「ラブライブ!サンシャイン!!」というアニメが去年放送していたのですが「食わず嫌い」ならぬ「見ず嫌い」でした。
ふとした思い付きで最近すべて視聴したのですが、これが案外面白かった。
そこで僕の独断と偏見で思ったことをキャラ別に書き記しておきます。
以下、好きなキャラ順ということになりますが、べつに「好き⇔嫌い」ではありません。「大好き⇔好き」の順です。
したがって最下位のキャラが嫌いと言うわけではありません。
むしろ好きです。できることなら、ハグしよっ?
1.高海千歌
高坂穂乃果には及ばないものの、僕はそのガッツを評価したい。
やはり言い出しっぺは偉いのだ。
普通なところがいいよね。ある意味差別化されてる。
というか穂乃果が特におかしいだけだから気にするな。
過去記事に絡めて言えばあいつは「天才」だ。
あれはマネしてなれるもんじゃない。
だから千歌は正しい結論に至った。
それも1期の間に。お前は優秀だ。
2.黒澤ルビィ
かわいい。超かわいい。
リトルデーモン4号のくだりで完全にやられた。
一番小っちゃい悪魔のリトルデーモンになるにはどうしたらいいんですか?(迫真)
3.渡辺曜
完璧超人のまま終わるのかと思いきや、まさかの嫉妬ファイア(笑)
嘘だろ?曜ちゃん……。まさか千歌ちゃんに恋してるとは思わなかった。
公式でここまで濃厚なレズ展開をされると「さすがの俺でもマジ引くわー」と思うかと思ったけど、実際そんなことは無かった。
むしろ最高だぞ曜ちゃん。
今の気持ちを歌詞にしたらμ's越えのラブソングが出来るんじゃないかな。
後述のマリーに続く、僕の中の番狂わせ。
4.津島善子
矢澤系の色物として最初は見ていたが、案外いい子で笑った。
どうして時々中二病になるのかイマイチ腑に落ちない部分があるけど、まあそれはいいとして結構まともな性格の人物。ええやん。
矢澤の場合意識して、あえてああいう色物を演じているきらいがあるが、ヨハネの場合はどちらかというと「つい出ちゃう」感じかしら。
善子は髪の毛がサラサラしていて、好き。
あのお団子と合わせて好き。
5.国木田花丸
語尾の「ずら」が気に障るかと思ったが、案外気にならないものね。ふしぎ。
「おら」とかも、普通だよね。分かるあの感じ。「お国」の言葉が出ちゃうって言うの? 上手。自然な演技。
そして意外にも文学少女。
ルビィ加入に際して、自分はまた自分の殻に戻る感じは何というか「どこか達観してる」というか、「わたしの1票じゃ世の中変わらない」みたいな虚無というか、ニヒリズムというかそう言う印象を受けた。
優しい子なんだよこの子は!!!
キャラに意外性があって良かった。
6.桜内梨子
ラブアローネキ海未と違って、キャラが安定していた気がする。
最後まで美少女でいてくれてありがたい。美人だよね梨子ちゃんは。
曜ちゃんと泥沼の三角関係に突入しなかったのは梨子ちゃんの人徳のおかげ。
ありがとう梨子ちゃん。
繊細な音楽家な感じが好き。いいと思います。
7.小原鞠莉
見た目はエリチ! 中身はのんたん! その名もマリー!
みたいな感じかと思ったら、結構アツい性格だった。
情熱家、好き。
前半と後半で印象が大きく変わったのはこの人。ダークホースと言っていい。
もの凄い良くなった。可愛いというか、すごくいい人。
3年生トリオの中では一番好き。
ワシワシMAX担当していただけるなんて、ごちそうさまです!
8.黒澤ダイヤ
合宿回の振る舞いで分かった。
「(アイドル)やりたくてやりたくて仕方なかったんだね…(呆れ顔)」と。
でもあの振る舞いで、陰ながら千歌たちをアシストしていたなんて泣けるね。
3年生トリオの中でも仲裁役だったし。なかなかいい仕事するじゃないですかダイヤさん。
僕はもっと賢くてもよかったと思うけど、和解後のアホアホなダイヤさんも好きです。
果南とか梨子とかがいるから、まあ賢くなくてもいいや。
9.松浦果南
今回、一番損な役どころだったと思う。
色々と果南なりに考えての結論だったところとかもう涙なしには見られないよね。
しかも元リーダーでしょ? 諦めたあとも、微量に残った熱量を感じた。良い。
和解前も和解後も3年生以外に対しては、そこまで態度が変わって無かった気がする。安定していた。
総評
今作「ラブライブ!サンシャイン!!」は、前作である「ラブライブ!(第1期・第2期)」を再構成したら何が出来るか、という試みだと感じました。
この「再構成」は、前作とμ'sに対する最大のリスペクトであると同時に、前作ファンに対する挑戦だったと思います。
今作最大の魅力と考えたのは「3年生トリオの秘密」です。
ここに迫っていく過程が実に面白い。「続きが気になる」展開だったと思います。
前作にある要素を再構成して、これほど面白いシナリオに出来るのかと正直驚かされました。
あと、どうせなら「千歌」と「ダイヤ」でμ's論争すればよかったんじゃないかな。
「ラブライバー」同士の醜い言い争いとかあったら面白いよね。
穂乃果派(千歌)VS絵里派(ダイヤ)で、どっちが上か、どっちが可愛いか熱弁なんかする回があったら、相当気持ち悪いドルおたのそれで、でもそれはそれでアニオタからの好感度は爆上げだったかも。
全体を通して、要するに面白かったということです。
悪かったこと
3年生トリオの活躍が少ない
しいて挙げれば、3年生トリオの個性をもっと出したエピソードが見たかったです。
今作は第2期が近いうちに放送されるらしいので、この点に期待しています。
良かったこと
3年生トリオの「謎」に迫るサスペンス
やっぱこれですよ。
「3年生が何か隠している」というのは分かるけど、それが何か分からない。
この状態がストレスであり、スパイスでした。
そしてこの問題の核心に迫っていくストーリー展開がすごくサスペンスでスリリングですごく良かったと思います。
前作はその場その場の「問題解決」でしたが、今作は「謎解き」だったと思います。
これは前作には無い魅力だったと思います。
3年生トリオの固い絆
めちゃくちゃアツい。
友情というか絆です。2年間の空白をあっという間に埋めるあの感じ、好き。
前作では2年生トリオが一番好きですが、今作は3年生トリオが一番好きです。
そのほかのメンバーは「砂利」です。
この3人セットなら、正直千歌ちゃんを抜いてトップレベルで好きです。
3人のかつての活躍があったからこそ、物語の構造がすごく良くなってると思います。
μ'sリスペクト
序盤のストーリー展開、千歌の態度、言動を見ても分かるようにμ'sに対するリスペクトが随所に感じられました。
こういう作品だと思ってなかったので、すごく良かったと思います。
最後に:フクザツな心境
う~ん、どうしてもμ'sのことを引き合いに出してしまう。考えものだ。
μ'sと比べてしまう。
「ラブライブ!」という看板が付いている以上、当然比べるがどうしても前作の印象が強い。
純粋に「サンシャイン」を楽しみたいのだが、楽しめない気がしている。
こちらにもっと接する時間が長くなれば、心境にも変化があるのだろうか。
もっと曲を聞けばいいのだろうか。
悩んでいるのだが、未だにキャラ別に声が聞き取れない。
パートごとに誰が歌っているのか分からない。
これは相当なストレス。
誰か何とかしてください。