もえろぐ

実家暮らしの20代独身男が今期アニメを面白おかしく解説するブログ。ときどき日記を書きます。

一騎打ち! 駆逐艦VS潜水艦|映画『眼下の敵』の感想/さすが潜水艦映画の古典だけある良作だ


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今日は映画『眼下の敵』を見ました。
自分の記録がてら感想をまとめておきますね。
 
ぼく好きなんですよね~、潜水艦映画。
だって男のロマンじゃないですか! 潜水艦って!(熱弁)

 

潜水艦映画の古典『眼下の敵』感想

 

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潜水艦映画の魅力:ターン制と密室劇

 
潜水艦映画とは文字通り「潜水艦の戦い」「潜水艦の中の生活」を描くものです。
そして潜水艦を「いかにカッコよく映すか」がテーマなわけです。
 
あと僕がこの潜水艦映画に注目しているのは「密室劇」が面白いからとも言えます。
 
遠く離れたところにいる「見えない敵」をソナーでキャッチ、自分たちがキャッチしたということは相手もきっと自分たちの存在に気づいているだろう......。
 
ということで、ちょっと針路を変えてみて敵の反応をうかがう。
お、動きは無しか。
 
「しめしめ、追ってこないようだな。馬鹿め」
でもそれは敵の罠で……。
 
みたいな、こういうところが好き!
しかもこの間ダイナミックな映像はほとんどないんですよ。
艦橋しか映らない。密室劇。
 
映ってるのは小汚いおっさん! 汗! 油! イケボの野郎ども!wwwwww

これですよ! これこれ。これが潜水艦映画!
 
狭いし、暑いし、臭いし、汚いし。まさに男の一人暮らし、そのものじゃないですか!
共感を覚えますよええ!笑
 
このように、対立する国同士の艦長がまるで「ターン制ゲーム」のようにお互い一手一手確実に相手を追い詰めていくという「心理戦」が潜水艦映画の魅力です。
 

『眼下の敵』の魅力:ラストの『ヒューマニズム』にあり

 
さて、今回見た「眼下の敵」ですが、これは潜水艦映画の古典みたいな映画です。
なぜ古典かというと、この映画より後につくられた「潜水艦映画」には結構この「眼下の敵」に似たシーンが色々と出てくるからです。
 
だから潜水艦映画が好きな人はこれを見ておかないと「あ! これ眼下の敵でやったやつだ!」とニヤニヤできません。ここテストに出ます。必ず見るようにしましょう。
 

ストーリー:無能呼ばわりされるアメリカ艦長

 
ストーリーの大まかな流れだけでも書いておきますね。
ネタバレになるかもしれませんが、細かい展開は書いてないので大丈夫なはず!
 
アメリカの駆逐艦とドイツの潜水艦(Uボート)がお互いの存在をキャッチ

「絶対に捕まえたいアメリカ駆逐艦」VS「絶対に逃げたいドイツ潜水艦」開始

逃げるドイツ潜水艦。追うアメリカ駆逐艦。両者、近づいたり離れたり。

そしてラストは一騎打ちへ
 
大体こんな感じ。
面白いのはアメリカ側では最初「うちの艦長は無能だ」みたいにひどい言われようをされているところです。
 
でもドイツの潜水艦を見つけてからの初動、そしてそれに続くファーストコンタクトでアメリカ側の駆逐艦艦長の有能さがはっきりします。
 
そこでみんなが「しゅ、しゅごいぃぃぃぃ!!!」って艦長を見直すところがいいね。手のひらクルックルやでしかしwww
 

やっぱりいいぞ! ターン制

 
この映画は1時間30分くらいの長さです。
冒頭8分くらいは、設定の説明。登場人物とか状況、あと艦長は無能って話が続きます。
 
動きがあるのは10分以降。
アメリカ側が敵(ドイツ潜水艦)の存在をキャッチして物語が動き始めます。
 
以降はアメリカ側はドイツ側をずっと追いかけます。
気付かれないようにそっと近づき、嫌がらせをしてすぐ離れる。
ラスト付近の一騎打ちまでこれを繰り返します。
 
で、両方の艦長が有能なので1つ1つの行動に「理由」があるのがいい!
いるじゃないですか、無能な上司。たいした理由も無いのに指示だけしてくるヤツ。
死ねって感じですよね。これがこの映画には無いんですね。ストレスフリーです。
 
