珍しくアフィリ塾やブログ飯サロンを擁護してみようと思います。
アフィリエイトの塾やプロブロガー養成サロンを擁護する
擁護する対象は特定の塾やサロンというより、塾やサロンでカネを取るという仕組み自体についてです。
結論から言うと、時間の節約になる「真っ当な」塾やサロンはあって良いと思います。
使う・使わないは個人の自由でしょう。
存在そのものを抹殺するのは無理ですし、無意味です。
サービスを利用する気のない、意識の高いお利巧さんな人が自分が傷つかない安全なところからガタガタガタガタ文句を言っても意味が無いのでやめたほうが良いと思います。
他人の商売を邪魔してる暇があるなら、自分の商売を伸ばしたほうが生産的です。
まあそんな人が自分の商売持ってるとは思えませんがw
もちろん中にはクソみたいなアフィ塾やうんちサロンはあります。
それはギルティ。
そんなゴミは原子に還元されるべきです。
が、それとこれはまた別の問題です。
この辺について、思うことがあってちょっとだけツイートしたのですが、140文字や連投の範囲ではうまく伝えられなかったので記事にして残しておこうと思います。
「時間を買う」という発想
塾とかサロンっていうのは、要は「時間を買う」ってことだと思います。
恐らく批判してる人は「時間を買う」という発想が無いか、そういう発想が無意識だから、塾とかサロンで儲けてる人も儲けさせてる人(塾生、サロンメンバー)も坊主憎い袈裟も憎いで全部気に入らないんだと思います。
だから批判しているのでしょう。
ただ塾もサロンも「時間を買う」という発想からすると、真っ当な仕組みであり、まともな商売と言えます。
(まともじゃないとすると運営者が邪悪ってこと。そいつがクズなだけであって業界そのものが悪とは限らない)
実は僕も最初はアフィ塾やブログ飯サロンに批判的でした。
だって、無料で儲かる情報がいくらでもネット上に転がっていてタダで入手できるのに、カネ取ってそれを教えるなんておかしいじゃないですか。
ぼったくりですよぼったくり。
でも今は違います。認識が変化しました。
それが「時間を買うってことなら、納得できるな」ということです。
これは学習塾や予備校と同じで、ダメな塾ももちろんありますが、カネを取って人にものを教えること自体は悪ではないということです。
趣味の教室も同じではないでしょうか。
やり方はいくらでも無料で手に入るのに、教える人がいて、それで飯を食っています。
実際にやってみると分かりますが、アフィやブログのマネタイズ・収益化はかなり時間がかかります。
初期投資をゼロ(ほぼ)でやろうとしているなら、なおさらです。
イメージとしては情報が「無料」な分、「時間」が多くかかってるって感じです。
効率が悪いとも言います。
特に初心者って自分のスタイルとか「型」がないから、Aさんの話を聞いてAというやり方を試してみたり、Bさんのやり方をマネして見たり、とあっちへふらふら、こっちへふらふら、としがちです。
これが「時間がかかる」正体です。
で、時間がかかる=いつまで経ってもお金にならない、商売にならない、と考えて挫折するのです。
しかも、いつかマネタイズがうまくいくという保証はどこにもありませんからね。
そんな不安を抱えて継続して取り組むなんて、意志が弱い人にはまず無理でしょう。
しかし、それを解決してくれるのが「塾」や「サロン」です。
本当に良い「先生役」というのは「再現性」のあることを教えてくれます。
再現性があるということは、誰がやっても同じ結果=カネになる方法ということです。
塾やサロンはそれを売っているのです。
最初から1つの方法が示されちれば迷うことなく取り組めます。
無駄に迷う時間をカットできます。
時間を買ったんですね。
ちゃんとお金になることを教えてもらったとすれば、塾やサロンに払ったお金はすぐに取り戻せるはずです。
早く収益化できれば早く元が取れますし、早く収益化できれば挫折するほど長い期間耐えることもないのでイージーモードでスタートできます。
