抑えたんだけど(もちろんちゃんと説明してるけど)、自らブラック労働に突入してる感ある…
やりがい搾取…
ガッカリどころかビックリ。それもいい意味で。恐ろしいのはまず「文字数」。
もちろん指定した文字数で納めるのも大事だけど、いまの僕にとって文字数は多ければ多いほど直しやすいからありがたい。
初っ端からすごいなあって思った。素直に。文字数オーバーありがとうって感じ。
で、数日してさらに驚くことが。
やっぱり外注ライターA氏、いい人だなあ。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 12, 2018
今日連絡が来て何かと思ったら「前回の記事に間違いがあったので差し替えて欲しい」みたいな申し出があった。
ぼくは詳しくないから、コピペチェックだけしてOK出したやつだったんだけど、なんというか真面目な人だなあ。
絶対に逃がしたくない外注さん。
自分が外注ライターやってたころは、もっと適当だったし、納品したら終わりって認識でやってたんだけど、意識高いなあ......。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 12, 2018
こんないいライターさんから納品してもらった良い記事を、僕がデザインしたクソみたいなアフィサイトにぶち込んでいいのだろうか、いや、いい。(反語(嘘))
納品済みの記事について間違いがあったと自己申告してきたんです。「この部分を次のように差し替えてくれ」って言ってきたわけですよ。ありえなくね?www めっちゃいい人。
ツイートの通り、僕だったらそんなことしないね。だってもう納品終わってるんだから。
べつにそこまで僕がクズってわけでもないと思うのです。だってそういうもんでしょ外注ライターって。違うかなあ。ごめん僕の意識が低かったら。俺はそういう人間だ。
とにかく、僕は外注ライターさんの能力を見くびっていた。
思いのほか責任感があって、有能だった。
そういうわけですよ。
そうなると僕もどんどん不安になっていくわけ。
クラウドソーシングってもっとクソみたいな人が集まってるところだと思ってたから、こんなにいい人だとやっぱり疑いしかない。どこかでひどい裏切りに遭うのではないかと。怖いなあ。嫌だなあ。(猜疑心)
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 12, 2018
A氏の記事、やっぱすごいわ。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 12, 2018
「これはサイドバーに入れたほうが良いかもしれません」みたいな注釈まで付いてる。まだURLすら教えていない、まだ見ぬサイトのデザインまでアドバイスくれるのかよwww
ますます何者なのか気になる。疑心暗鬼。絶対に裏がある。怖い。
騙されてはいけない……。
どんどんどんどん、不安になっていく。
能力も高いし、むしろ自分なんかが雇って良いのだろうかとさえ思えてきたよね。
アフィサイトのジャンルについて、僕よりも外注ライターさんのほうが圧倒的に詳しい。文章力は僕の方が勝っていると内心思っているが、実際に使ったことがある人、使っている人の感想には勝てないなあ。共起語がバシバシ入ってる感じ。さすにが生の感想は素人アフィカスじゃ機械的に抽出できないよねー
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 21, 2018
外注ライターさんの能力が高すぎて、サイト作りが失敗してる気がしてならない。こんなに優秀な人なら、もっと高度な記事書いてもらったほうがいいのでは?疑惑。どうしよ。方向転換するか?しちゃうか?
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 21, 2018
弱いジャンルだから記事数で叩こうとしてるけど、ち密につくった10記事程度で圧勝したほうが吉?
確かに応募してきたのは彼のほうだけど、なんかモヤモヤした。
やりがい搾取してるわけではないのに、なんかブラック企業っぽくて反吐が出る。
自らブラックライター業に足を突っ込むスタイル。なにそれこわい。
まとめ
不安しかない!笑
やばい、外注ライターさんが怒涛の年末納品。記事公開が追い付いてない。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 27, 2018
記事公開は僕の仕事。完全に滞らせている。Twitterやってる場合じゃない!www
外注ライターさん、怒涛の納品継続中。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 27, 2018
今日は頼んでもいない「解説画像」を自ら作成し添付してくれた。
「ありがとう助かる!」って気持ちを通り越して、もはや「どんな裏があるのか」と勘ぐってしまう。
巨大な善意に触れて僕は混乱している。
「本当に『善意』なのか?」と。
滞っていたぶん、これで完了
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 28, 2018
いろいろ気に入らないところがあるけど、まあその辺は追々…
残り1記事納品されれば今年の依頼分は完了
パクリも水増しも音信不通も無かったから、普通に報酬支払いの流れ
正直、今回の仕事は外注ライターにとってものすごい負担だったような
労力に報酬が見合ってない…
「割に合わないのでやめます!」って言われても文句は言えないけど、こっちが値切ったわけじゃないしなあ。やりがい搾取してる気はないんだけどなあ。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 28, 2018
ホワイト企業の経営者志望としては、どうしたらいいのだろうか...
