もえろぐ

仮想通貨からアウトドア、家電まで! 男のエンタメブログ!

石油ストーブと灯油ストーブの違い/「石油ストーブ」は「石炭」との違いを強調するための言いかた


スポンサーリンク


Q&Aで分かる「石油ストーブ」と「灯油ストーブ」の違い

 

Q.「石油ストーブ」と「灯油ストーブ」は同じもの?

 

A.そうです。同じものです。違いはありません。

 

Q.「灯油ストーブ」と言ったほうが正しいのでは?

 

A.その通り。確かに「灯油ストーブ」のほうが正しいです。

 

Q.なぜ「石油ストーブ」と言うの?

 

A.石炭ストーブとの違いを強調した名残りです。

 

 

「石油ストーブ」と「灯油ストーブ」の違い|詳しい解説

 

f:id:cample-hq:20180114181846j:plain

 

1960年代に日本国内の燃料の主役は「石炭」から「石油」に変わりました。

 

これを「エネルギー革命」と言います。

 

具体的には1962年の「石油の輸入自由化」をきっかけに、安い石油が日本にたくさん入ってくるようになりました。

 

そこから安価で熱効率の良い「石油」がエネルギー・燃料の主役になっていったです。

 

また、エネルギー革命と同時に海外から安い石炭も入ってくるようになりました。

 

これで日本国内の石炭はますます生産されなくなり、人々の間でも使われないようになったのです。

 

このようなエネルギー革命を背景に、民間で使われるストーブの燃料も徐々に「石炭」から「灯油」へと切り替わっていきました。

 

「ダルマストーブ(石炭ストーブ)」が姿を消していくのはこの頃からです。

 

f:id:cample-hq:20180114181918j:plain

 

「灯油ストーブ」が普及するにあたり、従来から馴染みがあった「石炭」との違いが人々の間で意識されました。

 

その結果、石炭との違いが特に強調され「石炭ストーブ」に代わる「石油ストーブ」という呼び名が一般的になっていくのです。

 

それが今でも残っていて、私たちは「石油ストーブ」と呼び続けているのです。

 

つまりその頃からの「名残り」なんですね。

 

ただし、みなさんご存知の通り石油ストーブに使う燃料は「灯油」です。

 

正しくは「灯油ストーブ」と言うべきなのです。

 

しかし、一般家庭のストーブに使う石油と言えば「灯油」しかないので、普通「石油ストーブ」と言えば「灯油ストーブ」しかないのもまた事実です。

 

よって、「石油=灯油」と無意識に変換していることになります。

 

※一部の地域では「軽油ボイラー」が使われているので、これも「石油ストーブ」と言えなくもないですが……。

 

石油と灯油の違い|灯油は石油の一種である

 

f:id:cample-hq:20180114181958j:plain

 

「石油」と「灯油」の違いについても説明します。

 

結論から言うと

 

  • 「石油」=天然ガス、ガソリン、灯油、軽油、重油などをすべてまとめた言い方。「石油」は広い意味。

 

  • 「灯油」=石油から抽出される燃料のひとつ。「灯油」は狭い意味。

 

要するに、灯油は石油の中の一つってことですね。

 

石油の意味は広いので、クルマに入れるガソリンも石油だし、トラックに使う軽油だって石油です。

 

油田からドロドロの油を取り出し、不純物をある程度取り除いたものが原油。

 

その原油から精製する石油製品の一つが石油ってわけです。

 

そしてその石油にも種類があって、ぜんぶ沸点で分類できます。

 

沸点が低い順=蒸発しやすい順に並べると次の通り。

 

  1. 天然ガス
  2. ガソリン
  3. 灯油
  4. 軽油
  5. 重油

 

これらはぜんぶ石油です。

 

この中でも特に家庭用のストーブに使われているのが「灯油」というわけ。

 

石炭との違いを強調するために、灯油のことを「石油」としてちょっと「大げさ」な言いかたをしていることになります。

 

例えるなら、ヒレ肩ロースバラトンビハツレバーミノサガリタンハラミも全部「牛肉」って言ってるようなもんです。

 

たしかに間違ってはいません。

 

ヒレもタンも「牛肉」です。

 

しかしそれではあまりに雑。ちょっと意味が広すぎますよね。

 

これと同じことが「石油」と「灯油」の関係にも言えるのです。

 

「石油」は広い言いかたなのです。

 

「石油」と「灯油」の大小関係について、お分かりいただけたでしょうか。

 

まとめ

 

f:id:cample-hq:20180114182153j:plain

 

  • 「石油ストーブ」と「灯油ストーブ」は同じものである。
  • 灯油が燃料なのに「石油ストーブ」と言うのは「石炭ストーブ」との違いを強調した昔からの名残り。
  • 石油には「天然ガス、ガソリン、灯油、軽油、重油」などたくさんの種類がある。全部まとめて石油と言う。
  • 灯油は石油の一種である。したがって「石油ストーブ」という言い方も間違いではない。
  • ただし「石油ストーブ」だからといって「ガソリンや軽油(石油の一種)」を使うと火災の原因になるので絶対にやってはいけない。
  • 「石油ストーブ」には「灯油」しか使えない。注意してほしい。