オリンピック、盛り上がってますね。
連日、オリンピック関連の報道がなされていて疑問に思ったのは、「あの巨像は何なのか」ということ。サッカーのワールドカップでもよく見ていたのにもかかわらず、今日は特に気になりました。顎が。
引用:http://ryoko-tatsujin.net/southamerica/14547/
「コルコバードのキリスト像」っていうらしいですね。
1931年完成。比較的新しい。
▼参考サイト
「でっかい像」と言えば、僕の中ではニューヨークの「自由の女神像」くらいしか思い出せませんが、あちらは1886年完成。結構古いっすね。キリスト像のほうが新しいのか?
で、今日、どうしても気になって気になったのが、コルコバードのキリスト像の「顎」
引用:http://www.kotaro269.com/articles/38712.html
見ました?www
顎wwwwwwwww
長げえよwwwwwww顎wwwwwwwwwwwww
学園ハンサムかよwwwwwwwwwwwwwwwwww
笑わせんなやwwwww
林野くんかよwwwwwwwwwwww顎キャラwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
▼林野まさと(おジャ魔女どれみ)
引用:http://www.toei-anim.co.jp/tv/doremi_m/chara/51002.html
ツボちゃったよwwwwwwwwwwwwwwwww
キリストの顔について深読みしてみた
「何なんだよwwwこの顎www」ということで、少し調べてみました。
下記、サイトを参考にさせていただきました。
初期キリストの顔
どうやら「初期キリスト教美術」という言葉があるようで、
つまり「イエス・キリストは、どのように描かれてきたか」を考える学問のことです。
で、初期キリスト教において、キリストがどんな顔をしていたかというと「普通の顔」。パッと見は「古代ローマの哲学者」みたいな恰好をしていたようです。ローマの哲学者って言ってわかりますかね? なんというか、テルマエ・ロマエの阿部ちゃんみたいな感じですね。絨毯を体巻き付けたような例のあれです。
「キリスト教」が出来る前後の時代なので、当時の感覚からいって「すげー人」=「哲学者」のイメージだったのかもしれません。
キリストの面長化と顎長化
その後、キリスト教が広まっていく過程で「現実的な描写(哲学者っぽい恰好)」より「物語性(すごいことした人)」とか「イメージ(聖人)」を重視しました。そのような意味で「キリスト」が描かれてきた結果、「面長」という要素が加わりました。
面長のイメージとは、思慮深さです。
温厚で優しい性格。そんな感じです。
そして「面長」を激しく強調すると「顎長」になりました。
本当のキリストの顔
でも本当のキリストはどんな顔をしていたのでしょう。
だって、前に述べたようにイメージが先行してますからね。気になります。
そんな疑問に応えるべく、イギリスの法医学者リチャード・ニーブという人がキリストの顔を復元しました。
▼復元作業
引用:Jesus Christ's 'face' recreated using Semite skulls by Richard Neave | Daily Mail Online
そのキリストの顔がこちら。
▼キリストの本当の顔(イメージ)
誰やねんwww
まあ、普通にアラブ人ですね。
でもこれじゃあ「すごさ・偉大さ」がいまいちですよね。そういうわけで、キリスト教が広まっていく過程で面長・顎長になったと。そういうわけですね。
まとめ
キリスト像の顎の長さは、キリストの「すごさ」を表現しています。テレビに映るたびに偉大さを感じ取ってください!