ボーナスか、文字単価アップか…
なんか外注ライターさんが、とんでもない悪さをしでかしてオチが付けばひと安心なのかもしれないけど、それはそれでやっぱりヤダな……。
「割に合わないのでやめます!」って言われても文句は言えないけど、こっちが値切ったわけじゃないしなあ。やりがい搾取してる気はないんだけどなあ。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 28, 2018
ホワイト企業の経営者志望としては、どうしたらいいのだろうか...
ボーナスか、文字単価アップか…
なんとなく気持ち悪いから、ギブ&テイクの関係になろうと努力しました。でもダメでした。
アフィサイトのURL教えたんですよ、投稿先の。これから作ろうとしている場所の。
外注ライターさんが、自分の記事が掲載されるURLを知りたいというので教えてしまった…
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 30, 2018
やろうと思えばいくらでも悪いことができるし、とことん僕のサイトを貶めることができるけど、この1か月やり取りをする中で「大丈夫そう」と感じたので、教えることにした
裏切られたら、立ち直れそうにないwww
まあ、相手が実はプロの8ケタアフィリエイターでクエリ全部引っこ抜くために初心者っぽく振舞っていて、僕をだまくらかすお芝居していたとしても、まだ出来立てのサイトだからクエリないし、いいかなって思って。
そしたら追い打ちをかけるように更にこんなことが。
アフィサイト公開したんすよ。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 30, 2018
そしたら外注ライターさんが、自分のアフィブログのURL教えてきたんすよ。
で、言うんすよ。
「この記事とこの記事は競合するので削除しました。今後はネタが被らないようにブログのジャンル変えていきます」
この人は神か仏かなんかなの? って気がしてきた(混乱) https://t.co/h43ZpHDtzK
加えて、僕が作ったアフィサイトについて「ここが見にくいからこうしろ」ってアドバイスしてくるんすよ
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 30, 2018
ちょっとなに言ってんのか分かんない
こんな外注ライターさん、いていいのかな……
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 30, 2018
初めての外注で、初めての応募がこの人
僕のイマジナリーフレンドじゃないですよ?
嘘松じゃないですからね僕。マジの話だからwww
こんな人がいるんだね、外注ライターさんの中にも
なんとか報酬アップで恩に報いたい!!!
その前に僕に稼がせてくれ…
もう、どうしたらいいのか分からないwww
続けてこうなった。
外注さんとは「良いお年を!」で綺麗に会話を終わらせたんですけど、その後アフィサイトをくまなくチェックしてくれたみたいで「ここの記述が間違ってます。修正してください。納品物が分かりにくかったかもしれないです。ごめんなさい」ってメール来たwww
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 31, 2018
完全にサービス残業してますわ、彼。 https://t.co/SbNc2vMJpP
しかも、アドブロック導入&トラッキングも防止して閲覧したんだってさ、こっちサイドの解析結果が狂わないように。
— コモリヤスハル (@yass_cample) December 31, 2018
やっぱりここまでハイスペックな外注ライターさんを低賃金で雇ってると、どこでどう裏切られ、悪意をぶつけられるのか恐怖しかないよね。
僕はどこで刈り取られるんだろうか......
こんなにいい人がいて良いのだろうか。
僕は怖い。
ネットに善人はいない。人のために動く人なんていない。誰かを無償で助けるなんてあり得ない。弱肉強食。盛者必衰。情けは人の為ならず(誤用)
せめてお金で報いることができればいいのだが、いまの僕にそんなお金は無い。
というか、僕がお金に困っているから外注ライター雇ってアフィサイトつくってるわけで。一体どうしたらいいんだ。
早く収益化に成功しないと、見捨てられてしまう。
せっかくいい外注ライターを見つけたのだから、逃したくない。
報酬が支払えなくなったので今月で契約終わりデースwww ってのが一番恥ずかしい。
頑張りたい。でもどうやって?