友達が帰省で北海道に帰ってくるたびに「会社に持っていくお土産で、何かいいのない?」って聞いてきます。
そこで僕がよく推してるのが「白い恋人」。北海道の銘菓ですね。でも意外と「白い恋人」のことを知らなかったので、この際サクッとまとめてみました。
北海道のお土産として定番の「白い恋人」
「白い恋人」は1976年に発売されました。ものすごいロングセラーのお菓子ですよね~。
2016年に40周年を迎えたことを記念して、特設サイトが公開されています。
サイト内で「『白い恋人』誕生秘話」が紹介されていました。これが面白かったです。まだ読まれていない方はぜひ!
「白い恋人」には元となるお菓子があり、その名を「シェルター」と言います。
1976年(昭和51年)に発売されたお菓子です。発売5年前の1971年に開業した「札幌市営地下鉄」を記念して作られたもの、とのこと。なるほど「シェルター」=「地下鉄」ってことですね。
▼「シェルター」
この「シェルター」というお菓子は要するに「クッキー」です。特に「ラング・ド・シャ・クッキー」と呼ばれるものなんだとか。
ラング・ド・シャ(langue de chat)とは、フランス語で「猫の舌」を意味します。
薄く伸ばした形で、軽い焼き上がりになることから「猫の舌」に例えられたんですね。
ラングドシャって言われるとさっぱり分からないけど、見せられると「あ! 知ってる!」ってなるやつだよね。分かるわ。
▼「白い恋人」は薄くて平べったい四角形
引用:白い恋人 - 石屋製菓
で、このラング・ド・シャ・クッキー「シェルター」が販売されたわけですが評判が思いのほか良かったらしいです。
このことを受け、当時の石水専務は「さらにホワイトチョコレートを組み合わせてはどうだろう」とひらめいたそうです。ここから「白い恋人」開発が始まったんですね~。
「白い恋人」の名付け親は、創業者の石水幸安氏。
自身が「歩くスキー」を楽しんだ後で、ふと空から舞い落ちる雪を見た際「白い恋人たちが降ってきたよ」とつぶやいた、これが命名のヒントとなりました。
ロマンチックやん!笑い
あと、私は知らなかったんですけどこの「白い恋人」に使用している小麦粉は「100%北海道産」なんだとか。
完全に「道産オンリー」に切り替わったのは2012年と意外と最近。味を変えずにこのクッキーの主原料となる「小麦」を切り替えには並々ならぬ努力があったみたいですね。
相当苦労したようで、石屋製菓はこの2012年が「白い恋人」の「再デビュー」の年と位置付けています。
まとめ
よく見かけるお菓子、定番のお菓子にも色々あったんだなあって思いました!
▼「白い恋人」には、丸い形もある
引用:白い恋人 - 石屋製菓