もちろん、塾やサロンにお金を払うのがもったいない、とケチることも出来ます。
浮いたお金を自分の商売に投資することもできます。
ただ、冷静に考えなければならないのは「100円節約するために1,000円分のガソリンを使って遠くのスーパーの安売りに飛びついて無いか?」ということです。
近所のスーパーで買えば「500円」かもしれません。
400円損した気分になるかもしれませんが、400円得するために1,000円使うのはアホです。
そこら辺の損得勘定をしたうえで、サロンや塾を「利用」するという作戦は、大いにありだと思います。
投げ出すことが難しい環境づくり
あと塾やサロンに入って指導を受けると「逃げられない」環境づくりも出来ると思います。
副次的な効果かもしれませんが、これを目的に入塾する人もいます。
アフィは継続が命です。
継続できれば儲かる商売です。(詐欺みたいな話w)
どんなアホでも続ければ数万円程度には稼げる商売です。
数万円に達してない人は数年単位、数十年単位で取り組めばいつか儲かります。
じゃあどうして必ず儲かるのにみんなアフィやってないのかというと、めんどくさいからです。
続かないからです。
サボるからです。
人間はすぐサボります。
楽なほうへ、楽なほうへとすぐ逃げます。弱い生き物なんです。
青汁とストロングゼロが目の前にあったら、ストロングゼロ飲むでしょ?
そういうことです。
一番楽なのは何もしないことです。
新しいことを始めてもすぐやめて、結局もとに戻ります。
重ねて言いますが、人間は弱い生き物なのです。
でも同時に二十歳を超えて、いい年した大人ならば、それくらいのことは分かっていると思います。
だからこそ、あえてお金を払ってでも塾やサロンに所属し、絶対にサボれない環境に自らを置き、やり切る仕組みを自分でつくるのです。
本気の人はそこまでやります。
塾やサロンの存在意義はそこにあります。
自動車学校の合宿と同じですね。
べつに「ジガク(自動車学校)」なんて好きなときに行けばいいのに、案外だらけてしまって最後期限が切れるギリギリになって焦って集中して通う人とかいるじゃないですか。
あれと一緒ですよ。
「免許欲しいし、通う意思もあるんだけど、自由通学スタイルだと自分はたぶんダラダラしてしまうから、合宿して集中的に取ったほうがいいな」って考える人は少なくありません。
無能なようで有能。
無知の知、ならぬ無能の有能。
自由な通学が魅力の自動車学校業界でも、合宿免許スタイルがなくならない理由はここにあります。
アフィ塾もサロンもこれと同じで、お金を払ってしっかりと最後までやり遂げる環境を買うってことなんじゃないかな。
あと、ちょっと詳細忘れちゃったけど日経MJでライザップの記事があって、あれも似たようなこと言ってた気がする。
ダイエットのノウハウはいくらでも無料で手に入るけど、結局ひとりではやり遂げられない。
そこでライザップがパーソナルトレーナー付けてやることで、最後までやり遂げられるようにしてやる。そういう仕組みを作る。
ノウハウは陳腐なものばかりで、そこまで特別なものじゃないけど、ちゃんと結果にコミットする。
これがライザップのビジネスモデル。
情報そのものには価値がないんだよね。
あったとしてもかなり小さい。
だからそれをいかに組み合わせて、最適な時期に使うか。
これが肝。
自己流でやると時間はかかるし、無駄が多いし、ひとりでやり遂げるにはエネルギーがいる。
そこを解決するのが「塾」や「サロン」というわけ。
時間を買って、絶対にやり遂げられる環境に身を置くってこと。
まとめ
これでアフィ塾やサロンを擁護できただろうか。
繰り返しになるが、確かにぼったくりみたいなヤツはいる。
情報商材のクソ野郎だ。
そいつらは悪だから消えてほしい。
でもだからといって、塾とかサロンとか個人指導者や講師というビジネスそのものが悪ということにはならない。
ダメなサロンや塾を駆逐するためにも、自分もいつか塾やりたいね。
まあ出来るレベルに達するのがいつになるか分からないけどwww