この映画に出てくる艦長は、お互い性格は違えどやっぱ有能です。
時に強く指示することもあるけどきちんと理由があって指示するので納得できますよね。
 
アメリカが攻撃したら、ドイツが防御する。
次はドイツが攻撃して、アメリカが防御する。
攻防が繰り返される。
 
ターン制のように攻撃と防御を繰り返し見せていくのが良いと思います。
ごちゃごちゃしてなくて見やすいです。
 

最大の魅力は! ラスト20分の『ヒューマニズム』

 
まあ何だかんだ色々あって、最後は一騎打ちです。
逃げる方と追いかける方がいたら、そりゃ最後は一騎打ちですよ。
 
中盤に何があったのかは映画見てください。
 
一騎打ちはラスト20分で描かれます。
ほんとに最後の最後なんだけど、ここが良いんだよね。
 
なんと言っても最後はみんな助け合うんだ。アメリカもドイツも関係ない。
アメリカとドイツ、敵と味方最後は無くなる。
ここが実に素晴らしい。しんみりしちゃうよね。
 
実は、この映画に出てくる艦長はどちらも戦争があまり好きじゃない。
 
「戦争は嫌いだけど、任務として遂行する」
「人殺しなんてしたくないけど、任務のためにはやらざるを得ない」
 
こういう気分で戦ってるわけ。戦いで負けないくせに。
アニメ「銀河英雄伝説」でいうところの「ヤン・ウェンリー元帥」かな。
 
「自分が大量殺戮者であるという意識に苛まれつつも必死に戦い、戦闘の中で死んでいった仲間たちのことに胸を痛めつつも個人としての幸せを求め、それに苦悩し、それでも愛する人と自分の国を守るため勝利を求める」
 
こういう、まさに「厭戦気分」がこの『眼下の敵』に出てくる2人(艦長ら)の心の中に常に横たわってる。

でもだからこそ、この殺戮の最中でも最後は人助けができるんだ。
戦いが終わればノーサイド。この割り切りがいいよね。
 
結局、人を憎んでいるわけではないってことだよな。
アメリカとドイツという「チーム」に分かれているから今は戦うけど、勝敗が決したあと、お互い戦う武器が無くなった後はそれ以上殺し合う理由がなくなる。
 
ゲームが終われば、プレイヤー(軍人)からただの1人の人間に戻る。
これが最後に描かれるんだ。
 
『眼下の敵』は、ここが素晴らしいと思う。
ドンパチやって派手なだけじゃなく、うまいまとめ方なんだよなあ。


残念なところ:ドイツ人が英語しゃべってる

 
まあ、しいて挙げれば程度のものですがね。
やっぱ「ドイツ人にはドイツ語を喋ってほしかった」って思いがあります。
ドイツ人も英語で話してるんですよねー。

 
日本語吹き替え版なら大して気になりませんが、日本語字幕で見ちゃうとやっぱ気になりますよね。
 
べつに英語もドイツ語も分かりませんが、ほら雰囲気違うじゃないですかドイツ語って。だから雰囲気出すならドイツ語なんですよ。
 
あるシーンでアメリカ人がドイツ人に話しかけるんですが、そのとき「英語は分かるか?」って言うんです。でも「最初からどっちも英語話してるやんけ!」って気持ちになっちゃうんですよねー。
 
まあ考え過ぎなんですが。
ストーリーには全く関係ないので、ほとんど無視していい「悪い点」ですね。
 
せっかく見るなら、日本語吹き替え版でどうぞ。ブルーレイに収録されてます。
 

まとめ:薄汚れたおっさんども! 潜水艦は、いいぞ。

 
潜水艦映画、みてください。

ゴールデンウィーク暇ですよね?
じゃあ映画見よ! 映画。

特に潜水艦映画がおすすめ!
狭いし、暑いし、臭いし、汚いし。まさに男の一人暮らし! 最高!

女っ気も無いから、超絶気楽だぜ!
飾らなくてもいいもんね。ありのまま大事!
 
潜水艦は、いいぞ。