もえろぐ

在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

「プロブロガー」になりたい人に捧げる提案/しばらく「複業」という形はどうでしょうか

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非常に「刺さる」いい記事を見つけました。

 

こちらです。

 

www.herawata.com


「ブログ収入で生きていきたい」「親に反対された」「とりあえず就職して様子見だ」という過程を追った記事です。

 

「なるほどねえ、うんうん、分かる分かる」と読んでたら

 

さらりと僕のツイートが引用されたのでびっくりしました。笑

 

恐縮です。

 

アンサー記事でも何でもないですが、記事を読んで思ったことを述べます。

 

筆者のわたMANさんだけでなく、「ブログ飯コース(新卒フリーランス)」と「普通に就職コース(社畜)」の間で悩んでいる人にとってアドバイスになれば幸いです。

 

老婆心ながら、「会社員やりながらブログを副業に」という道を提案をさせていただきます。

 

 

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1.目標は「ブログ飯」でよい

 

元になった記事にもありますが、

 

「好きなことをして生きていく」

 

このテーマ自体は大変すばらしいものです。

 

というか僕も目指すところなので、非常に共感します。

 

なので「好きなこと=ブログ」で「生きていく=飯を食う」というライフスタイルを目標とするところは、まったくその通りです。

 

目標はこれでいいのです。

 

あとはいつの段階で、どのレベルで実現するかという部分ですね。

 

以下色々話します。

 

2.親が反対するのは当然

 

問題は親ですね。

 

心配するのは親心として当然です。

 

特に日本の場合、まだまだ「新卒」が社会人の始まりといった文化が根強いです。

 

この新卒という「人生にとって非常に重要な時期」に「父ちゃん、母ちゃん、おいらプロブロガーになりたいねん」って言ったら、そりゃ「は?」ってなるのは当然の展開でしょう。

 

心配するからです。

 

よほど自由奔放な親御さんでない限り、「え? そうなの? じゃあ思うとおりにやってみなよ。応援するよ」とはすんなりならないと思います。

 

(とは言え、確かプロブロガーのあんちゃさんの親御さんの場合は、すんなりとOKしたような記憶があります。どの記事で読んだんだったかな…)

 

インターネットなり、ネットビジネスなり、アフィリエイトなりなんていうシステムは、まだ世の中に登場して歴史が浅いですからね。

 

普通に生活していて、その仕組み、ビジネスモデルを理解したうえで「ダメだ。反対だ」という人がそもそもいないと思います。

 

となれば「ネットビジネス=よく分からない=悪」と思われるのは当然ですし、まあ人生経験豊富な大人からすれば「無謀」とも思う「ビジョン」でしょう。

 

3.ブログ飯も不安定な商売だ

 

元記事にもありますが、会社員は安定ではありません。

 

その通りです。

 

一生安泰だと言える根拠はどこにもないからです。

 

経営不振になればリストラだってされるでしょう。

 

ひとつの会社に定年まで勤める保証もどこにもありません。

 

まさにその通り。

 

でも、それはブログ飯も同じことです。(改めて指摘するまでのことではありませんが)

 

むしろ僕はブログ飯のほうがもっと過激な不安定さだと思ってます。

 

たとえば最近話題になっている「美容・健康系」の「大規模順位変動」の話がまさにそれですよね。

 

たった一つのアフィリエイトブログが、運悪く「美容系」で、運悪くGoogleのアルゴリズムに「ダメサイト」認定されてしまった場合、

 

一夜にしてアフィリエイト報酬が発生しなくなることがあるわけです。

 

(経営が火の車のブラック企業だったらそういうこともあるかもしれませんが)もし普通の会社に勤めていれば、さすが近いうちに「潰れる」にしてももっと緩やかな死を迎えるはずです。

 

一夜にしてお給料がゼロということは無いでしょう。

 

でも、SEOハックに頼ったブログ飯ならそれがあり得ます。

 

これが怖い。ものすごく怖い。ビットコインの相場の乱高下並に怖い不安定さです。

 

あとこれはちょっと大げさですが、Googleだってただの民間企業です。なので、突然倒産して検索エンジンがこの世から消えてなくなるということもあるかもしれません。

 

無いとは言えませんよね。


トヨタが絶対潰れないとは言えないのと同じです。

 

結局のところ、社畜だったら生殺与奪を握っているのは勤め先の会社ですが、Googleに頼ったブログ飯をしていれば、またそれもGoogleという民間企業に生殺与奪を握られているのと同じことなのです。

 

