もえろぐ

在宅ワークで生きているアラサー男のブログ

アイディアって『組み合わせ』のバリエーションのことなんじゃないかな

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「アイディアとは組み合わせのバリエーションである」
ここ5年くらい考えていることです。僕の信念のようなものだと思います。

 

こういう観点を持っていると世界がまた変わって見えます。

 

今日はそのことについて説明していきます。
「せやな」と思ってもらえれば幸いです。

 

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マンガで分かる! スティーブ・ジョブズ

 

 

みなさんは小学生のころ、学校の図書室とか町の図書館に行ったことってありますか?
僕は陰キャ文学少年だったので、休み時間はよく図書室で過ごしてました。

 

その習慣がいまでも続いていて、たま~に気まぐれで図書館に行ったりします。
そして、先日見つけたのがこの本。

 

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そうです。
アップルやiPhoneでお馴染み「スティーブ・ジョブズ」氏です。

 

すごいですねえ、『ジョブズ』はもう歴史上の人物なんですねえ。
有名な戦国武将とかと同じ棚に並んでいたから、見つけたときちょっと笑いました。

 

さて、読んでみるとこれが面白い。
やっぱりキッズ向けなのですごく分かりやすく書かれています。
しかも、飽きない程度に簡潔にまとめられている。

 

ざっくりジョブズについて知るには十分な文献です。おすすめします。
(しかも漫画だから楽しい!)

 

立ち読み程度の軽い気持ちで手に取ったのですが、面白かったので椅子に腰かけてじっくり読んでしまいました。

 

物語はジョブズの生い立ちから始まるのですが、後半はアップル主力製品にまつわる様々なエピソードで構成されています。

 

中でも僕が個人的に印象的だったのは「美しいデザインを家電に見出した話」の話です。

 

美しいデザインを家電に見出した話

 

 

ジョブズが「パソコンの中身」を作った

仲間が「パソコンの外側(ケース)」を作った。

でも、出来上がったケースは「クソダサデザイン」だった。

困ったジョブズは「何か美しいザインはないか」と考えていた。

ジョブズが家電量販店をぶらぶらしているとき「フードプロセッサー」を見て「これだ!」と思った。

初代Macintosh爆誕

 

この話の面白かったところは、パソコンとは全く関係ない他業種のフツーの製品を見て美しいデザインを思いついたところです。

 

他社製パソコンのデザインをパクったという話ではなく、他業種の家電製品からヒントを得たというところがミソですね。

 

ジョブズもし、まったく同じデザインのフードプロセッサーを販売していたら、それはただの「泥棒」です。

 

しかし、ジョブズはこの「デザイン」を彼なりにアレンジして、パソコンのデザインに採用しました。そしてこのデザインが「洗練されたデザインのアップル」という「ブランド」、つまり新しい価値を生み出したということです。

 

「かっこいいデザイン」×「PC」=大成功(圧倒的な差別化)
「かっこいいデザイン」×「フードプロセッサー」=普通(他社の製品と圧倒的な差別化にはならない)

 

つまり「アイディア(デザイン)」を生かすも殺すもその人の発想次第、組み合わせ次第ということです。

 

あのときジョブズが「このデザイン、パソコンに使えないかな」と思ったからこそ、新しい価値が生まれました。

 

ソニーがiPhoneをつくれなかった理由

 

 

あとこの話も僕は好きです。

 

ちょっと古い話になりますがこんな話をご存知でしょうか。
「ソニーがiPhoneをつくれなかったのはなぜか」という話です。

 

もちろん、結果論ですので「これだ!」というものはありません。
理由が1つとも言い切れないでしょう。

 

しかし僕が「なるほどな!」と思った見解があって、それは「iPhoneにはそれほど驚くべき技術は使われていない。ソニーが持っている技術を結集すればiPhoneを作り出すことだって十分可能だった。しかし、ソニーはガラケーではないものは作れなかった」というものです。

 

iPhoneが発売されたのは2007年です。
市場を日本に限れば、時代は「ガラケー」全盛期です。

 

各社が携帯電話の「小型化」、「多機能化」、「高機能化」を競っていました。
そこにまさかの「iPhone」です。

 

「こんなwww でかい画面流行らねえよwww え?www フタ無いのwwwwwwwwww」

 

誰もがそう思いました。
それから10年。時代はiPhoneです。


アンドロイドなんてものはしょせん後発です。iPhoneのパチもんに過ぎません。

 

ここで大事なのは、やはり「組み合わせ」です。

 

例えばiPhoneには「A」と「B」と「C」という技術が必要だったとしましょう。

 

ソニーは「A」、「B」、「C」という技術を持っています。
それぞれ「A」と「B」と「C」という製品に使っています。

 

ここで、自然発生的に「iPhone」が出来上がるでしょうか。
出来ません。なぜなら「iPhone」という製品をイメージできる人がいないからです。

 

「うーん、こういう製品があったら便利だなあ……」
「え? Aという技術がうちにあるの? すごいよそれ! 使えるよ!」
「え!? Bって技術も! すごいじゃん!」
「あとはCだな。でもこれは昔コケたDという技術の応用だな。あれ、意外と簡単じゃね?」

 

大事なのは「組み合わせ」です。
組み合わせる人です。

 

「こういうの!(目標)」があって初めて既存の技術が生きるのです。
「技術」がその辺に転がっていても自然発生的に新しいものは生まれません。

 

しかし、面白いのは「既存の技術」の組み合わせというところです。
なにも「0から1」を、「無から有」を生み出したわけじゃないのです。

 

ですから、何度も言いますが「組み合わせ」なのです。
「A」と「B」と「C」を見て「iPhone」を作ろうと思う発想です。

まとめ

 

 

議論がとっちらかっちゃったので、まとめますね。
要するに僕が言いたいことは、冒頭述べた「アイディアって組み合わせだよね」ということです。

 

こういう風に考えると、ちょっとわくわくしませんかね?
だってこの世界のどこかに必ず、「スマホ」の次の時代のヒントが眠っているということなんですから。

 

スマホも必ず廃れます。
ツイッターもインスタも必ず消えてなくなります。過疎ります。

 

それは歴史が証明しています。
ガラケーの時代にスマホ時代の到来は予測出来たでしょうか?

 

スマホの次に何が流行るのか、なにがインフラになるのかは分かりません。
ブロックチェーンかもしれません。フィンテック的な何かかもしれません。

 

しかし、スマホが落ち目になる時代が必ず来る、ということは分かります。
ガラケーと同じ運命をたどります。

 

でも次の時代のアイディアは、この世界のどこかにいる天才が突然思いつくわけではありません。必要なのは「組み合わせ」です。既存のものなのです。

 

別々のものを見て「ひらめける」力、それが新しい時代をつくります。
これからはぜひそういった視点で世界を観察してみてください。

 

次の時代のヒントが見つかるはずです。石ころのように転がっているはずです。
必ず見つかります。私たちが気づかないだけなのですから。