確かにブログ飯(自営業、フリーランス)みたいな働き方のほうが、通勤時間がないですし、クソ上司もいないので「自由の幅」や「自由の質」の違いが、社畜と比べてありますが、どっちが安定かという基準では「どっちもどっち」だというのが僕の考えです。

 

4.結論:したたかに「複業」せよ

 

これも実は元記事にある通りなので支持したいのですが、

 

だからこそ「安定」的に収入を得る方策として「たくさん収入源を持つ」という方向性が正しいですね。

 

ブログから派生してメルマガ展開するとか、情報商材を売るとか、サロンをやるとか、有料会員制のファンコミュニティ作るとか、できるだけ検索エンジン1つに頼らない「集客方法(入口)」を増やすということです。

 

これならある日突然アルゴリズムが変わって、ブログやアフィリエイトサイトが壊滅しても、情報商材が売れ続けていて、サロン収入やファンコミュニティの会費が定期的に入ってくれば、建て直すことも可能です。

 

安定化、リスク低減ということですね。

 

そこで提案なのですが、こう考えてはいかがでしょう。

 

「会社員」もこの「メルマガ」とか「本の出版」と同じように、「派生」の一つだと考えるのです。

 

「会社員=メイン(本業)」で「ネットビジネス=サブ(副業)」ではなく、

 

「会社員」も「ブログ」も「メルマガ」も「note」も「サロン」も、どれも「複数ある収入源のひとつ(複業)」という考え方です。

 

本業と副業という2本の軸ではなく、たとえ1つ1つが細くても、毎月数千円の収入だったとしてもそれを10本、20本の勢いで束ねれば「月数万円」、「月数十万円」の収入を得ることだって可能です。

 

会社員として「給料」を得ながら、その「給料」でブログを育て、効率化し、時には記事を外注してCVアップやPV増を狙い、アフィリエイト収入を得る。

 

というようなお金の使いかたを、会社員という身分を最大限活用して、できるだけ長く続けるのです。

 

これが、したたかに「複業」の意味です。

 

いずれ「好きなことで生きていく」を実現するために、「会社員」である時間を将来的に、段階的に、減らしていけばいいと思います。

 

こう考えると「会社員」ってそれほど悪いものじゃないです。

 

あと実務的な話で言えば、ブログ飯をやるってことは「お金」関係を全部自分でやらなければならないのですが、「税金系」とか「社会保険系」の処理・手続きが自営業としては、なかなか面倒です。

 

確定申告とかクソみたいに手間がかかります。

 

あえて税理士を雇って外注してる人がたくさんいるくらいですから、その大変さが分かりますよね。

 

その点、会社員だと社会保険のことなど諸々は会社が勝手にやってくれるので、便利です。

 

ある意味、会社員という身分を持っていることで「税金」と「社会保険」のアウトソーシングをしているようなものなわけです。

 

複数の収入源を持つという意味でも「会社員&ブログビジネス(複業)」はおすすめですが、税金や保険関連のごたごたを押し付けるという意味でも「会社員&ブログビジネス」は最強だと思います。

 

それから、会社員のポジションを残しておけば、健康保険とか厚生年金の保険料の半額を会社に負担してもらえるので支払うお金と言う意味でも、かなりお得です。

 

さらに付け加えると、会社員は信用があるので「クレジットカード」や「自動車ローン」が組みやすいです。

 

クレカは複数枚所持して、「生活用」と「事業用」に使い分けて利用するのが便利なので、会社員のうちに複数枚使いやすいクレカをつくっておくのが吉です。

 

あとクルマをローンで買うなら、会社員のうちに、ということです。

 

いきなり新卒でフリーランスになると、悲しいかな、この辺が案外ネックになったりするので、会社員という立場を最大限利用するのがやっぱりおすすめです。

 

会社員の身分は可能な限り残しておいた方が得策ですね。

 

5.ただし「複業」の邪魔になるなら会社は辞めろ

 

ただし!

 

ブラック企業だったら即刻辞めてください!

 

ブラック企業は心を蝕み、思考力を低下させ追い詰めます。

 

百害あって一利なし。人生が狂います。即刻、退職しましょう。

 

入社時点でブラックというのは稀ですが、

 

入社後から数年かけてブラック化していくという不幸な展開はあり得る話です。

 

残業続きでブログのメンテがままならないとか、ツラい仕事のことで頭がいっぱいになって他のことがまるで手につかないとか、そういう状態になったら会社員であることが「複業」を邪魔しているので辞めたほうが良いです。

 

むろん、その時までに「ブログ飯」が可能なまでに収益が伸びていればいいのですが、もしそうでなければ、僕はそれでも「会社員」の身分にこだわり、やっぱり「次の会社」を探すのが良いと思います。

 

頭がおかしいブラック企業なら、何も考えずにすぐに辞めるべきなのですが、多少余裕があれば「転職先」を見つけてからブラック企業とはおさらばし、次の会社で粛々と「複業」がベストです。

 

ただ、その場合でもただの「転職活動」ではなくて、自分がそのとき考えたことをちゃんと文字にして、整理整頓して「コンテンツ化」すれば更なる収益につながると思います。

 

簡単に言うと「転職アフィにつながる記事の取材」だと思って、転職活動すればいいわけです。

 

転職ジャンルのアフィリエイトはレッドオーシャンですが、生の情報は「真実性」が必ず評価されてアクセスが集まるので、コンテンツ化にもってこいです。

 

ブロガーたる者、転んでもただでは起きない。

 

七転び八起きの精神が大切であります。

まとめ

 

元記事に「またいつか親を説得する日が来ると思います。」という言葉がありました。

 

これがまたカッコいいんだ。

 

いつかまたその日が来たら「説得」する覚悟がある、と。

 

若いっていいよね。ステキやん。

 

では、その時にはぜひ「実績」をもって、説得されるのがよろしいかと思います。

 

たとえば、親御さんに通帳を見せるわけですよ。

 

「振込元」の欄に「Google」とか「Amazon」とか「APS」とかの名前があって、毎月途切れることなく淡々と数万、数十万単位でお金が振り込まれている。

 

こういう「実績」を見せれば、「ブログで生計を立てるなんて無理だ! 絵空事だ!」という反論は潰せますよね。

 

目の前に「本当」という証拠があるわけですから。

 

でも、たぶん「こんなの今だけだ! 運がいいだけだ! そうに違いない!」って言われると思うので、ちゃんと将来的な計画とか、複数ある収入源の話とかも合わせてして、納得してもらうのが穏便ですね。

 

親心ですから、そこは喧嘩せず丁寧に説得しましょう。

 

心配なわけですよ、親は。

 

一応「年老いたらどうするんだ! 死ぬまでブログなんて書けないだろ!」とか言われる可能性もあるので、たとえばそうですねえ……

 

「ああ、それなら大丈夫。iDeCoも国民年金基金も入ってるし、付加保険料も払ってるよ。それから小規模企業共済も入ってるし、経営セーフティー保険も入ってるんだ。だから大丈夫。安心して。さらに言えば実は投資信託もやってるんだ。毎年200万くらい入ってくるから、最悪の事態にも備えてるよ」みたいなこと言えれば完璧ですね。

 

自分の老後の備えまで考えてるわけですから。

 

恐らくここまで言えれば、たぶん「しぶしぶ」とは言え、それ以上根拠のない反対は出来ないと思います。

 

アフィリエイトの仕組みについては、とりあえず親御さんも今回は納得したとのことだったので、あと足りないのは「実績」だけなんですよね。

 

「給料」みたいに「安定的」に「生活できるレベルの金額」が振り込まれてる証拠を見せれば一発でOKでしょう。

 

頑張ってください。

 

陰ながら応援してます。

 

5年前の自分にアドバイスするつもりで色々と長く書いちゃいましたが、とにかくワクワクしてますよ僕まで。笑

 

まったく自分に関係ない若者の話なのにねwww

 

ぜひ夢を叶えてください。

 

追伸:IT業界にいればさらに可能性が広がるなあ!

 

IT業界に就職される、とのことで詳細はもちろん知りませんが、IT系なら結構ブログを始め「ネットビジネス」との相性は抜群ですよね。

 

可能性を感じます。

 

就職される会社の主な業務がゴリゴリのプログラミングだとすれば、3年とか5年そこらでほぼマスターして、そのスキルを「webデザイナー」という形で「ひとのブログのデザイン」を考える商売に発展させられますし、WordPressのカスタマイズ代行やっても良いですよね。

 

追記:ご本人より「ガンガンプログラム書いていく系です」とコメントがありました。

 

もちろん、スキルを自分のブログ強化につかったり、専門アフィリエイトサイト構築に応用してもいいわけです。

 

あとプログラミングに特化して言えば、アプリをつくって儲けるとか、Webサービスを構築してブログ上でテストマーケティングしても良いですよね。

 

ITってだけで色々派生が考えられて、可能性が膨らみます。

 

ファイトだよ!

 

したたかに生きるのだ!